湯西川温泉に行く場合には、鬼怒川温泉駅から行くか、または湯西川温泉駅から行くかのどちらかからバスに乗るか、もしくは車でいくしかない。バスの場合は、鬼怒川温泉駅からよりも、湯西川温泉駅からのほうが断然バスの数が多いのだが、湯西川温泉駅に電車で移動するときに、電車の本数が少ないというデメリットはある。そう考えると、東京からいく場合には、素直に鬼怒川温泉駅で電車を降り、そこからバスに乗って終点まで行くのが一番便利だろう。バスは途中で、湯西川温泉駅も経由することになるので、鬼怒川温泉から来るバスに湯西川温泉駅から乗るというのは無意味に違いないし、場合によっては既に満員になっているので、道中辛い旅になってしまうことが予想される。
鬼怒川温泉駅からは約1時間、湯西川温泉駅からは約30分の道のりで、湯西川温泉に到着する。鬼怒川温泉駅から湯西川温泉駅までは、まだ人間が住んでいる場所を通るということもあるので、単なる田舎道という感じがする。途中で別の温泉町である川治温泉を経由するので、温泉町のはしごをしていることも思えるからかもしれない。ところが、だんだん山深くなっていき、湯西川温泉駅までくると、それまでの風景とは全く異なり、ダムと森しかないような殺風景な場所にやってくる。そこからさき、湯西川温泉の町までは、はっきりいって何も無い。何も無いのだが、バス停はちょこちょこと存在する。一体誰がそんな場所から乗ってくるのだろうかと疑いたくなるようなところにバス停は存在する。おそらく土木関係のひとがダムや工事のために使っているだけだろうとおもう。が、そんな人たちも会社か自家用車でこんなところに来るので、湯西川温泉駅から先は、ほとんどノンストップでバスは運行される。ただし、道路事情により落石や一方通行なんていうことがなければ、時間通りに到着するのだ。そのあたりが田舎のバスはすばらしい。
ちなみに、鬼怒川温泉駅からのバスで、湯西川温泉駅まで来た場合には、時間調整という名目で、バスの発車時刻までトイレ休憩になる。確かにこのあと約30分間、どこにも止まらずバスは進んでいくので、このあたりで一発仕事をしておかないとあとで辛くなる人もいることだろう。
湯西川温泉の町にやってくると、大きなホテルの前にはバス停が必ず存在する。なので、泊まるホテルによっては、バス停が存在するので、バス停があるところなのかは確認したほうがいい。今回泊まった「平の高房」みたいなバス停とは程遠い場所にある場合には、バス停からホテルの人に迎えに来てもらえればいい。降りるバス停を間違った場合でも、湯西川温泉の町は小さいので歩いていけばすぐにいけるので心配する必要が無い。
鬼怒川温泉駅からバスに乗る場合、途中にダム沿いを通ることを考えると、バスからの車窓は絶対右側のほうが良い。鬼怒川温泉駅から湯西川温泉までは片道1750円。結構な料金だ。だから、1000円札で最終バス停で支払っている人たちが多く見受けられる。
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