2006/08/17

匂いと香水

夏になると満員電車のなかは、色々な匂いが漂ってくるので、深い極まりない。特にデブが満員電車に乗ってくると、そいつの熱気が電車の中に充満してくるため、体臭もその熱気に合わせて臭って来るため吐き気が出てくる。冬だとみんなが厚着をしているので、他人の体臭を感じるということはないのだが、その代わりに煙草を吸っている奴の匂いだけは強烈に特徴付けられてくる。煙草の臭いが服についているからだ。吸わない人間からすると煙草の匂いほど嫌なものは無い。その他、不快な匂いとして上げられるものとして代表的なのは、おっさんたちの整髪料の匂い。自分より背が低い人のほうが多いから、満員電車の中では、ちょうどおっさんたちの頭の上に自分の頭がくるようになる。安物の整髪料を使っているのがバレバレなおっさんの後ろに立った場合には、降りるまでが地獄だ。整髪料を使っているおっさんには、自分がどんな匂いをしているのか頭なので知るすべがないから幸せなものだと思う。それから、おばさんたちのむやみやたらに顔に塗りたくっている化粧の匂いも不快になる匂いの1つだ。高い化粧代をかけて顔に塗りたくるより、マスクを顔に被せたほうが安上がりじゃないのかと思われるような化粧の仕方をしている人が多いのも笑えるが、その塗っている化粧の料が多いために、臭いが強烈であることに気付いていないおばさんたちも多い。電車の中で口紅やマスカラで顔を修正している馬鹿女も多いが、これは匂いとは関係ないのでここでは無視。あと、この時期独特の現象として忘れてはいけないのが、浮浪者の匂い。新宿駅西口には夜になると活動停止する浮浪者が溜まってくるため、その臭いがあまりにも強烈であるのはもちろんだが、実はこいつら、夏は暑いからという理由で、昼間の電車に乗ってその冷房を楽しんでいるというのがいるのである。帰宅時間帯になると、寝床に帰ろうとしているのかわからないが、結構そういう浮浪者に出くわすときが有る。駅で電車を待っていると、空いている箇所があったりするのだが、大体はその浮浪者が人の迷惑省みず、ぽつんと車輌に座っている場合が多い。飲み会の時期になると、それがゲロたまりになっていたりする場合と現象は同じだ。

いろいろな匂いがあるが、その匂いの中でも香水の匂いは好きなほうだ。香水もいろいろな種類があるため、各個人によって好き嫌いがあるのも当然だろう。皆さんは、どのような香水をつけているのだろうか?基本的には香水をつけないのであるが、気分転換のためにつけるときはよくある。会社に行っているときには、現在の担当が営業であるために、あまり目立つような匂いを相手に感づかれないようにするために香水をつけることはご法度といわれている。上司の中で、遠くからでも匂って来るような強い香水をつけている人もいる。この人が自分の後ろを通っただけでも、本人が見えないのに、後ろを通ったことがよくわかる。不快な臭いの香水では無いので個人的には許すが、匂いによっては嫌いな人もいると思う。

普段つける香水としては、だいたい春になるとつけたくなるのが、桜の匂いのする香水。ホンモノの桜の匂いが好きだからということもあるが、ここ数年でいくつかの桜の匂いがする香水が発売されているので、それを春になるとつけている。その春になると付けはじめるのが、GucciのEnvy meである。女ものじゃんーっと言われそうだが、そのとおり。女性ものの香水のほうが個人的には好きだし、落ち着く。オカマ御用達といわれたら、それまでかもしれない。この香水、桜をベースにした匂いであり、あまり強い匂いではないので、長い時間持つことはないが、たっぷりつけても大丈夫な香水の1つだから愛用している。つけているもう1つの理由が、とても仲の良い友達からもらったからということも理由にあげられるだろう。眠気が強くてどうしようもないときには、さらに匂いのきつい、Christian Dior の Miss Cherry を選択するようにしている。この香水、最近では日本でも売られるようになったのであるが、基本的に高い。初めてこの香水にであったのが、パリに旅行をしたときに帰国時のCharles-de-Gaulles空港の免税店で、どう見てもオカマの男の店員が「これはいいわよーん♪」とどうしても試してみろとウルさかったので、試したのだが、これが好きな匂いだったために気に入る。しかしこのときには買わず、「Just new」という店員の言葉とおり、その後しばらくどこを探しても見つけることができなかった。台湾に遊びに行ったときに偶然見つけることができて、台湾に行けば何でも実は日本より手に入り、さらに値段も安いということがこのときはじめて知ることになる。以後、化粧品類を買ってくる場合には、台湾に行ったときにまとめて購入することにしている。匂いはEnvy Me の数倍も強烈な匂いをし、長時間匂いが篭もっているので、この香水をつけている人が傍を通ると、「このひと、Miss Diorをつけているな」というのが良く分かる。個人的に他につけてみたい香水は、名前は知らないのだが、シンガポールの Rits Carlton Millenia Singapore に泊まったとき、部屋の備品として贅沢にもBVRGALIのシャンプーとリンスが置かれていた。BVRGALIからもこんなのが出ているのか!?というのが笑えたのだが、そのシャンプーとリンスに使われていた匂いがとても気に入っている。しかし、ベースに使われている香水が一体なんなのか、BVRGALIの各種香水を匂ってみても、よくわからない。知っている人は教えて欲しい。

存在するのかどうかわからないが、6月の中旬になると梅の実が熟して収穫できる時期になる。家庭の庭にも梅の木がある家も多いと思うが、あの時期の梅の匂いはとても甘い匂いがして心地よい。その匂いに釣られていろいろな虫が寄ってくるのもわかる。しかし、こと香水に限って言えば、梅の匂いのする香水って見たことが無い。香水に興味を持つようになったのが最近だからというのもあるのだが、もし、こういう梅の匂いのする香水が実際にあるというのを知っている人がいたら、教えて欲しいものだ。

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