台湾人の日本好きは、年々凄みを増していると感じる。昨今は、東京だけではなく日本の地方都市へ観光旅行に行く人が多いというのは、よくニュースを見かける。もちろん、やはり東京への旅行は人気が高い。そのほかに人気が高いのは、雪が無い台湾人にとってものめずらしい冬の北海道と、李登輝前総統の影響からか、和倉温泉の旅館「加賀屋」へ泊まって温泉三昧という旅行であろう。北海道の場合は、雪への憧れというのもあるが、気温が低いので、年がら年中亜熱帯の台湾からすれば、「涼しい」というのは贅沢極まれない憧れなのだろう。台北から札幌への直行便も就航しているくらい実は人気がある路線だ。
いまでも十分北海道は台湾人旅行者にとって人気があるところではあるが、さらに台湾人を取り込もうと、北海道が行政も含めて一生懸命に成っているのは目立つ。台湾人旅行者に限っては、国際免許証がなくても北海道ではレンタカーが借りれるというのも昨年報道された。さらにもっと北海道を知って貰おうということと、北海道へのリピートをしてもらいたい理由から、北海道の旅行会社が台湾人および香港人に対して、北海道の名産をネット通販すると発表した。北海道のお菓子といえば、マルセイバタークッキーとか、ロイズのチョコが上げられるが、あのお菓子が台湾人に受けているのかどうか不明。「北海道のものだから」というステータスで欲しがるというのは想像できるが、味で受けるかどうかは知らない。さらに、台湾を中心に「楊思敏」の名で活動する小林麻美の新設するウェブサイトに北海道の観光情報を載せたりするそうだ。現在でも、小林のブログサイトには1ヶ月で50万件のアクセスがあるため、これを利用して購買を促そうということを考えているようだ。
小林麻美のブログ : http://tw.myblog.yahoo.com/jw!I7h6rxefERpZSxwR.zCpMH_3/
有限会社プライ : http://www.prai.co.jp/
台湾からのチャーター便を使って日本の地方都市への直行便が春になってから多く飛んでくることらしい。まずは、3月から5月までの2ヶ月間に掛けて、台湾人観光客約2000人をターゲットとした福島県内への旅行の規格が決まったようだ。中華航空を利用して直接福島空港へ到着し、2ヶ月間の間に15便を運行する予定。最初のチャーター便は3月27日に出発だ。しかし、その頃の福島といえば、春先なので桜の時期にあわせたツアーになるのだろう。福島といえば、三春の桜だろうなー。あれは豪華絢爛な景色が見られるので、台湾人でもあの豪華な桜の満開を満喫できると思われる。でも、桜の時期が終わったあとは一体何をするのだろうか?まさか、猪苗代湖あたりのスキー場でスキー!?時期としては遅いと思う。五色沼あたりの散策というのもあるだろうが、そんなメインディッシュが無いツアーは飽きてくるのではないかと思われるが、どういうつもりなのだろうか?実際に福島へのツアーへ参加する台湾人に、旅行参加の理由を聞いてみたいところだ。ちなみに、福島県内に宿泊した台湾観光客は増加傾向にあり、2005年は14,635人と前年を14%上回ったそうだ。
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