2007/01/20

United Airlines Economy Plus


先日久しぶりにユナイテッド航空に乗った。ユナイテッド航空に乗る機会なんていうのは、ほとんど無いのが事実である。というより、あえて乗らないようにしているというのが実際だ。理由はサービスが悪すぎるから。ユナイテッドが就航している箇所は、日本から見ると結構多いので、実は便利であるのは良く知っている。しかし、スチュワーデスはババァが多いし、日本人客に対して態度が悪いし、ご飯は不味いし、何と言っても、あの不味いスタバのコーヒーを、さぞ最高のコーヒーと称して積極的にサービス提供しているところが、アメリカンジョークなのかどうかわからないが、気に食わないと思っていたので、極力乗らないようにしていた。

ユナイテッドのマイレージプログラムである「マイレージプラス」は、日本でも保有しているマイルゲッターはたくさんいることだろう。友達も全日空かユナイテッドかどちらかのマイレージカードを持っているのが多い。別のグループであれば、JALのカードやノースウェストのカードを持っている場合もあるが、やはり人気なのはスターアライアンスなので、両方どちらかのマイレージカードを持っているのは多くなるのだろう。全日空の場合は、いわゆる陸マイルゲッターには人気があるようだ。買い物をしたり、いろいろなところで登録したりすることでマイルが貯まっていくからである。代わりに、実行取得マイルは格安航空券の場合50%しか貯まらないので、海外旅行が多い人に取っては、ユナイテッドにしているひとが多いようだ。自分はどちらでもないので、例外中の例外なのかもしれない。

友達とこの時旅行をするとき、どこの航空会社を利用しても良かったのだが、出発の日程が近いときであったこともあり、なかなか航空券が取れなかった。ところが、探してみたところ、一番安い航空券で空きがあったのが、たまたまユナイテッド航空の券だったので、思わず利用してしまったというのが今回である。しかし、アジア行きの航空券は、時期とチャンスによっては、激安の価格で発売されている場合があるから、実はアメリカ系の航空会社は良い場合がある。

さて、ユナイテッド航空を初め、スターアライアンスの航空会社は成田空港のターミナルが昨年の6月以降、場所が変わっている。実は変わってから一回も飛行機に乗っていないので、どれだけ綺麗になったのかというのを知らなかった。しかし成田空港に到着してみて、あまりにも綺麗になっていたので吃驚した。感覚で言うと、シンガポールの空港に似ている作りに大変身していたからである。しかし、他のターミナルは相変わらず、小汚く、薄暗く、混雑していても収拾がつかないままであった。新しいターミナルは、その割るイメージを全部払拭した綺麗なターミナルであるし、何と言っても、とても広く感じたからである。ユナイテッドは就航路線が多いために、行き先が多く、利用する人も多い。ユナイテッドのカウンターは、全面的に自動チェックイン機を導入していて、最初操作方法に戸惑ってしまったが、慣れれば問題ない。だいたい、いまは電子チケットになっているので、自動チェックイン機でスムーズにチェックインできるのはとてもいいことだ。しかし、大きな荷物、たくさんの荷物を持っている人たちに取っては、チェックイン後、係員がいるところに持っていかねばならないのは当然だ。ただ、自分で席が決められるのは楽しいと思う。

チェックイン機に行って分かったことだが、マイレージプラスの会員でシルバー以上の資格を持っている人たちがエコノミーの座席に乗る場合、早いもの勝ちでエコノミーよりも少し広い座席のエコノミープラスの座席に乗れるらしかった。友達がまさしくマイレージプラスの会員でそれもシルバー(我々の間では「よぼよぼ会員」と呼んでいる)だったので、エコノミープラスに乗れるチャンスがあった。たまたま早めに空港に到着していたから、絶対ゲットしたいと思っていた。ご飯は不味い上に、席が狭いなんていうのは最悪な拷問に近いので、できれば席は広いほうが良いと思っていたからである。ダメなら、非常口傍の、前に席が無い場所をゲットしたかったという思いもあった。チェックイン時に表示された場所をみると、窓側の席じゃないアルファベットが表示されていた。窓側であることは必須だったので、それ以外の席になることは絶対嫌なのだった。もちろん、変更をしたかったが、自動チェックイン機は「変更をしたい場合は、搭乗口の係員に言って下さい」と書いてある。んなばかな!!!!もちろん、ダメでもともとで、傍にいた係員に「いま、座席の変更ってできないんですか?」と聞いてみることにしたところ、「あぁ、いいっすよー。搭乗券いただけますか?」と言われた。ラッキー。さらに係員の人が言うには、「窓側は残念ながら、もう満席なのですが、前に席が無い場所が空いていますよ。ここは前に席が無いので絶対お勧めですね」と言う。それはそれで良かったので、もちろんOKと即答。

乗り込んでみると、すぐ前はビジネスクラスのシート。壁を境にエコノミープラスが存在する。確かにエコノミープラスのシートは広い。それも目の前には席が無いので、かなり前が広い。足をでーんと延ばしても全然脚が引っかからないからである。あとはシートがビジネスクラス並みに倒れれば最高なのだが、やっぱりそこはエコノミーシートなので倒れない。ご飯も当然、他のエコノミーとは一緒である。やっぱりしょぼい。それもアメリカンスタイルだから、油コッてりという感じだ。さらにスタバのコーヒーは最高!と書かれたカップにコーヒーを配っていたときには、腹を抱えて笑いそうになったが、そこはぐっとこらえた。さらにいい事は、最初、隣に中国系のおっさんが座る予定だったらしいが、なぜかそのおっさんは、後ろの席に移動してくれたので、横が空き広々している。そのおっさん、後ほど、ゲップはするわ、おならはぶーぶーするわで、まともじゃない振る舞いをしていたので、そんなおっさんが隣に座ってくれなくて本当に助かった。

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