店舗は決して新しいというわけじゃなく、昔ながらの喫茶店のような感じよりも、昔の蕎麦屋やラーメン屋というようなものをベースに作った店のようにも見られる。小窓のようなカウンターがあって、そこから商品が提供されることを想定しているのだろうが、実際には何の役にも立っていない。できあがった愛玉子は、店員がちゃんとテーブルまで持ってきてくれるからである。じゃ、昔ながらのカウンター式小窓はどうなっているのかというと、会計台となっていて、小銭がそのまま置かれていたりするから、三田にあった昔のラーメン次郎本店のようなものに思えてしまった。
愛玉子自体のことは台湾デザートであるということまでしかここでは言及しないのだが、基本的にはレモンシロップをかけて食べたほうが美味しいと店では勧める。そのまま食べても美味いとは思うのだが、味が薄いので、その寒天風味をより楽しむのであればシロップをかけてもいいだろうと思う。
この店は前から知っていて、一度は行ってみたいとは思っていたのだが、根津・千駄木あたりを散策することが流行っていても、わざわざ行くということはそんなに自分のなかでは要望がなかったので、なにかの機会にこの店に行ければいいだろうという程度でしか考えていなかったのだが、今回はたまたま傍に行くことができる機会ができたので、立ち寄ってみたのである。長年の希望がかなってとてもうれしい気持ちになったし、あんまり最近は台湾にいける時間がなくなったので、台湾に行かなくても台湾の味を堪能できるということの嬉しさも重なって、とてもいい時間をすごすことができたと思った。
最後につけたしをするとすれば、この店は、テイクアウトもできる。この店で買って、別のところで食べるということも楽しいことだろう。
愛玉子(おーぎょーちー)
住所:東京都台東区上野桜木2-11-8
電話:03-3821-5375
営業時間:10:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:不定休
0 件のコメント:
コメントを投稿