またも漫画かっと言われそうだが、何と言われようと、ここは自分のblogなので、勝手に書かせて貰う。そう、また漫画である。別に漫画オタクというわけじゃないのだが、最近見た漫画の中で、こういう漫画を見るとどういう評価をしていいのか頭を悩ませてしまうという意味で書いてみることにした。
今回紹介するのは、かわかみじゅんこの「パリパリ伝説」である。作者のかわかみじゅんこが、実体験をそのまま4コマ漫画にしており、内容は日本からパリへ移住することを決意し、現地で結婚をし、子どもを産み、その生活様子を作者の目で書いているので、旅行記や旅行雑誌でかかれているような上っ面の良い面のパリだけではなく、悪い面のフランス全体/パリ全体をも書かれているのが良い。さらにいうと、いわゆる「脱力系」の漫画のジャンルに属するものだと思われるが、絵のタッチが「これじゃ、小学生のがきんちょでも書けるのでは?」というような絵であるのも笑える。自分自身が漫画の中に出てくる場合、だいたいは「実質より綺麗に書く」というのが鉄則である漫画界に、彼女は、「こんな女性は居るわけが無い」というくらいブサイクに書いているのが、また良い。実際のかわかみじゅんこは、もっと美人であるが、漫画の中の彼女は、漫画「サザエさん」の波平なみに、髪の毛が三本しかなく、さらにその三本がだらしなく天パーになっているのが笑える。子供か!というような顔がいい。旦那として登場するフランス人も、朴訥とした田舎の日本人みたいな顔で漫画が書かれているが、実際には典型的なフランス人の顔ーという顔をしている。身内のことを美化して書くわけでもなく、ありのまま笑えるような形で表現しているので、彼女の友達は、「もしかしたら、今度自分がネタにされるかもしれない」とびくびくしているかもしれない。実際に、漫画の中に「友達がパリに遊びにきました」という内容も多い。
現在は2巻まで発売されているが、内容は読み応えがあり、フランスの生活感がここではみることができるため、これを見ると「あーっ、またパリに行こう」という気になる。
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