2012/10/06

アリさんマークの引越社

今回の引越しを頼んだのは、アリさんマークでおなじみの「引越社」にしたのだが、他の引越し業者にしたときにはどうだったのかというのは比較ができないので、コメントができない。ただ、今回頼んだ引越社の仕事っぷりについてはレポートができるので、それをありのまま記載したいと思う。

今回はこの引越し業者に頼んだのは①引越し荷物の梱包②引越し後の開梱③不要家具類の廃棄④詰め込み用ダンボールを好きなだけというものだった。①と②は実はセットメニュの1つのようで、いわゆる「おまかせパック」というやつである。業者から女性がやってきて、あらゆるものを引越し用のダンボールに詰め込みをする。そして、男衆が詰め込まれたダンボールと家具類をトラックに載せて引越し場所に移動する。そして移動場所では、運んだ荷物を家に入れる。最後にまた女性がやってきて開梱をし、棚などに詰め込みをするというものである。③の不要家具の廃棄は、最初は要らないものは特定できていたのだが、引越しの準備をしていくと、徐々に要らないものがもっとあるということがわかってきて、最終的には部屋1個分になるくらいの要らないものが出てきたことになる。④のダンボールはもともと契約したときに本来ならば何枚かまでは無料ということだったのだが、最終的には全部無料にしてもらった。でも、全部で大小のダンボールをあわせて100個以上になったので、引越し業者もさすがに「これは多いですね」と吃驚したくらいだったのだが、それも全部無料にしてくれたのは嬉しい。もちろん、余った場合には全部引き取ってくれるのでそれは便利だ。また、引越し先でも開梱を頼んでいるので、そのときに出てくるダンボールは引越し業者がそのまま引き取ってくれるので、後処理がとても楽だった。

家具類を除くと、全部で詰め込みダンボールが100個以上になったことは、引越し先に移動したときに、最初の夜はそこで寝るのがとても困難だった。なにしろ、ありとあらゆる場所にダンボールがタワーのように積まれていたわけで、そのときに、これを全部本当に開梱をできるのかというのはとてもじゃないが、業者に任せないと1日では絶対に終わらないなとは思った。1日で梱包および開梱をしてくれたのはとても助かったのであるが、あらゆるものをただ詰めるだけの作業を行っている業者にとっては、引越し先で、どこに何を詰められたのかをあとから発掘作業をしなければならない結果になったので、手間を考えるとこれが正しいものだったのかどうかはよくわからない。業者のひとの作業をすべて把握しながら、「あれはそこ、それはそこ」と指示できればいいのだが、体1つではさすがにそれを指示できるほどの余裕は無い。大枠として、大きなものをどこにどのくらい互いに離して設置するかとかそういう支持はまだダンボールがないときにはできるけど、ダンボールタワーになっているときには、もうダンボールをどかさないと収納できないところに場所に指示するのは結構大変である。いちおう業者の女性のなかでも、こうしたほうが使いやすいだろうということを考えて収納してくれるひともいたが、服系統を担当したひとは本当に適当に収納したから、あとから夏服どこだっけとか冬服どこだっけというようなことを個別に探すのが本当に大変だった。
廃棄物の問題として、本来ならは退居する家が市などの指定袋を利用したり、有料の廃品回収を利用して処分をしなければいけないのだが、最初はいくつかそれを利用した。しかし、引越しの片づけをしていけばいくほど、余計なものが出てきて、それをどう処分したら良いのかというのは、梱包や仕分けをするのに時間をかけなければいけないときには、後回しになってしまう。そうなると、最終的に後回しにしたものばっかりが別室に山積みになってしまうわけである。山積みになったものは全部要らないのだが、それを公共の廃品回収に廻した場合、一度にもって行ってくれる量が決まっているし、金もめちゃくちゃそれなりに掛かる。困ったなーとおもっていたところに、引越社のかたたちが「じゃ、もっていきましょうか?」と言ってくれたのは非常に助かった。本来なら数ヶ月かけて廃品回収でしょりしなければならないものを全部もって行ってくれたのである。当初の金額内にはもちろん入っていない想定外の量になってしまったのだが、それも処理してくれたのはありがたかった。しかしながら、あとからやっぱりまだ廃品にするべき物品が出てくるのである。例えば、ベランダにあった植木や、要らなくなった本棚の棚セットとか。こういうのはあとから追加料金として、かなりとられるだろうとおもったのだが、追加としてお願いをしてみた。が、すごーーーーく良心的な値段で処理をしてくれたのは大変、本当に、大変助かった。ありがとう引越社のかたたち。本来ならブロックと土については再生ができないので、引越社のほうでも処理ができないらしい。が、あまりにも困った顔をしていたのかもしれないのだが、それを見かねて「もう全部やりますよ」と引き受けてくれた。なので、最初は提示された価格で払おうとおもったのだが、もう面倒くさくなったので、その倍は一応払うことにした。それでも、一般的な廃品回収に廻した場合は、それよりも数十倍の値段がかかるのはわかっていたから、金額の差を考えるとお徳だと考えたわけだ。

