2006/10/30

「サツマイモで緑化?!」の結果

以前、NTTのグループ会社の1つであるNTT都市開発という会社が、ビルの屋上にサツマイモを植えて、ヒートアイランド対策の実験を行うことに対して「はにゃ?」というような記事を書いたが、その実験の結果が報道発表されたようだ。

東京都内の最近激暑地域になってきている海に比較的に近い場所であるNTTの関係ビルの屋上で実験されたようだ。その結果、サツマイモの蒸散作用により太陽からの正味エネルギーを約80%も吸収する高い効果があることが確認できたらしい。
実験が行われた日程は、ちょうど日本が熱くて、カキ氷でも食べながら、高校野球を見ているお盆の時期に行われた。屋上を、サツマイモが植わっている場所と植わっていない場所にわけで、同時刻に平行観察ができるために用意した。その結果、ヒートアイランド現象の大きな要因である気温を上げる熱である「顕熱」が、サツマイモの植わっていない場所で確認され、サツマイモの上手居るほうは、サツマイモの葉から蒸発する水分の影響でその温度を吸収していることにより、なんと夜間の温度差はほぼ一定で、太陽から地上に降りそそぐエネルギー量から地表面反射された分を差し引いた正味の太陽正味エネルギー量を80%も還元することができたということだ。

しかし、実験レポートを見て素朴な疑問がある。サーモメーターの写真も掲載されていたが、サツマイモの葉の上から温度分布を見ている写真がある。実際に、サツマイモが植わっている地面の表面温度はどうなっているのだろうか?それが知りたがった。そうでなければ、実際のヒートアイランドの根本的な原因は解消しないのではないかとおもう。植物が50度も温度を自分で持つわけがない。自制で温度調整しているので、葉っぱの上から温度測定しても意味がないとおもうのだが、自分が無知なだけだろうか?誰か教えて欲しい。

また、今回のNTT都市開発の実験結果のおまけとして、ヒートアイランドを防ぐための温度だけでなく、「100m2の緑化で約100kgの収穫を見込んでいます。」とのことで、食料調達のための次世代の農業問題に対しても提言しているところが面白い。しかし、サツマイモでは、日本中がオナラ臭くなってしまう。ぷっぷっぷー。

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