TVCMでおなじみのハトヤグループのホテルであり、海沿いにあるのが、このサンハトヤ。JR伊東線に乗っていると、東京から伊東に向かう途中、海側のところに大きなホテルが見えたら、そこがサンハトヤである。ハトヤグループだと、小さいころからテレビで観ている、聞いているホテルであるために、まぁそれなりに古めかしいホテルだろうと思っていたのだが、その期待通りに、一昔前のホテルをそのまま改装なしに営業をしているというようなホテルだった。平成の世になったのだから、少しは改装工事がされてもいいとおもうのだが、垢抜けない古めかしさは、昭和の雰囲気をそのまままだ残しているというようなものだった。サンハトヤはあらゆる面で昭和のまま残されたホテルという感じがした。
ホテルには海沿いを歩いて行ってもいいとおもうのだが、結構駅から歩いていくとこれが遠いと思うだろう。しかし、海が好きな人だったら海をぽかーんと観ながら歩いていけばいいだろうが、道路沿いを歩いていると個人的にはツマンナイと思う。しかし、そんな人でも大丈夫なように、伊東駅前からマイクロバスが無料送迎しているので大丈夫だ。ところが、ハトヤはハトヤ本店とサンハトヤがどちらも伊東にあり、本店のほうは山側にあるので、間違ったバスに乗ってしまうと悲しいことになるので、乗る前には確認したほうがいい。
マイクロバスに乗ってサンハトヤに到着すると、そのエントランスホールは広くていいのだが、やっぱり天井からのシャンデリアや赤絨毯、そして高い天井というスタイルは、昭和の豪華ホテルと言うのを反映した感じだろうが、なんとなく全体的にオレンジ色の感じが古臭いという印象は棄てきれない。いつになったらこのホテルにはLEDのランプが登場するんだろうか?と提案したくなるようなものだ。
ホテルの規模はとても大きい。家族や団体の観光客を全部受け入れるための体制はできているからだとおもうし、伊東へ日帰り旅行する人たちも含めて受け入れられるようになっているからだと思う。だから宿泊棟の部分は10数階まで存在するために、部屋数がかなりあると思っていい。ところが、その部屋数に関わらず、エレベータ施設が少なすぎるのではないかとおもった。さらにエレベータはいつの時代のエレベータなのかわからないのだが、いまどきボタンをしっかり押さないと選択できないようなエレベータであるため、乗っているだけで疲れる。
お風呂はこのホテルの名物にもなっている「海底温泉」という名前の擬似大衆浴場。決して、本当の海が大きな窓ガラスの外に広がっていて、実際の海の中を見れるというものではない。よく考えたら伊東の海はお世辞にもそんなに綺麗というわけじゃないので、実際に海のなかを窓越しで見たら場合には、にごっていて何にも見えないに違い無い。それに気づかないで、本当に海のなかの魚が見えるかもーと、小さい子のように期待していったのだが、やっぱり期待はずれで、ニセモノの海底風を演じた水槽が大きな窓越しで見えていて、そのなかには鯖、マグロ、亀が泳いでいるというものだった。もう少し海の中をリアルに近く、水族館のように演出してもいいんじゃないのか?と思うのだが、このホテルが創立されたときにはこれで満足だったのだろうし、それから経営努力を全くしていないで改良していないというのはよくわかった。お風呂のほうは広いのはいい。ただ、それだけ。効能はあるのかどうかかなり疑問だというものだった。
さて、ご飯なのだが、ここは全員がバイキング方式を採る。宿泊のチェックイン人時に
早めの時間かそれとも遅めの時間かを聞かれる。それは二部構成になっている夕御飯のどちらかを選べということになるのだが、その二部構成というのは、実はご飯をたべるところにステージが存在し、そのステージでのショーを観ながらご飯を食べるというものだ。昔ながらのスタイルというのはいかにも昭和というのをここでも感じることが出来るし、用意されているテーブルと椅子も、古めかしい鉄パイプのタイプなので、金掛けないで客を受け入れているというものだ。料理の種類はそれなりにたくさんあるのだが、いっきにたくさんの人が取に行くことになるため、料理の前には長蛇の列になる。
それはそうと、ショーを観ながらご飯を食べるというのは、ディナーショーなんかにも行ったことが無いので楽しそうだと行く前には思っていたのだが、実際に今回体験して、二度とディナーショーを含めて、食べながら何かを鑑賞をするっていうのは無理だとわかった。それでも、期待としては、以前ブルーノートに行ったときの楽しさを想像していたのだが、そんなものと比較すること自体がサンハトヤでは許されないというくらいレベルの違う低さだった。だいたい演者自体がそんなに有名な人が出ているわけじゃないし、客いじりも中途半端なので、客がステージに集中しない。この時にはマジックショーだったのだが、そのマジックも大規模なマジックではなく、テーブルマジックの延長みたいなものだったから、遠くから見ている人にとっては全く何をしているのか理解できないというものだったからだ。そしてステージを見ている客側はどうかというと、子連れの客が多く、子供は正直だからつまんないと喧しくなったり、あちこちに駆けずり回ってしまうようなことが起こる。こんな邪魔な客が周りでうろちょろされていたりすると、ステージなんかまともに見ることができない。更に言うと、客のほうは演者がいじりを始めたときに、一緒にノリ良く乗ればいいのだが、こういうときには奥ゆかしい気持ちが出てくるのか、縁者の演技に協力的ではないというのを見せられると、それだけで場がしらけてしまう。サクラを用意するということは、あぁいうところではまず存在しないので無理だろう。ショーの最後にハトヤのシンボル「鳩」が出てくるという演出は、おそらくハトヤホテルの演出なんだろう」という気がする。
客室はどうかというと、これも昭和の和室であり、LAN環境は存在しない。ただ唯一よかったのは、部屋のなかにある内風呂からは海が丸見えできるので、開放感があって気持ち良さそうだ。あとは部屋のお膳にウェルカムと同様に茶受けが用意あれてあったが、そのお菓子が「ハトヤサブレ」だったのは笑える。
ホテルサンハトヤ
URL : http://www.sunhatoya.co.jp/home/
住所:静岡県伊東市湯川572-12
TEL:0557-36-4126
FAX:0557-36-6248
1 件のコメント:
役立ちました。
情報をありがとうございます。
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