2007/01/21

不二家


好きだったのに・・・あんなに好きだったのに・・・おまえもか・・・

不二家・・・
いや、もう「ふにか」と言いたい。

藤子不二雄Aみたいな言い方だと言われそうだが、もうあの会社に対して「ふにか」くらいのことで対応するのが言いと思う。

可愛らしいキャラクターのペコちゃんも、きっと「あたしゃ、役割を降りたいよ」ときっと店の前で罰ゲームのように立たされているのだと思う。あな、悲しきや、ペコちゃん。それまでは、小さい子から大人まで、店の前で愛くるしく立っているペコちゃんに対して、スマイルで見つめていたことだろうが、今となっては、あのペロンと舌を出している姿をみて、客を小馬鹿にしやがって、憎たらしい!と一連の事件に対する社長と会社への怒りをペコちゃんにぶつけている客が沢山いると思う。それより、きっと「ふにか」の店の存在自体を一般の客は目に入らなくなってきているのではないかと思う。事件直後は、さすがに、少し、「ふにかよ、おまえもか!」とカエサル的な思いはあったのだろうが、今では全然どうでもいいやと感じているのだろう。

成田空港にも「ふにか」の店はあり、出発までの時間つぶしによく使っていたこともある。そちらは「ふにか」でも「ふにかレストラン」である。ふにかレストランからは、外が良く見えて、飛行機が飛ぶところも見ることができるので、子ども達は大興奮できる場所だった。しかし、あの事件以降成田空港に行っていないので、今では「ふにかレストラン」はどうしているのか気になる。きっと空家のようになっているのだろう。ふにかのショートケーキは好きだったのになー。とても残念だ。

あそこまで会社としての信用がなくなった場合には、もうほとんど復活は無理だろう。ライブドラの場合と同じで、一度失った信頼は二度と戻ってこないことになる。特に口に入る産業なのであれば、いくら宣伝で「安心」と言っても、その信頼感は戻らない。アメリカの牛肉問題を見れば一目瞭然だ。そして、雪印の例を見れば、類似企業だから末路は分かっていることだろう。ペコちゃんのキャラクターも一層のこと、反省バージョンにしばらく変更して、「ペコリちゃん」と名前を変更したほうがいい。しかし、会社の快復はまぁむりに近い。もっと悲惨なのは、フランチャイズとして営業をしていた店舗だろう。ライセンスだけ「ふにか」から貸してもらって、製品の製造は独自で行っている場所もあったに違いない。しかし、一般の客から見たら、本家の「ふにか」から製品をコンビニのように運ばれてきて、それを売っているだけに過ぎないと思っているひとたちが大半だから、「うちは、ふにかでもふにかの製品ではありません」という意味不明な叫びを言っても、誰も理解できないだろう。それだけ「ネームヴァリュー」というのは特に大切なのである。ふにかにとって、さらに必要だったのは、「ペコちゃん」というブランドの維持だったのだろう。

0 件のコメント: