2010/07/25

草津行き高速バス(草津)

草津にいくには、やっぱり新宿からの高速バスが絶対便利だ。寝ている間に草津のバスターミナルまで連れて行ってくれるからで、自分で運転しなくても、渋滞に嵌ったとしてものんびりくつろぎながら行けるというのは便利この上ない。前回の草津行きの際にも利用して、これは便利だと実感したからだ。車で途中の高速渋滞に嵌ったときのイライラと眠気との戦いを考えたら、バスの運転手にまかせっきりというほうが本当に楽である。

JR高速バスで草津までいくには、途中に伊香保温泉にも立ち寄る。草津ではなく、温泉街の情緒を感じることができる伊香保へ行く人も同じバスでいけるのだが、大抵のひとは草津まで行かずに伊香保温泉で大量に降りるようだ。個人的には伊香保温泉は湯量も少ないし、掛け流しの宿泊所は少ないのになーと、バスを降りるひとを見ながら思う。行きも帰りもバスの前方にほうにある広いシートの「Gシート」というのを選ぼうと思ったのだが、行きの分は既に満席だったので、普通席にした。帰りは幸運にも一番前のGシートをゲットできることになったので、前面は景色丸見えでとてもいい場所を選ぶことができたと思う。このGシートは片道プラス500円で乗ることができるが、1台のバスには6席しかないので、結構早い者勝ちだと思う。あと、Gシートに座ると、おしぼりと団扇のサービスをもらうことができた。普通の席だと、2-2 席の普通のタイプの席に座るので、どうしても足元が狭い。横は狭くてもかまわないが、前が狭いのはちょっと辛い。特に前の席の人が椅子を倒した場合には、さらに前が狭くなるので、道中辛くなる。草津にいくためのバスはJR関東バスを使うわけだが、このJR関東バスにGシートについて文句を言いたい。前方のGシートは、横に2-1の形式の3席しかないので、横幅が広くて良い。そして足もとも広くて良い。が、2-1の形式ではなく、1-2の形式になぜしなかったのかが疑問だ。バスに前方から乗り込んで椅子があるところに行こうとすると、絶対に一番前の席の人と「こんにちはー」という状態になり、さらにその椅子を無理やり避けて自分の席のところに行かねばならないからである。はっきりいって、バスの乗降車する際に、とても邪魔な場所なのである。だから席の配置を換えてしまい、バスの階段を上ったらスムーズに通路を歩けるような並び方のほうがいいと思う。こういうところは、バスが発達している台湾のバスを倣うべきだと思う。そのJR関東バスで草津に行くには、今回新宿新南口の1階にあるバスターミナルから乗り込む。これが、何度行ってもどうにかならないか要求度の高いバスターミナルで、将来は奇麗なターミナルになるのだろうが、いまは本当に工事現場の間にバスターミナルを作っていますというようなところだ。待合室もなければ、クーラーもない。バスも何台も停まれないのでどこにバスを停めておけばいいのか良いのかマネージメントするのが大変そうなターミナルになっている。

草津までの道のりでは、途中、上越道の上里サービスエリアでトイレおよび小休憩を取る。バスの中にはトイレも付いているので、高速の中で渋滞に嵌ったとしても、次のトイレ休憩まで我慢しなければならないようなことはないのがいい。バスの運転手としては途中に一度休憩を入れて、鋭気を取り戻して欲しいところである。このときも、サービスエリアで20分くらいのトイレ休憩になったのだが、すぐ傍に乗り合わせた中国人系の若者2人は、自分たちが降りる場所じゃないのに、みんながバスを降りているので、なんでだろう?というような顔をしていた。日本語ができないようなので、バスの運転手が休憩ですよーといっているのも理解できないらしい。こういうときに、手助けをしてあげる日本人が少ないのは非常に情けないと思うのだが、「在這裡, 休息20分鐘」と説明してあげたら、「oh,oh」と喜んでいたのはうれしい。こちらも「言葉が通じた」という喜びがあったからだ。彼らはやっぱり伊香保で降りたようだ。というのも、途中爆睡してしまったために、どこで降りたか正確には不明である。結局満席で出発した行きのバスは予定の1時間遅れで草津バスターミナルに到着した。このときには、草津まで乗った人は自分たちをいれて、全員で8人だけ。帰りは2台構成で出発したものだが、これまた予定時間より2時間も遅れて新宿に到着した。

バスでの旅行は楽しいのだが、後ろのスケジュールが詰まったような旅程では、道路事情によってスケジュールが変わってくるので不適だと思う。時間的に余裕がある場合にはとても良い旅になると思う。

JR関東バス
URL : http://www.jrbuskanto.co.jp/

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