そういえば、前から姫路にホテル日航がホテルを持っていたのだろうか!?と素朴な疑問を宿泊時に思ってしまった。だいたいJALの系列であるということは、空港かまたは主要都市に関係するところじゃないとホテルは存在しないはず。姫路は空港もないし、中心都市でもないのになぜ?!ということからの疑問だ。
調べてみるとすぐにわかった。元々は三井不動産の所有だった「ホテルサンガーデン姫路」というものを不動産業のケン・コーポレーショングループが買収し、それをJALホテルズが運営することを2005年に行っていることがわかった>(ニュースより)
JALグループの資産になっているわけではないために、JALの破綻を受けて大打撃を受けたということではなさそうである。どちらかというと、資産会社のケン・コーポレーショングループのほうがJALは大丈夫なのか?と破綻と同時に思ったことだろう。いずれにしても、利用者から見た場合には、ホテルがなくなっているわけではないので、問題なし。
さて、内部はどうなっているかと言うと、建物入り口は1階にあるのだが、レセプションは2階にある。1階は大きなロビーフロアーになっており、朝食のときに利用するレストランも存在するが、ここでチェックインは出来ない。エスカレータに乗って2階にあがるところから始まる。が、なにせ経費削減のためなのかドアボーイらしい人が、このホテルには居ない。居る必要が無いからなのかどうかわからないが、初めての客は困ると思う。
2階にあがると、典型的なホテル日航のカウンターになっており、パンフレットもJALのツアーの宣伝があったりと、JAL一色になっているのがよくわかる。チェックイン時間が他のホテルだと15時ごろからだったりするのだが、このホテルはなんと13時から可能。姫路に着いて、昼ごはんを食べた足でホテルに到着したのが13時15分ごろであったので、そのまま荷物を駅のコインロッカーに預けて、姫路城に行くということをせず、部屋に荷物を置いて出掛けるということが出来たのはうれしい。
今回の旅行は3人でいったこともあるので、本来ならば同一部屋に3人で泊まろうと考えていたが、ホテルの予約サイトを見ると、3人同時に宿泊できるタイプの部屋がないことがわかったので、シングル1室とツイン1室を予約することにした。ツイン部屋は、スタンダードなビジネスホテルのちょっと毛が生えた程度の部屋であるため、それほど大きいわけじゃなく、必要最低限どのアメニティは全部揃っていた。ベッドの大きさも大きくもなく小さくも無いタイプである。JALグループのホテルのベッドは、特に何かの色を貴重としたもので用意されているわけではない。ANAのグループだと紺色に統一しているから、いかにもーっとおもうが、JALに無いのは少しつまらないと感じるだろう。テレビは地上波対応の液晶32インチタイプであり、関西のテレビチャネルは全部映る。部屋からネット接続も有線接続を無料でできるので、PCを持ってきている場合には有効に使える。外部への接続速度もかなり速いので、ストレス無くネットで遊ぶことは可能だろう。冷蔵庫は特に最初からなにか飲み物が入っているわけじゃないので、外で買ってこないとなにも飲めない。ただし、部屋にはポットと、インスタントのお茶類があるので、それで我慢できる人であればそれで良いだろう。シングル部屋の場合は、ツインの部屋を本当に半分にしただけの大きさなので、狭苦しく感じる。シングル部屋に泊まると、ここがいかにも元々がビジネスホテルだというのがよくわかるものだ。寝るだけに泊まるというのであれば、この程度の広さでも十分だとはいえるが、多くの荷物を持っている場合には、足の踏み場も無い状態になるので、少し辛い。そういう場合には、ツイン部屋のシングルユースしかないだろう。
そういえば、ツイン部屋のある北側のほうだと、姫路駅が真下に見える。当然新幹線が通っているのも見られる。姫路城が見られるというのが第一のメリットだが、そのために姫路駅も見えるというのはおもしろい。姫路駅で電車待ちをしているひとたちもじっくり望むことができるが、なんだかそれは下界の動きを見ている神様のように思える。朝ごはんは、プランによって付いていたり、付いていなかったりする。開始は7時ちょうど。しかし、実際に宿泊客は6時45分ごろには店内に入って、バイキングの料理を取りはじめていたとおもう。自分たちも7時40分のバスに乗らねばならないことを逆算して、一度チェックアウトをしてから、その足で朝ご飯をたべて、部屋に戻らずにそのままバスに乗ろうと思っていたため、ちょうど7時には朝ごはんのレストランに行けるように逆算して動いてみた。ところが、もう先約のようにたくさんの客が順番待ちをしていたのでびっくりした。5分以内にあとからもたくさん客が入ってきて、みんな朝早いなとおもいつつも、そんなに急ぐ人がいるのか?という疑問にも思った。
バイキング形式であるのだが、数多くないがいちおう、和洋の各種が揃っている。ご飯ものを食べたい人もパン物を食べたい人もいちおうは大丈夫である。が、本当に種類は少ない。量も多くないが、種類が少ないために、無くなればあとから足してくれるので、それを待てばいいだろう。朝から豪華に満腹になりたいというひとであれば、ちょっと種類が少ないので満足にはならないと思う。が、トーストと果物のみというような、しょぼいご飯ではないので大丈夫だ。席数は意外に多く、夜にこのレストランを使う人は、たぶんほとんどいないとおもうので、結果的には朝食用のレストランとして開放しているのだろうと思う。
ホテル日航姫路
URL:http://www.hotelnikkohimeji.co.jp/
住所:〒670-0962 兵庫県姫路市南駅前町100番
TEL:079-222-2231
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