2007/03/18

海開き


石垣島の底地ビーチでは日本一早い海開きが先日行われた。東京はまだまだ寒いし、むしろ、寒さがぶり返したと騒いでいるのにもかかわらず、海開きのニュースを聞くと、日本列島は本当に南北で長いところだと思う。海開きが行われた石垣島でさえも、気温は18.8度だったらしいが、それでも海開きという、少ない島のイベントとして待ちきれていなかった地元の子どもが、このイベントを楽しんだ模様だ。
石垣島というと、沖縄本島よりも400kmも南にある島だし、気軽に行ける場所ではないのは確かだ。かつては、そういう遠方の日本領土だったために、行くためにはある種憧れの念を持っていた場所ではあったのだが、最近は団塊の世代のリタリア組が、余生を過ごすためという理由で、都心から石垣島へ移住している人たちが多い。これらが、自然一杯、いい雰囲気の石垣の様子を、大きくめちゃくちゃにしているというので、大問題になっている。たまにフラッとやってきて、島に金を落として、遊んで帰ってくるような観光客は大歓迎だが、島の景色をめちゃくちゃにする家を建てて、もともとの島の人間とは触れ合わず、自分達の世界に篭もっている、どうしようもない年寄りヒッキーが石垣島に集まってきているので、石垣島の人たちにとっては大迷惑だ。だいたいそういう人間達にとって、海なんて言うのは、「綺麗な海の近くで住んでみたい」という妄想の実現だけであって、別にどうでもいいものだ。田舎者がちょっと金儲けして、都心の高層マンションに部屋を買い、毎日夜景が見れるのは嬉しいといっているのと同じだと思う。
石垣に育った人にとっては、海は親みたいなものだと思う。身近にあるものだが、それなしでは生活できないだろうし、神様に近い存在だと思う。だから、子ども達はゲームで遊ぶより海で遊んでいるほうが楽しいと思うのだ。汚いどうしようもない体になってしまった爺や婆たちが石垣島にやってきて、見苦しい水着をきて海で遊ぶなんて言うのは誰が考えられようか、そして、そういう爺たちが海でバカンスをするなんていうのは、絶対しないと思う。
話は脱線したが、いずれにしろ、綺麗な海の石垣島を、そのままの状態で保存して欲しいし、いつまでも憧れれる島であって欲しいものだと思う。海が大好きな人間として、汚い沖縄の海は想像できないからだ。

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