チャンギ空港（シンガポール）

シンガポールのチャンギ空港は、政府およびシンガポール航空が経営している民間の空港である。シンガポールの玄関であるため、その力の入れようは半端じゃないことは確かだ。ただ、どうしても「田舎モノが頑張って背伸びしてみた」という感覚が抜けないように見えるのは何故だろう。

今回はなんだかそういうのをチャンギ空港で見つけてしまったので、写真をアップしてみる。

清く正しくシンガポールは行っていますを大々的に見せているようにしか見えない、このカートの整列は見事だ。北朝鮮のマスゲームでも見ているような感覚である。ちょっとでも乱れたが明日からクビだからねーっと上層部にでも言われたようなくらい整頓されているが、ここまで来ると恐ろしいものがある。
昨年、シンガポールで初のフォーミュラ自動車レースが行われた。シンガポールの観光躍進のために、多額のスポンサー料をF1コミッションに払って実現した市街コースは、真夜中にナイターで行われたので、F1ファンなら衝撃的な光景だったことは記憶に新しい。その成功で気をよくしたのか、単なるチャンギ空港をアミューズメントパークにするための客寄せパンダなのかはわからないが、F1にあやかったF1ゲームセンタが出来ている。テレビゲームの画面がF1コックピットの中に備えられていて、ゲーマーはF1に乗っているような気分でゲームができるというだけのもの。日本のゲーセンにもあった対戦通信型レースゲームのリッジレーサーみたいなものだった。でも、あんまり客は挙ってやりたがろうとしていないで、閑散としていたのは、なんだかイタイ。チャンギ空港第3ターミナルの出国審査前にいけるフードコーナーのひとつに、「和風パスタ」と書かれた店を発見。シンガポール人が平仮名を読めないことをいいことに、なんでこんな意味不明な店があるのかが不思議だ。日本のものであればなんでも欲しいとおもっているシンガポール人にありがちな店の経営なのだろう。