湯西川温泉では、冬になると陸の孤島のようになるし、これといって見所がないところなので、なにか冬のイベントとして村の活性化になるものはないかと考えられたものから始まったのが、「かまくら祭り」である。
湯西川温泉全体を使って、大小さまざまなかまくらや雪だるまを作って飾っているものである。日程によって、かまくらができる場所が異なっているために、常にここでやっているというのがない。今年は例年より早くかまくら祭りが始まったようで、はじめのころは、上流のほうで、小さいかまくらが作られ、そこに夜になるとろうそくが灯されるという夜のイベントとしては、なかなか楽しく良い景色が見られるものだ。しかし、夜に見ると、めちゃくちゃ寒いので、温かい格好をして見に行きたいところである。町の真ん中にいくと、いろいろな店の前に、店の人が作った独自の雪だるまがまた面白い。それぞれの店の趣向が出ているのもあるのだが、なんといっても可愛らしい。東京にいると、こんな雪だるまはつくれないということもあるのだが、ありがちな雪だるまのデザインになっていないところが面白い。こういう山奥だから、雪なんて腐るほどたくさんあるので、その雪を使って何とかならないだろうかというのはあるのだが、不要な雪を使ってイベントにしちゃうのは、まるでさっぽろ雪祭りと同じだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