アムステルダムからウィーンへ移動する際には、オーストリア航空のグループのチロリアン航空で移動した。もともとは、インスブルッグを中心としたローカル航空会社だったのを、オーストリア航空が子会社化したために、航空会社を示す2桁のアルファベット(OS)も、機材の塗装や制服についても、オーストリア航空と全く同じになっている。だから、制服は真っ赤のスーツである。チロリアン航空とは会社名であるが、オーストリア航空のグループであるという意味で会社経営する場合には「オーストリアン・アローズ」という名称が使われている。
全体的には大きな機体を所有してないし、就航している場所も、基本的にはヨーロッパ国内を中心に就航しているが、その就航地は結構多い。ウィーンからヨーロッパ国内に移動する場合には便利な航空会社だろう。ただ、予約する際には、親会社のオーストリア航空名で見られるため、実際にチロリアン航空であることは乗客には分かり難い。航空券を発見したあとに「Operated by Tyrolean Airlines」という記載が出ているのをみてはじめて知ることができるだろう。ちなみにアムステルダムとウィーン間で利用されている航空機材は、既に倒産してしまったオランダの航空機メーカーであるフォッカー社のFokker 70という80人乗りの飛行機だった。航空会社はだいたい航空機材に名前をつけるのだが、チロリアン航空の場合、Fokker 70型の飛行機への名づけ方は、オーストリアの地名だった。今回ウィーン行きの飛行機はInnsbruckで、帰りはSalzburgだった。小さい飛行機好きの人だったら、わくわくすることなのだろう。長距離用の機材を使っているイベリア航空と並んで停まっていたので、写真を撮ってみたが、やっぱり小さい。アムステルダムとウィーン間を結ぶ飛行機に乗った時間帯がちょうど昼ご飯帯なのであるが、提供されたのは、写真のようなサンドイッチ一切れである。寂しい・・・。ただ、行きと帰りでは、なぜか帰りの飛行機では「ヨーグルト」が付属で付いていた。あとは慌しく、飲み物のサービスをされるのだが、結構アルコールやコーヒー類など注文しても対応してくれる。できれば、ここでは単純にコーヒーというよりは、オレンジジュースとかミネラルウォーターとかビールとか、缶やペットボトルで提供されるものを注文したい。そうすると、絶対現地のメーカーのものを提供されて、楽しめるからだ。ただ、アルコールの飲みすぎは禁物である。
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