ウィーンへ

このところ以前からハプスブルグ家に関する本をたくさん読んでいたこともあり、どうしてもウィーンに行きたくなる気持ちが高まってきた。そこでちょうど今年のゴールデンウィークも日取りが良かったこともあり、このゴールデンウィークに行くことを決めた。しかし、航空運賃は別にしても、サーチャージが高いので、どうにかならないものかとしばらく待っていたところ、ようやく世界的なオイル価格が下がってきたこともあり、4月以降に発券される航空運賃に課せられるサーチャージも下がるという話を聞いて、楽しみに待っていたところ、いつものようにシンガポール航空を選んで発券の時期だけを待っていたのだが、結局シンガポール航空はサーチャージの値段は結局下がらなかった。さすがケチな国、シンガポールである。あのJALやANAでさえ、サーチャージの値段を激的に下げたというのにも関わらずである。

結果的には直行便で行くほうが安いことになってしまったのであるが、サーチャージの値段が下がるだろうと思ってシンガポール航空を使って遠回りにしてしまったことが裏目に出た。遠回りになればなるほど、それだけ路線が増えるため、そのたびに余計なサーチャージの負担が掛かるからである。

しかし、そのシンガポール航空も、なぜかヨーロッパの文化の中心地であるウィーンへの直行便が無い。仕方が無いので、ヨーロッパのほかのゲートウェイ空港を利用してウィーンへ行くしかないのだが、今まで使ったことのある空港だとつまらないと思ったので、ここは過去に利用したことが無いアムステルダムを経由していくことを思いついた。シンガポール航空を使ってヨーロッパに行く場合には、アテネ以外、すべて同じ値段なのでどこを通っても同じである。でも、イギリスは嫌いなのでとおりたくない。となると、ちょっと麻薬の雰囲気がぷんぷん匂って来るアムステルダムを選んだ。アムステルダムから先は、オーストリア航空グループに属するチロリアン航空を利用することにした。

スケジュールは下記のとおりである。

■往路

2009.4.29(Wed) SQ637 NRT 11:30 → SIN 17:40
2009.4.29(Wed) SQ324 SIN 23:45 → AMS 07:00
2009.4.30(Thu) OS372 AMS 10:30 → VIE 12:30

■復路

2009.5.4(Mon) OS373 VIE 13:55 → AMS 16:00
2009.5.5(Tue) SQ323 AMS 11:30 → SIN 06:00
2009.5.6(Wed) SQ12 SIN 09:40 → NRT 17:35

せっかくアムステルダムを経由するので、行きか帰りかのどちらかでアムステルダムに1度泊まろうと思っていた。今回は帰りにアムステルダムを通ることにしたのだが、その理由として、シンガポール航空に間に合うように、ウィーンからアムステルダムへ戻る飛行機の時間があまりにも早かったためだった。朝の8時前の飛行機に乗らないといけないなんていうのは、あまりにも強行軍のような気がしたからである。更に言うと、行きにアムステルダムで泊にしても良かったのだが、朝のんびりしてウィーンへ向かおうとした場合、結局は泊無しで乗り換えた場合と同じ飛行機の時間になるため、それならさっさとウィーンに行ってしまおうと思ったのも一理ある。

しかし、行きのアムステルダムの空港では、スケジュールで見る限り、トランジットでの時間が有り余っているように見える。しかし、ヨーロッパへ向かう便は、だいたい時間が不定で到着するし、ヨーロッパへの入国審査の際に、早朝だから開いている入国審査のゲートも少ないから、どうせ待たされるだろうということもあった。が、実際にはアムステルダムの空港での待ちはほとんど無かった。

あとの詳細は別途スキポール空港の様子について記載したいとおもうが、ちょっと有り余ったトランジットの時間について、スキポール空港で過ごすには十分程の設備があるために、結構時間は潰せる。それほど広い空港であった。シンガポールのチャンギ空港もだんだん広くなってきて、設備的にもいろいろあるなーとおもうのだが、そんなものは比較にならないほど広くていろいろある。