今回の香港・澳門行きの飛行機は次のフライトスケジュールで行く事にした。
往路 JL735 成田 18:15発 ⇒ 香港 21:50着
復路 JL732 香港 14:50発 ⇒ 成田 20:00着
行きのフライトが遅い時間になったのは、最初、父親が「当日午前中は用事がある」と航空券の予約時に言ったものだから、この時間になった。ところがこれが1ヶ月前くらいに「予定がなくなったから早い便でも良い」と言い始めたから、このときはキレた。というのも、マイルでの航空券はマイル失効後は変更ができないのである。従って一度決めたスケジュールはそう簡単には変えられない。だから、マイル還元するとき、3ヶ月前からどこにいつ頃行くのかは、考えておいてくれと頼んでいたのに、「全部任せるから」といつもの調子で他人に責任を押し付けようとする典型的な日本人的考えを醸し出したからキレたのである。
そうは言っても渡航する日程は来てしまったので、空港まで行く。空港まではいつものとおり空港バスで移動する。これが一番楽なのである。おまけに、いつもなら小さいバックを各個人持って渡航していたのだが、それだと荷物を持ち歩くのが面倒くさいので、1つの大きなトランクケースで持っていくことにしようとした。母は「そんなことしなくてもいいのに」というのだが、今回は両親がビジネスクラスで移動するので、ビジネスクラスでチェックインすれば、空港に到着したあとも優先的に荷物を獲る事ができるから、楽なのだ。だいたい機内へどれだけの荷物を持ち込んでいいのか最近はわからなくなってきたので、できるだけ預けて1つのケースにしたほうが便利なのだ。
空港に到着して、ビジネスクラスでチェックインするからなのか、ちょっと上機嫌な顔をしながらチェックインカウンターへ向かう。でも、自分はエコノミーだ。あくまでも両親分のチェックインを先にしてあげるために一緒にチェックインカウンターに行っているだけなのである。成田のJALカウンターは広く、夕方になっても各方面へ行く人たちが多いために、ビジネスクラスのカウンターでさえも結構並んでいた。「へぇ、結構並んでいるんだー」という顔をしていると、JALの地上職員の人が「こちらでもどうぞー」とチェックインを促してきた。見ると、ファーストクラスでのチェックインカウンターへである。ビジネスクラスなんですけど-というと、「空いているので、構わないですよ」とのこと。さらに、自分1人はエコノミーなのだという話をしたら「いっしょに手続きは出来ますので、どうぞー」との対応。JALの国際便の対応は、今まであまり良い印象が無かったのだが、今回は幸先ちょっと幸せだな-と思ったりした。席は事前に予約時に指定したので、番号も分かっている。両親は前から3列目で、自分は2階席の前から二番目だ。スーツケースは父親の名義でチェックインしておいたので、香港についたらビジネスクラスの客として受け取ることが可能である。チェックインはかなり簡単に終わった。
この後は、ビジネスクラスの客はラウンジでのんびりして貰うことにし、こちらは出発前までは適当に時間を潰そうと思った。しかし、父が香港に関する別のガイドを買って見比べるといい始めたので、出国審査前に書店に行き「ちたま」を買う。そのあとは、出国審査が混むのが嫌なのでさっさと出国審査を済ませて、指定ラウンジのほうへ移動する。自分はラウンジの中に入れないので、いちおう集合の時間だけ決めて、お互いに携帯電話を持っているので、何かあったらそちらへ電話することでラウンジ前で別れる。こちらは香港で何をするかというのを、とりあえず搭乗口前の椅子に座って、もともと持っていたガイドを参考に調査し始めた。
搭乗開始が出発20分前くらいなので、その頃に集まったのだが、ラウンジは結構人がいたらしい。晩御飯は飛行機の中で出るので、別にラウンジで何か食べる必要は無いと思うのだが、「食べものはろくなものがないね」と訳の分からないことを親は言っている。ラウンジだからぼーっと歓談する場所なのだから、食べものについては注目する必要が無いと思うのに、ちょっと卑しいなと思う。ただ、のんびりするには良い場所だと感心していた。搭乗時もビジネスクラスは優先的に搭乗できるので、搭乗口前で並ぶ必要が無いので、ここまで殿様的待遇をされると、これからもビジネスで行きたいと思うのは分かるような気がする。現地でついたら、降りたところで待っていてくれと言い残して、飛行機の中に乗り込む。
ビジネスクラスのほうはどうなっているのか分からないが、2階席のエコノミー席は、あとで考えると、階段付近のほうが良かったとおもった。というのも、帰国時にわかるのだが、食事や飲み物を持ってくるときには前のほうから持ってくる。ということは、おもわず寝ちゃった場合には、忘れられて通り過ぎる場合もあるからだ。匂いを感じて起きても、後ろの席のほうであれば気付くからだ。あと、降りるときにも、後ろのほうに階段があるので早く降りれるのだ。トイレも後ろのほうが近い。2階席を予約する場合には、是非後ろに座ることをお勧めしたい。
