2007/03/19
マキシム・ド・パリ フェア
映画「マリー・アントワネット」が話題になっていることにより、「ベルばら」が再燃したりしているが、ヴェルサイユの圧倒とした豪華絢爛がまた日本で再燃するのは文化的には面白いことだと思うが、食べもの屋まで便乗されるとなると、なんだかゲンナリする。
というのも、別に便乗しなくても、普段から有名店として名を馳せているあの「マキシム・ド・パリ」が、マリー・アントワネットに便乗したコース料理を用意しているからである。ネタが無くて困っているフランス料理屋やビストロなら、こんな企画があっても良いと思うが、マキシムがやるとなると、「落ちたものだ」と思ってしまうのは何故だろう。それだけ、マキシム・ド・パリだけは、日本のフランス料理の店では別格であると考えていたからだと思う。別にマキシム・ド・パリが企画をしてはいけないといっているのではない。時期が悪すぎる。映画に便乗したとしか思えないような企画だったからだ。だったら、ド・ゴール元大統領が好んだフルコースとか、大統領官邸であるエリゼ宮で出されている料理とかを紹介する企画もやって欲しいものだが、見たことが無い。
ちなみに、マリー・アントワネットフェアと称して開催されているランチメニュは次のとおりである。
≪メニュー≫
・フランス産フォアグラのポワレ
・キノコのパルマンティエ風トリュフのクーリ
・グリーンピースの冷製スープとコンソメジェリーのハーモニープリンセスランバル風
・舌平目のスフレ ポリニャック風 又はフランス産仔鴨ポワレ赤ワインソース デュバリー風 又は仔牛背肉のエスカロップ ウイーンの香り
・アヴァン デセール キルシュのムース
・マリー・アントワネットに捧げるデザート タンバルエリゼ
・プティフール、コーヒー
・マリー・アントワネットに愛されたシャンパンを苺とともに
・"ピペ・エドシック・ブリュット"(1杯)
上記の料理で10,500円。10名以上の場合は、特別貴賓室「ローズ・ルーム」を貸し切って利用できるという。なにかのきっかけでソニプラのB3階で優雅なご飯を食べたいものだ。
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