ウブドは観光地としてもとてもバリの中でも有名な場所なので、ホテルは大なり小なりととてもたくさん存在する。だから、当然どこに泊まったらいいのかなんていうのはとても選択に困る。バックパッカーのような貧乏旅行趣味のひとのようなひとのための宿もあれば、カップルでのんびりするためのリゾート型のホテルもある。
なんの基準も無いで選ぶのは難しい。また、慣れているホテルのバリ島拠点のホテルがあるんだったら、そこを利用するのもいいだろう。ただ、自分がこれまで利用したことがあるようなチェーンホテルは、だいたいが海岸沿いのほうにしかホテルがなく、ウブドには。ますます、どうしたらいいか迷った。そういうときに役に立つのが、トリップアドバイザーか、ホテル予約サイトのアゴダだろう。ホテル一覧が列挙されているということもあるし、価格帯についてもいろいろ観ることができるし、ホテル内のいろいろな写真や設備状況もみることもできるが、一番有益な情報は、泊まったことがある人のコメントが残っていることだろうと思う。良くも悪くも、ここに記載されているコメントによって、ある程度自分で絞ったホテルの中でどこにしようかと思ったときに選ぶ基準になるのだろうと思う。
これで選んだのは、アラヤ・リゾート・ウブドというところのホテルである。主たるガイドブックにも紹介されていたりするので、それなりに大きなホテルであることは予約する前には思っていたが、いろいろ先に紹介されているサイトでのコメントを見て、これでいいとほぼ確信した。またウブド中心地であるウブド王宮へも歩ける範囲(10分くらい)でいけそうなことも地図を見たらわかったので、ホテルから王宮でイベントが行われるときには、わざわざタクシーを呼んで移動するよりは利便性が良いだろうということも考えたわけだ。それと、これは後だしジャンケンに値することになるのだが、ホテルの隣には大側のスーパーが存在する。滞在中に必要なものを手に入れる場合に利用するのもいいし、ばら撒き土産として何かかって行く場合にも、空港で馬鹿高い値段で買うよりスーパーで買うほうが断然良いからだ。ここのスーパーは滞在中大変お世話になった。
ウブドの中心地に近いからといっても、デンパサールの空港からウブドまでの距離はかなり遠い。車で普通で90分はかかる。公共の交通機関がほとんど無いバリ島で、何の移動手段も無くウブドまで行くのは至難の業だ。だから、事前にホテルに連絡して、空港とホテル間の送迎をお願いした。片道1台あたり35米ドル。支払いはホテルのレセプションで払うことになり、ドライバに直接払う必要は無い。また、米ドルと言っても、ホテル代と一緒に払うことができるので、ホテル代をどこの通貨で支払うかにもよるが、それと合算されて支払うことが可能だ。タクシーでもいいのだろうが、だいたい空港からホテルまでメータータクシーを利用した場合、どのくらいかかるのか相場もわからない。それにボラれるかもしれない。以前バリ島にいったときに、すべての人が騙そうとしているというのがびりびりわかってきた経験があったので、それに嵌るのは嫌だなと思ったからである。空港到着したときに、白タクを含めたタクシーの呼び込みがめちゃくちゃたくさん居た。しかし、迎えの人がいることを知っていたので、その人を探すことであっさり呼び込みを無視。ただ、到着便は1時間以上の遅延で到着したので、ホテルのドライバの人は「待ちくたびれた・・・」と言っていたのは、その通りだろうと気の毒に思った。
日もすっかり落ちて暗くなってしまったのだが、空港周辺とデンパサール市内は、さすがバリ島の中でも都会であるために、車の量は多いし、道路の両側に店がずっと続いている様子が広がっていたが、あるときから途端に道が暗くなってしまう。デンパサール市内を抜けると単なる田舎道になってしまうのだが、まだ舗装をしているからいいようなものの、信号が一切なくなる。ドライバーはもう慣れているからもしれないが、この先人間が住んでいるのか?というようなくらい道を平気で進んでいくし、道路は狭いし、狭い道路の両側は、だんだんと寺院ばかりが見えている。でも、これが寺院ではなく、実は普通の家だということは、翌日の島内散策をしたときに知る。だから、ホテルに到着するまで、あちこちにヒンズー教の寺ばっかりあって、こんなに寺があってどういう島なんだろう?という不思議な気持ちになったわけである。
