2006/08/25

FFP Card

 もうすっかりおなじみになってしまったFFP(Fly Frequently Program)のカード。飛行機に乗る人は大抵1枚は持っているのではないだろうか?乗った分だけマイルが溜まり、それをのちほど旅行に還元できるというもの。出張や旅行の多い人は持っているほうがとても便利である。どこのカードを持てばいいのかはとても難しいのであるが、今回、自分が持っているカードについて記載したいと思う。

 まずはJALカード。日本航空のカードではあるが、一番最初に持ったカードである。国内の航空会社では定番であり、ナショナルフラッグと一時期はいわれた日本航空は、いまは低迷し、彷徨う航空会社と揶揄されてしまった航空会社だ。そうは言っても、なぜかいまでも出張時にはこの航空会社を使っているし、この会社の株主にもなっているため、株主優待券を使って、出来るだけ遠く高い地域にいくとき(ただし、国内のみ)には旅行をしている。カードの役割は、その日本航空に乗るたびにポイントを貯めるために使っているのだが、それ以外に、クレジットカード機能もこれにつけているため、クレジットカードとして利用したときにもポイントが溜まっていく。実際の飛行距離で貯めるというよりも、買い物をするときのポイントのほうが断然個人的には多い。旅行に行くときの支払いは全部カードに極力している。そのぶんポイントが溜まる。しかし、ポイントの保持可能期間が3年間ということなので、そんなに多くのポイントを稼ぐことはできない。しかし、それでもカード保有期間は長いために、その溜まったポイントを使って旅行や親を連れて行ったことは何度か有る。現在、ICカードになっているため、国内チェックインの場合は、カウンターに行く必要も無いし、航空券を発券して貰う必要も無い。すべてICカードを使えば、チケットレスで搭乗することが可能だ。しかし、海外にいくときには、JALは何故か他の航空会社に比べると、高いので選択しない。無料航空券でのみしか海外にいくときには利用していない。また、今度はOne World の系列に参加することが表明されているが、他の航空会社に乗った場合のポイント換算は、いまのように厳しいのか疑問である。15000マイルで国内はどこにいくこともできる。北アジア各国であれば20000マイル。東南アジアは35000マイルだ。忘れていたが、クレジットカード機能を持っている人の中でClub-Aカード以上の会員の人は、Agoraという雑誌を毎月送ってくるし、年に1度カレンダーを送ってくる。

 通常、海外に行くときにはスターアライアンス系の航空会社を利用している。そのときには、なぜかスカンジナビア航空Euro Bonusで貯めている。このカードを持つようになったのは、初めて北欧にいったときに参加したツアーが、スカンジナビア航空で行くツアーで、そのツアーに参加すると、必然的にプラス5000マイルが溜まるということが最初で持つようになったと思う。それまでは別にそれほど海外旅行にいくということは無かったのだが、これをもつようになってから異様に増えた気がする。なんと言っても、スターアライアンスの成立時からある航空会社であるため、スターアライアンス系の航空会社すべての航空会社に乗れば溜まる。特に、ヨーロッパにいくときには、今ではすっかりシンガポール航空で行くことで定着してしまったが、そういう違う会社でもちゃんと溜まるのが嬉しい。実行飛行距離ではなく、実行飛行距離を100マイル単位で切り上げて換算してくれるので、実際にはすこし多く溜まるところが嬉しい。東京=シンガポール缶は3344マイルだが、Euro Bonus の場合は3400マイルで計算してくれる。これが一番のメリットである。2002年からシルバー会員になるためのポイントが35000マイルから20000マイルにきり下がったことで、シルバー会員になるのが用意になったのは嬉しいが、いまいちシルバー会員のメリットが個人的には分からない。しかし、たまに、シルバー会員だからという理由で、資格はないのにラウンジの券をチェックイン時にくれたりするときがあるし、上位エコノミー席が空いている場合は、その航空券を買っているわけじゃないのに勝手に選択されたりするときもある。ゴールド会員になるためには70000マイルが必要なため、少し貯めるにはあまり良いカードではないだろう。しかし、会員数が少ないようで、たまに日本国内で展開されているキャンペーンに応募すると、必ず当選することができるから不思議だ。といっても、たいしたプレゼントはもらえない。クレジットカード機能は北欧諸国に住んでいないと資格が無いため、純粋に飛行距離で貯めている。ポイント保有期間は5年間。スターアライアンス系の航空会社に乗る人は、多くの場合、ANAユナイテッド航空のカードを持っていると思う。アジア各国へは35000マイル。ヨーロッパへは90000マイルである。ただし、スカンジナビア航空を使ってヨーロッパに行く場合には80000マイル。

