2006/12/10

慶應義塾150周年記念


「慶応義塾の創立150周年記念事業のお知らせ」というのが家に届いた。1858年に福沢諭吉が蘭学塾を開校して以来、2008年で150年が経過だという。この名誉有る学校を卒業できたことはとても喜ばしいと思うが、その一方、卒業以来常に「寄付金出せー」と通知や連絡がくるのはたまったもんじゃない。確かに、卒業生のなかでは会社の社長・会長に君臨している人は多いわけだし、もともとの家庭で金持ちのひとたちはたくさんいる。そういう人たちから、どんどん寄付金をふんだくれば良いと思うのだが、一般庶民から寄付金を募るのは、ほとんどカツあげに近い。会社でも卒業生が人事部を牛耳っている場合、大体の場合「寄付金出せ」と催促の電話が仕事中に掛ってくる場合もあった。今回の150周年記念事業に関しての寄付金は、まだ会社からの要請はないのだが、そのうちあるだろう。

それにしても、送られてきた150周年記念事業のパンフレットを見ていたのだが、今まで知っている慶應のキャンパスからはだいぶ近代化した建物が建設されて、授業の内容も近代化しているものをカリキュラムとして組んでいるので、それは良いことだと思う。2008年は単なる節目であるが、2007年度から2010年にかけて、一大改革をするようだ。先日、昭和薬科大の吸収を発表したが、それも改革のロードマップの中に入っている要素の1つのようである。海外の有力大学との提携も盛んに行っていることにより、国際感覚を身につける人材を養成しようとしているのは、自分が在学中のときも言われていた姿勢だが、さらに強くなっているのではないだろうか。産業界はM&Aなど海外企業との間での活発なビジネスは行われており、それをアカデミーの世界でも更に活発にさせていこうという姿勢は、諭吉の姿勢を反映している素晴らしいことだと思う。

今後の慶應義塾の発展を祈りたい。

慶應150周年記念事業 http://keio150.jp

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