さて、ホテルに到着すると、ホテルは想像以上にとても開放的にできていた。なにしろ、まじめな玄関がホテルには存在しない。だいたい想像していたホテルというのは、車止めがあったとして、その先に建物と外を仕切る壁または扉があり、その奥にホテルのレセプションが存在するというものなのだが、まるでホテル内のプール脇に車がそのまま到着したみたいな様子になっていた。もちろん、到着した途端に、送迎の車で到着したわけだから、誰が乗っているのかというのはホテル側はわかっている。名前を呼ばれてカウンターに呼ばれたのはびっくりした。そして、背もたれがふんぞり返るような椅子に座りながらチェックインの手続きをする。
アラヤ・リゾート・ウブドの特徴としては、どの部屋も無料で利用できるWi-Fiがあること、それと朝ごはんは当然誰でも摂ることが可能。それと、15時からアフタヌーンティとして無料でお茶が飲めるサービスが存在する。だけど、だいたいその時間帯にはホテルにいることはなく、滞在中にこのサービスを受けることは無かった。また、自分たちは利用することは無かったが、ウブドの中でも有名なマッサージサービスを受けられる場所のようなので、滞在中に優雅な気分になるのはいいかもしれない。それと、部屋はどの部屋も広くなっていて、部屋から見える景色は、海が見えるというわけじゃないのだが、田んぼの景色が見えて、表通りの騒々しさは部屋からは感じることは無い。内陸部のバリ島のリゾートに来ていますというのを堪能することができる。
部屋には毎日フルーツバスケットが届けられるが、自分たちは全く食べることは無かった。よくわかんない見たこともないような果物を持ってくるので、それをどうやって食べたらいいのかわからないということもある。
ミネラルウォーターは、1人2本分を毎日部屋に置いてくれるので、これをでかけるときに利用すればいいとおもうが、それでも足らないようであればスーパーで買えばいいだろう。なにしろ、バリ島は水道水は飲むことができない。歯磨きをする際にもできれば水道水を使わず、ミネラルウォーターを使うほうがいいかもしれない。
朝ごはんはレセプションにつながっている隣の場所で食べることができる。結構座席数は多い。表通りから見ると狭いように見えるのだが、京都やオランダの建物のように、奥行きが長い建物になっているために、実際に中に居ると、それも奥のほうに居ると、表の喧騒を感じることができない場所だ。そして、朝ごはんは4つのセットメニュから選ぶことになる。ライトミールセット、コンチネンタル式、アメリカン式、そしてバリ式である。それぞれのセットメニュでは、メインのメニュもさらに選択型になっているので、毎日同じセットメニュを選んだとしても、中身がちょっと異なってくることができるというのもいいだろう。だが、それならせっかくだから、違うセットメニュを選んだほうがいいんじゃないのだろうか?コンチネンタル式やアメリカンは、どこのホテルでも見受けられるものなので、それならせっかくバリ式を選んでみるのも、バリ島らしくていいだろう。なにしろ、ここのレストランは、もともとウブド王宮で料理担当をしていた人がそのまま調理担当をしているので、本場バリの料理を垣間見るのもいいだろうと思う。
■コンチネンタル式
ロケーションもいいし、ホテルの設備もいいので、バリ島のウブドに泊まるのであれば、アラヤ・リゾート・ウブドを選ぶのはいい選択だといえよう。そういえば、このホテルでは、日本円からインドネシアルピーへの換金はできない。隣のスーパーに行って換金するしかないので注意である。それと、このホテルにはコンシェルジュが居ない。イベントのチケット手配や、チャータータクシーの手配というようなことはこのホテルではできないというのは付け加えておく。事前にチャーターの手配をするか、滞在中にネットで旅行会社に予約するかしかない。
アラヤ・リゾート・ウブド(Alaya Resort Ubud)
URL : http://www.alayaubud.com/jpn/
住所:Jl. Hanoman, Ubud, Bali 80571 Indonesia
Email: info@alayaubud.com
Phone : +62 361 972200
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