東京の花見で毎年行っているのは、新宿御苑だと思う。しかし、花見のシーズンの新宿御苑は、もう本当に芋洗い状態と同じ。新宿駅から新宿御苑に向かう道は、敷物を持って、食べ物と飲み物を持参したひとたちがたくさん居て、普段は閑散としている新宿御苑の入り口も、入園するまでにかなりの時間がかかってしまうような状態であった。正面から入ると時間が掛かるので、だいぶ四ツ谷よりの入り口である大木戸門から入ることにした。
ちょうど新宿御苑に行ったときには、満開とまでは言わないが、9分咲きの桜の開花だった。しかし、その桜の咲いている様子を楽しむためにやってきているひとは、御苑内にもたくさんいた。いろいろな場所で、桜の木は存在するのだが、結構桜は場所によって花の咲き方も、周りとの風景と合わせると、見ようによってはいろいろな顔が見えてくる。その様子がとても素敵だ。花見の時期の新宿御苑は上野公園よりはまだ客層がマシだとおもうが、春の陽気に誘われて出てきたのか分からないが、たまには変な人も居る。全身ウサギの格好をしたひとを見つけた。
新宿御苑は植物の種類が豊富で、観賞用としてむりやり作った樹木もある。中国原産のハナモモというものである。通常のモモは実がなるのだが、花の鑑賞のためにつくられた実のつかないモモである。白・桃・紅と1本の木から異なる色の花がさくものだったので、珍しいからカメラに写してみた。
新宿御苑からはドコモのタワービルも見える。見方によっては台北にあるTaipei101に見えなくも無い。でも、個人的には、「新宿のエンパイヤステイトビル」と呼んでいる。
他にも新宿御苑で珍しいかな、夏みかんの木もあり、ちょうど実がなっていた。でも、こんなのを獲ろうとする人は誰も居ないだろう。
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