 最近台湾に行くときに使っている航空会社がキャセイパシフィック航空。この会社はOne Worldというグループの中心会社である。それまでキャセイに乗る際には、アメリカン航空のAmerican Advantageにしていたのだが、格安航空券のキャセイパシフィック航空の券ではたまらないことが分かった。そこで台湾行きの飛行機の場合には、キャセイがやっているAsia Milesのカードに今後は統一することにした。American Advantage のほうは、5年間のうち1回でも溜まれば、必然的にポイントは半永久的に有効になる。だから、そのうちAmerican でもまたポイントを加算して、ある程度溜まったら、それを使っちゃえと思い始めた。その間は、できるだけ有効期限のある Asia Miles で対応することにする。まだ使い始めてあまり溜まっていないのだが、中国の会社との提携が強いため、今後中国旅行にいくときに、もし不評な中国なんちゃら航空類を使う場合には、全部このカードで対応できる。台湾に行くときにキャセイを使う理由は値段が安いことと、出発する時間が結構楽な時間帯だからである。多分、今後も台湾に行く場合にはキャセイを使うことになると思う。

 世界的なグループのもう1つには、Sky Teamというのがある。このグループは最近巨大化してきているが、そのなかの航空会社としてNorthwest 航空のカードをもつようにしている。あまりこのグループの会社を乗ることは無いが、Northwest のカードは先ほどのアメリカン航空と同様、3年間の内に1度でもマイルを貯めれば、半永久的にポイントは有効になる。現在、国内の航空会社に乗った場合でも、半券を送ればポイント加算してくるキャンペーンをやっており、なぜかこれが3年間くらい行われている。1枚の国内航空券で500マイル溜まるが、年間8枚まで。3年間やっているから、これだけで12000マイルが勝手に溜まってしまっていた。今後も何かにつけて貯めるかもしれない。特にヨーロッパの航空会社との連携は多く、Air FranceAlitaliaKLMとヨーロッパ国内の移動で、良く行く国の国内移動には貯めるようにしている。韓国すきな人は大韓航空とも連携しているので、これをもっているのが便利だろうと思う。競合としてDelta航空も同じ仲間だが、こちらも5年間でマイルを1度でも貯めれば半永久ポイントになるので、どちらがいいのかは提携会社を参考にして欲しい。Northwest はMalaysia航空Garuda Indonesia 航空やマイナーだが定評があるMalevハンガリー航空とも提携している。アジア国内なら20000マイルから還元。

 いまではグループ化してどこの会社でも溜まるようになっていったが、これまで加入は無料なので、片っ端からFFPプログラムを発行しているところの航空会社のカードを作ったことが有る。加入して1年間は、どこの会社も頻繁にレギュラーニュースを郵送してきたので、それを見ているだけでも面白かった。特に充実していたのは、Alitalia の Club Millemiglia だったとおもう。イタリア好きの人なら、見ているだけで嬉しそうな内容が記載されている。さすが、ファッションの国の航空会社だと思う。珍しいところでは、アエロフロート航空のカード。全部ロシア語なので、なにが書いているのかちっともわからない。

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