2007/11/10

台北ストリートフード


何度も台湾に行くと、夜市や普通の通りに存在する屋台の味が帰国後でも舌の上に残った感覚があり、またそれを食べたくなるという気持ちにさせてくれるのは、それだけ台湾のジャンクフードが美味いからなのだろうと思う。台湾にあるジャンクフードで、これは不味いなというものは、まだ遇った事がない。大阪で不味い店は、世間の評判によりすぐ潰れると聞いたことがあるが、台湾の場合でも、やはり口コミが重要な宣伝だと思われるので、不味い店は淘汰されて、美味い店だけが残ってくるのだと思う。まぁ、大概の店は、どこかで話題になったものを、勝手にパクって、さも自分が初めて商売をやりましたーというようなやりかたをしているのは、どこの国でも同じことだと思われる。「正宗」とか「伝統」とか書いてあると、どこまで信用していいのか分からない。でも、味は美味いので、そんな意味不明な宣伝を見ても全然気にしない。

わざわざ台湾に行かないと、あのジャンクフードが食べられないというのであれば、これほどつまらないものはない。台湾料理または台湾風中華料理屋というのは、最近都内でも多くなってきたのだが、あくまでも「料理」がメインであって、ジャンクフードばかりをメインにおいてあるような店というのは、ほとんどない。茶芸館のお菓子として食べられるものは、たまにある。しかし、ジャンクさを感じられない。それなら、自分の家で作ってしまいたいと思うのは、自然の流れだろう。

そんな思いをしているときに、古本市で見つけたのが、今回紹介する本だ。ここでは台北で見られるだいたいのジャンクフードを自分の家で作ってみちゃいましょうというのが主旨の本だ。似たような本は実は結構あったりするのだが、最初の紹介で、「胡椒餅」を持ってきているところに、その魅力を感じてしまい、思わず手にとってしまったのだ。台湾のジャンクフードと言えば、一番最初に思いつくのが、担仔麺だったり鶏肉飯とかだったりするのだが、それを差し置いて、胡椒餅というのが一番最初にきているところに、ぐっときた。あの胡椒餅である。食べると、肉汁と一緒に韮の臭いと豚肉のあの独特の旨み成分がふわーっと、表面を焦がしたパン生地と一緒に食べられる、あの胡椒餅である。造るところを屋台でじっとみていたことがあるのだが、意外に面倒くさいし、手間がかかるが、その手間の結果の美味さだと知ると、余計美味く感じるのだ。それもナンを焼くような釜を使わなければならないのだが、果たして家で作る場合には、釜の代わりに何を使うのだろうと気になる。本の中ではそれをフライパンで行っていた。それも強火でやるとのこと。このことで釜で焼いているのと同じような効果が出てくるらしい。

この本の中で他に何のジャンクフードが紹介されているか、とりあえず列挙してみた。

・胡椒餅
・台式大餅
・葱花餅
・水煎包
・饅頭
・韮菜 子
・水餃
・扁食(ワンタン)
・つみれの団子料理(いか、海老、魚、ほたて、鶏ひき肉)
・パーコー麺
・ジャージャー麺
・麻辣麺
・酸辣湯麺
・トマト麺
・海老麺
・ワンタン麺
・とんかつ麺
・坦坦麺
・牛肉麺
・焼きそば
・ビーフン
・三鮮飯
・海鮮粥
・トンボーロー

などなど。

肝心の説明なのだが、基本的には料理本なので、作り方が書いてあり、それを読めば分かりやすそうなのだが、どちらかというと、本の中に掲載されている料理自体をじっとみて、その料理を台湾で食べたことがあるのであれば、そのときに食べた状況を思い出して、またニヤニヤするほうが、この本の使い方としては良いかもしれない。実際に、この本を使って、家で台湾ジャンクフードを作ったことはいまだかつてない。それに、このような本を見ただけで、あの台湾で食べられた味と同じようなものが体験できるのかどうかはかな疑問だ。

台湾のジャンクフードを紹介している本がたくさんあるが、そんじゃそこらの本に比べれば、まともに写真が載っているし、原材料は何を使っているのか分かるので、参考書として持っているのはいいかも。

TAIPEI ストリートフード(屋台料理を追って台北へ)
主婦の友社
1500円

0 件のコメント: