2010/01/12

東武ワールドスクエア

東武ワールドスクエアは、昔からTVCMで見たことはあっても、鬼怒川温泉にあるために遠いし、たいしたものではないと思っていたために、鬼怒川温泉や奥鬼怒のほうにいったとしても、こんなところに行く気が全く無かった。行った事が無いだけで「良くない」というよりは、一度は行ってみようと決心して行ってみた。正直、海外に行かなくてもあれだけ精巧に作っているから、かなり楽しめるものだと思った。

鬼怒川温泉駅からバスに乗ること10分。ほとんどの人が車でくるためか、バスの中は誰も乗っておらず、週末だというのにすかすか。これじゃ、赤字になるのは当然だろうとおもいつつも、車でここにきているわけではない人間にとってはありがたい交通手段だと思った。バスは園内の所定のバス停まで行くことが出来るので、素直にバスに乗っていれば問題なし。

園内に入ると、ディズニーランドよりは劣っているが、それなりに内部は夢あふれるものが揃っていますという宣伝と看板とゲートが待ち受けている。それを潜ると、東京周辺の有名な建物や地域の紹介エリアから始まり、続いて主にニューヨークの建物風景、それからヨーロッパの建物の紹介があったあと、アジア各国の建物と風景があり、一番多く紹介されているのが、ネタとして材料が豊富に揃っている日本の各地の建物や風景の紹介のコーナーだ。1個1個がかなり精密に作られており、ある一瞬の情景を立体的に表現しているため、その建物と周りの風景に関わる人間や車や動物なども静止した状態で表現されているのが面白い。写真だけじゃなく、3次元で表現しているのがおもしろいものだ。だから、何気なく置かれている人形たちの動きが面白い。単に道や建物内を歩いているというものではなく、立ち話をしていたり、犬が壁でおしっこをしようとしているのを制止したり、ボール遊びをしているひとたちがいたり、転んでいるひともいたりと、本当にその状況が見えてきそうなものを表現しているのがすごい。

1/200だったかに縮小しているため、カメラアングルを小さい人形たちにあわせると、まるで自分がその場所にいるかのようなカメラ映像を取ることができる。例えば、ニューヨークのビル群のなかで、銀行団だったかを包囲している様子をフィギュアで表現しているのがあったが、まさしくそのなかにカメラをおいて撮影すると、事件現場にいるような雰囲気が出てくる。園内の各所には、隠れキャラとして「ペコちゃん」があり、どこに隠れているのか、クイズとして出題されている。ペコちゃんは結構あちこちに隠れていて、それを探すのはかなり難しい。なぜなら、似たようなフィギュアがたくさんあるからだ。でも、それを探しながら各展示を詳細に見学ができるところにメリットがあるのだろう。馬鹿にしていたのだが、なかなか侮れないテーマパークがまだまだ東京近くには存在していたと改めてわかった。

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