2010/03/05

会社更生適用後のJALに搭乗

会社更生法が適用になったために、2/19を以って、JALの株式上場が廃止されてしまったJALがどれほど元気がなくなってしまっているのかというのを垣間見たい気もしたため、城廻ツアーに参加する際、1路線だけJALを使ってみることにした。以前はよく出張で使っていた羽田から大阪伊丹への路線が、以前と比較するには一番わかりやすいところだろうという理由から、この路線区間をJALに選択してみた。

羽田空港の第1ターミナルは、ほぼJAL専用として使われているところであるが、空港地上職員たちは特にやる気なしという雰囲気ではなく、いつもと変わらぬ応対をしていたのは清々しい思いがした。予想では、もっとやる気なしの雰囲気を醸し出しているものかとおもっていたからである。本当なら空港で荷物を預けるべきことをすればよかったのだが、そこまでの大荷物を今回は持参していなかったために、地上職員と話すときがほとんどなかったのが残念である。いまはほとんど自動発券機で株式優待券を含めた処理ができるようになっているため、かなり便利である。ただ、この株式優待券を使うことも、5月31日以降はなくなってしまうのは悲しい限りだ。そうなると、ほぼJALに乗るという選択はなくなってしまうことだろう。

朝9時半のフライトだったのだが、空港にはなぜか7時30分ごろには到着してしまって、かなり空港の中で時間をもてあます結果となってしまった。

こんなに早く空港に到着したのであれば、JALのファーストクラス選択して、どれだけJALのサービスが変わらず提供できているかというのを確認できるようなものにしておけばよかったとおもったのだが、そこまで金銭的に余裕があるわけでもないのであきらめた。
今回はファーストクラスというわけではないのだが、クラスJに登場してみることにした。たった1000円プラスしただけで、ちょっと席が広くなるというのはうれしいものである。以前では茶菓子のサービスは出たのだが、それは経費削減のために提供されることはなかった。個人的にはいっそうのこと、短距離路線であれば、飲み物の提供も要らないと思う。国際線と違って、ペットボトルの持ち込みは荷物検査で検査を受けるだけで可能なのであり、乗客は自前で飲み物の調達をすればいいと思う。

スチュワーデスは国内線だからか、相変わらず若い人や男の人が搭乗することはなく、ベテランの人が担当をしていた。厚化粧で。でも、これは今に始まったことではなく、昔から変わらない。きびきびとした動きは、以前と全く変わらないので、よほど会社更生法適用でがっくり来ていると期待したのが全くないように思われた。
会社更生法適用から既に1ヶ月が経過したこともあるので、社員の意識としても、会社の行く末がわからないという迷走状態になっているわけじゃないことがわかっただけでも、働く意識はわからないのだろうと思う。むしろ、会社を良くしていこうという意識が強くなっているのではないだろうか。

個人的にはJALカードを持参していることもあるので、JALのマイルは貯めている。だから、JALを全く使わないという選択はないと思うが、サービスが悪くなったという印象は今回の実験でないことがわかったので、国際線も含めて機会があったらJALを選択するという機会を設けたいと思う。結構JALしか就航していない場所へ移動する際には、JALを使うこともあろうと思う。

そういえば、JALグループのRACJACなどのような会社は、何時まで経っても別会社のままで、「JAL」という便名にならないのだろうか?マイル加算としてはRACだろうが、JACだろうがでも加算対象になるのだろうが、会社の意識として別会社のままにしておくと、何時まで経っても「JAL本体とは違う」という分裂状態の意識になってしまい、それでまたたくさんの組合が出来たままになってしまうことだろうと思う。これは良くない。ANAはいち早く会社を統合して、一丸となって進んでいくような体制が出来ている。これをJALにも適用してもらいたい。
乗ったJAL機なのだが、いつもの尾翼が赤の飛行機ではなく、緑の飛行機だった。JALもとうとう徐々にどこかに知らない間に買収されてきたのかなと思ったのだが、そういういみではまったくなく、単にエコブームに乗っかるために、エコのイメージカラーである緑を使った飛行機を飛ばしているらしい。だけど、内部はまったくいつものJALの様子だったので、どこがエコじゃいと1人ツッコミをしたのは言うまでもない。

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