2012/10/06

フィンランド語とデンマーク語の辞書

会社の後輩が、夏休みを利用して、頻繁に行っている北欧へ今回もいくという話を聞いた。今回はフィンランドを基点にデンマークとエストニアに行くらしい。そういえば、この中ではデンマークはコペンハーゲンを基点に他のヨーロッパ都市へ移動したことがあるので、デンマークは行ったことがあるといってもいいが、フィンランドもエストニアも行ったことがない。だいたい行った地域のところで売られている辞書を買うのが半分趣味みたいなものだったので、どうせならフィンランド語の辞書とデンマーク語の辞書でも買ってきてくれとお願いをしておいた。エストニア語の辞書は、実はネット上に電子ファイルとしてエストニア=日本語の辞書があるので、別に書籍として必要がない。そう考えると、デンマーク語だって、フィンランド語だって、いまではネット上に電子辞書として存在するから、紙媒体として辞書を持つのではなく、辞書アプリでも手に入れて、タブレットにインストールすれば便利じゃないかという人が多いのは事実だ。だが、やっぱり電子辞書よりも紙の辞書のほうが個人的には好きなのである。

後輩君は真面目なので、くるくるぱーの先輩のために辞書をお願い通りに買ってきてくれた。今回買ってきてくれたのは、デンマーク語もフィンランド語も、英語訳になるものであるが、デンマーク語⇔英語、フィンランド語⇔英語と、両言語の単語が引けるようになっているタイプである。しかし、どちらもいわゆる「ミニ版」と呼ばれるサイズであり、一般的な学習辞書の大きさではない。ポケットサイズの辞書なので、旅行等で持ち運びをするんであったらとても便利だとは思うのだが、家で利用するときの参考書として利用する辞書であると少し物足らない。

まずは、デンマーク語の辞書からだが、今回買ってきてくれたのは、デンマークでは有名な「Gyldendals Røde Ordbøger(ギュルンダールの赤辞書シリーズ)」の「Engelsk-Dansk/Dansk-Engelsk Ordbog Mini」というもの。語彙数はデンマーク語と英語とを合わせて40,000語らしいのだが、それは2言語で4万語なので、簡単に計算して半分しか語数はないと思っても良い。あと、さすが「ミニ」というだけあって、単語の意味は書かれていたとしても、辞書にありがちな例文はここにはほとんど記載されていない。意味としてもだいたい複数の意味が書かれているのではなく、メインで使われるような1つの意味しか書かれていないのはちょっと面白みをかけるところだ。
ただ、ギュルンダールの赤辞書シリーズを選んだのはさすがである。ほとんどデンマークなんか行くこともなく、辞書があればいいんでしょ?というような人であれば、このミニ版でいいとおもうのだが、せっかく赤辞書シリーズを持つのであれば、せめて、学習辞書として良く用いられている「Dansk-Engelsk Ordbog」のほうを買ってきて欲しかったとおもった。こちらのほうは2012年現在で第14版が刊行されており、こちらの辞書に収容されている語彙数は51,000。さらに有益フレーズを28,000も入っていることと、収容されている単語もコンピュータ用語等の最新語彙が入っていたりするから、これは辞書としてかなり利便性があると思われる。こちらのほうを本当は後輩に買ってきて欲しかった・・・・のだが、買ってきてくれただけでもよしとしよう。いちおう「なんでミニにしたの?」と聞いてみたら「だって、重いじゃないですか・・・」だと。まあ、そうですね。それに北欧なので、書籍+税金の費用として結構税金が高いから、総体的にミニでも値段が高いということになるようだ。

フィンランド語の辞書のほうは、フィンランドの老舗書店であるWSOY社(Werner Söderström Osakeyhtiö社)が作ったフィンランド=英語辞書(Suomi-englanti-suomi-taskusanakirja)というものだった。これまたデンマーク語のミニ辞書と同じように単語数は43,000語あるようなのだが、やっぱり単語のみしか紹介されていないので、例文がそれほど多くない。ただ、映画「かもめ食堂」をみて、フィンランド語を勉強しようと思った人たちにとっては、とりあえず「キートス」とかはちゃんと載っているので、初心者向きの辞書だとは言えよう。

Gyldendals Røde Ordbøger(ギュルンダールの赤辞書シリーズ)
URL : http://ordbog.gyldendal.dk/

Werner Söderström Osakeyhtiö社
URL : http://www.wsoy.fi/

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