JALなので日本語だから楽なのはいいが、時にはスチュワーデスのサービスがウザイなとおもうときもあるのは良し悪しだろう。香港までのフライトでは、今回なぜか寝られず、ずっと本を読んでいたと思う。それをMP3プレイヤーで音楽をずっと聴いていた。となりは、母子の2人ずれで、子供のほうは小さい子なのに、機内ではとても大人しくしていたのは教育が行き届いているからなのだろう。
香港到着はほぼ時間とおりだった。両親とはすぐに再会し、そのまま入国審査のほうにいくのだが、これが長蛇の列なのだ。台北でもうんざりするくらい並んだことは記憶にあるが、香港の長蛇の列はとんでもない。ディズニーランドのアトラクションに乗るときの長蛇の列のように1列に並ばされて、いつ審査の順番がくるのかどうかわからない。かなりうんざりした。毎回毎回香港への入国審査はこんなに時間がかかるものなのだろうか?結局1時間くらい並ばされて自分たちの番がやってきた。到着してすぐに審査ができ、そのままホテルへ直行できるものかと思ったのに、入国審査で疲れきってしまった。
空港からは香港市内へ移動するのに、エアポートエキスプレスを利用することまでは分かっていたのだが、最寄の駅からホテルまでは、ホテルへの循環接続バスがあることを聞いていたのでそれを利用すればいいと思った。しかしガイドを良く見ると、最終バスの運行が23時10分とかいてある。入国審査を抜けた時点で既に23時20分なので、どうしたら良いのかどうか困ってしまった。エアポートエキスプレスの空港での販売員に聞いてみると、「もうタクシーに乗るしかないですね」とのこと。簡単にタクシーに乗れるのだろうか?と不安になるが、往復のエアポートエキスプレスのチケットをここで購入する。最寄の駅である九龍駅までは約20分で片道HK$90、往復HK$160である。帰りももちろんこの電車を使うことになるだろうから先に買っておいた。これが正解だとあとでわかる。
ちなみに香港ドルへの換金は何処で行ったかというと、香港の空港で行った。日本出発時の成田空港での換金を見ると、HK$1=約\18だったので、ちょっと高いなーとおもった。しかし、香港で換金したら約HK$15.5なので、断然レートが良い。香港へ行く人は香港の空港で換えるのが一番いい。
エアポートエキスプレスは、数個の駅しか止まらないので、本当に早い。まるで成田エキスプレスみたいな感じだ。しかしホームは銀河鉄道999のプラットフォームみたいに、ほとんど人が居ない。まるでゴーストステーションのようだ。しかし、電車はほとんど揺れることが無い10両編成の電車なので、かなり席は空いている。夜だと景色がわからなかったが、窓からの香港の夜景は結構綺麗だったかもしれない。
九龍駅に到着後は、タクシー乗り場へ移動する。だいたいの人がタクシー乗り場へ移動するが、そこではタクシーの割り振りを行う人が信号機のように客と車を裁いているので、その人に従っていけばあまり並ばなくても乗ることは可能だ。タクシーで九龍駅からホテル日航まではいくらくらいかかるのかと心配になったのだが、これが意外に安い。$HK40程度で行くので、数人乗るのであれば断然タクシーが良い。だから香港では何処に行くにもタクシーに乗るのが一番便利だと思う。下手に外を歩いていると日射病で死んでしまう。
ホテル日航に夜中に到着したが、ホテルの対応はとても良かった。泊まる部屋はニッコープレジデンタルという上層階の部屋のために眺めが良い。エレベータで最上階まで行った後は、特別の階段を上っていくことになる。そのためのエレベータに乗ってもいいが、ここは景色が良い階段を上るのをお勧めする。ホテルマンの人たちは重いスーツケースを持って上がるのは大変のようだったが、すでに三人部屋にするためのベッドの準備も整っていたし、丁寧な仕事になっているようだったので便利だ。チェックイン時に、母が「薬を飲むためのオブラートを忘れたから買いたい」と言いはじめた。だいたいオブラートって英語でなんと言うのだろうか!?たまたま日航ホテルなので日本人の人がいたので訪ねてみたら、香港の人はオブラートを使う習慣が無いので、薬局に行っても存在さえ知らないというと思いますという返事も返ってきた。だから、オブラートは諦めて、不味い粉薬をそのまま飲んでいた模様である。
部屋は全面的にハーバービューというわけじゃないのだが、まぁまぁ景色は良い方だった。ウェルカムドリンクは用意されていたし、アメニティもちゃんと揃っていたし、シャワールームとバスルームが異なっているので、ひろびろとバスルームがつかえるようなつくりになっていた。しかし、強引に3人部屋にするためにエクストラベッドを持ち込んでいるので、部屋の中はとても狭苦しい感じになっている。テレビはいちおうNHKも映るので日本の様子も見ることが可能だ。
翌朝はさっそく澳門に行くことにしよう。
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