2007/11/10

ブックオフの株価


Tカードのことを書いたときに、やっぱりブックオフのことを書かないわけにはいかないと思ったので、ついでにブックオフのことを記載したいと思う。

実際に街中にはたくさんのブックオフがあるし、各店舗にいくと、人が結構入っているわけだから、そこそこ儲かっているものだと思っていた。しかし、よく考えると、中古の本やCDを売っているだけなので、それほど大きな儲けにはならないのだろうとおもう。塵が積もればという言葉があるように、数が多ければ、単価は安くてもそこそこ儲けが出てくるものなのだろうと思う。

そこで、ブックオフの株価っていうのは一体どうなっているのかと思い、ちょっと調べてみた。ブックオフの上場は、XXX年XX月。そこから上昇傾向で株価は上がっていっていららしいが、昨年の後半からガクっと下がり始めている。その辺のバイトの主婦が社長になっていた会社としても一時期有名だったのだが、そこから会社としてまともにやっていこうということから、社長が変わって体制を変えてきたのだろう。しかし、株価はずっと下がりっぱなしになっている。11月9日現在において、株価は755円になっている。1年前までは2200円程度で推移しているのがこの値段というのも凄い。経営的に可笑しくなっているからなのだろうか?基本的に、この会社、経理操作の「前科」があるために、マンスリーリポートがどこまで本当のものなのか、信用性がかなり低いのは確かである。そこで、投資家が敬遠しがちになってきているのだろう。しかし、11月9日の1日だけで95円も下がっているというのは、なにか、この会社可笑しいに違いない。
前述にも書いたとおりに、客単価は必ずしも大きくないし、ビックな商品を持っている会社でもない。したがって、どれだけ各店舗に金を落としていく人がいるかということにかかっていくのだが、会社として「儲けがでております」という程度の金額は実はでていないのじゃないのかなとおもう。バイトをつかって人件費を抑えているとはいえ、不動産代や光熱費なんていうのは、意外に経費としてかかってくる。こういう経費を差し引き、オーバーヘッドのコストを削除しても、儲けがでてくる商売なのかは正直疑問である。個人的には店舗としてビジネスを続けて欲しいという希望があるのだが、ここの株主になって、一緒になって頑張っていきたいというような勇気はちょっと今のところない。値段から見れば、かなり魅力的なのだが、長い眼で見ると、投資の資格がないのだ。

しかし、ちょっといいかなと思う面もある。来年度はどうなるのかしらないが、ここの株は、配当金がちょっと高い。1株12円を高いとみるか、安いと見るか。それと単元が100株なので、いまなら8万円程度で単元株が買えるというのも、身近な感じがする。しかし、株主優待制度がないので、個人的にはどうでもいい株だといえよう。でも・・・2008年3月決算予定の配当金が18円となっているのが気になる。本当なのだろうか?

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