それにしても、引越し業者の人たちはどこまでが社員でどこまでがバイトなのかというのは、なかなか本性が分からない。引越社の場合はどうなのか、うちにやってきたひとたちに聞いて見たところ、ほとんどが社員の人らしい。重い荷物を運ぶにはそれなりに体力が必要だし、技術も必要だったりするのだが、体力馬鹿ではこの仕事ができず、お客様のために丁寧な仕事をするというためには社員じゃないと、それはできないのだというのがモットーらしい。この心意気は吃驚した。てっきり現場監督あたりが社員で、あとは全部バイトだとおもっていたのにも関わらずである。ただ、全員が社員かというとそうじゃないらしい。バイトにはバイトしかさせない範囲があるらしく、それは社員と同じことをさせることは無いらしい。それは良いとしても、男衆の体力はハンパないものだというのは改めて感じた。なにしろ、書籍が箱一杯になっていて、1個でも持ち上げるのにひーひー言うところを、彼らは平気で2個は軽々と持ち上げて運んでいく。素人ではそんなのは持った途端に腰を痛めて、もう動けませんって言うことになりえなくも無い。「すごいですねー」と聞いて見たところ「2個ずつ運ばないと、時間がかかってしかたないですから」という返答なのだが、そういう問題なのか?と思ったが、マンションのような場所だと、1個ずつ運ぶと確かに時間ばっかりがかかって仕方ない。うちのような書籍がめちゃくちゃ多い家の場合には、箱としてはそんなに大きいわけじゃないのに、ほとんどみっちり入っている箱を何十箱も持っていくのは実は結構大変なんだと思っている。

そんな重い荷物をせっせと運ぶ引越し業者のひとたちのふくらはぎの発達と言ったら、そりゃぁもうレスリングでもやっているかのように、すごい筋肉が発達していたのには驚いた。それくらいの筋肉が無いとあの荷物や箪笥を軽々と持ち上げることは出来ないんだろう。一時期「佐川男子」という佐川急便の配達員の写真集がバカ売れしたが、あんなもん誰が買うんだろうと思っていたところ、確かにこういう写真集がゲイのひとを中心に流行ったのは分からなくも無い。あぁいうやからは顔よりも体型とか体つきとかのほうに興味があるようなので、そう考えると密かに買っているのはわかる。

もうひとつ引越社にお願いして吃驚したことがある。それは何度か引越しをお願いした過去の経験からによると、引越し業者の人が定期的に休憩をとるのはいいとしても、そのときに、引越しを頼んだ側、つまり自分たち側が引っ越し業者の人たちに対して、お茶やご飯の提供をするというのが普通だと思っていた。随分前に父の仕事の都合で転勤のための引越しをしたときに、ご飯時期になったときに、オマエは最初からいたか?と疑問視してしまうくらいのひとたちが、どこからともなくやってきて、こちらが用意したご飯に勝手にありついていた状況が、鮮明に記憶している。あのときに使った業者は、いまだにダンボールが残っているのでわかるのだが日通だ。ただ、そのときに担当した人・およびその営業所の人たちが酷かったのかもしれない。だから、その経験があるので今回も大いに集られるんだろうとおもっていたのだが、最初の契約時に「お茶やごはんの提供は一切行わないでください」と引越社のほうから言われてしまった。これには吃驚である。

のちのち箪笥の位置が気に食わなかったので移動してもらうことをお願いしたのだが、このときは1個の箪笥を移動するだけだったのに、廃品回収してもらうよりもすごい高い値段を請求された。ということは、本来ならそれくらいの費用が必要なんだということなんだろう。実際の廃品回収や引越し作業を精査してみると、値段的にはお徳だったようなきがする。

また、開梱をしたあとのダンボールというのは、後処理が結構面倒くさい。マンションによってはダンボールは自分たちで処理しなければならず、その処理費用もバカにならないということもあるだろう。大抵の引越し業者はダンボールを引き取ってくれるのだが、その際に無料でやってくれるところはなかなか少ない。引越社の場合は、引越し当日に出てきた廃ダンボールはもちろん引越社が持ち帰ってくるのだが、そのあとにまたまとめてダンボールを引き取って貰う場合でも、これはもって行ってくれるところがありがたい。

それにしても、うちはなんでこんなに荷物が本当に多いんだろう。他の人に聞くと、ダンボールで100個っていうのは、まずないよーと言われてしまった。しかたないじゃーん!しかし、引越社のひとたちの手際よさには、圧巻としてみていて、ただただ脱帽だったことは否めない。無駄な動きがまったくないのだ。また引越しをするときがあったら、またお願いしたいところである。

アリさんマークの「引越社」
URL : http://www.2626.co.jp/

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