2013/05/12

リスボン空港

リスボンの空港は、ポルトガルのゲートウェイとしては無くてはならないものだろうと思う。そして、市内に比較的近いところにあるために、交通の便もよく、時間もそんなにかからずに移動できるというのはメリットだ。リスボン空港と市内の移動手段でも記載したが、交通手段はなんでもあるので、旅行者の気分によってなにを使ってもいいと思う。行きは空港でタクシーをチャーターしたのだが、同じ距離を帰りはホテル前に停まっていたタクシーを使うと、9.90ユーロだったので、リスボン空港に到着したときには、インフォメーションカウンターで提示された価格はボラれたものに等しい。が、それは正規料金である。そういうやりとりが面倒くさいと思うのであれば、地下鉄やバスを使ったほうがいいだろう。だいたい時間として空港と今回泊まったホテルまでは、15分程度だった。
クリスフライヤーのゴールドメンバーになったため、スターアライアンスで利用した場合、空港ラウンジが利用できる特権は持っている。リスボンの空港でも出発までの時間は、タクシーで早めに着いたこともあり、早速ラウンジに直行してのんびりすることにした。なにしろ、お土産は既に街中にいたときに購入していたので、空港でわざわざばら撒き土産を含めて買う必要がなかったからである。
リスボンの空港のラウンジはなかなか広くて、TAPポルトガル航空のイメージカラーである、朱色と黄緑色というのが、ラウンジの中のいたるところにもデザインとして利用されていたのは印象的だった。それも北欧デザインとは異なるし、アールデコのようなデザインでもなく、独特のデザインとインテリアで作られているラウンジだった。
ユナイテッドの成田にあるラウンジは、食事がショボすぎて泣きたくなるようなものだったが、リスボンのラウンジのご飯は、かなり豊富な種類を持っているために、なんとなく何でもかんでも選んでしまって、これでお腹が一杯になってしまうと思った。この時、既にホテルで早めの朝食を摂っているために、別にそんなに口に入れる必要は無いのだが、なにしろ目に付いてしまったら、人間の欲望としてはついつい手を出してしまうということになる。何と言っても、ポルトガルならではのエッグタルトがここでも出来たてのものが食べられるというのは面白い。どこまでエッグタルト様サマなんだろうとは正直思ったが、ポルトガルなのでそれは許そう。アルコールに付いてもポルトワインは当然あるが、ビールもウィスキーも全部飲み放題なので、乗る前に飲みすぎてしまうのもわからなくもない。
 
 
もちろんラウンジの中では無線Wi-Fiが無料で利用できる。ただし、無料といってもSSIDに対するパスワード規制があるため、利用する前には、ラウンジのカウンターのところでパスワードを貰うことが必要だ。結構他の空港のラウンジ傍で見かける光景があるのだが、ラウンジから漏れてくる無線Wi-Fiを勝手に使おうとラウンジ前に陣取る中国人を結構見かけるのだが、ここではラウンジ前に陣取ってもパスワードが分からなければ利用することはできないというものだ。本来ラウンジとは、特権を持ったひとだけが、そのラウンジ内で提供されているサービスを利用出来るというものだから、資格が無い人にこぼれて来たサービスを使わせてあげてもいいというのは間違いな考え方だ。
そういえば、リスボンから出発する前に駐機場に停まっている飛行機の写真を撮っていたところ、「空港内は撮影禁止ですっ!」と係員に怒られた。なんで?なにか映ってはいけないものでもここにはあるわけ?!こんだけの乗客のひとが窓の外の景色をみているのになんで写真に撮ってはいけないわけ?!実は、搭乗口でのこの注意もそうだったが、チェックインカウンターのところでも同じように注意された。つまり、空港内は全面的に撮影禁止なのである。でも、バレなければ撮影をしてもいいんじゃないかとおもう。なぜなら、自分たちのほかにもスマホでバシバシ写真を撮っている人たちを結構観たから。

TAPポルトガル航空を含めてスターアライアンスの航空会社を利用してリスボンから出発する場合は、ほぼ全員自動チェックイン機械にてチェックインを行わせるようなことになっている。空港に到着すると、そのあまりにも長い待ち行列にウンザリすると思われるが、まぁちょっとはガマンして欲しい。たぶん20分後には自分たちの番が廻ってくるはずだ。チェックインカウンターの機械はかなりたくさんあるので、どこかの馬鹿が操作をなかなか出来ない状態であったとして、後の人たちが詰まっているということはなく、順番に係員が「あなた何番のカウンター」とテキパキと誘導してるので問題ない。カウンターでは、荷物を預けて、それで終わりである。

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