2010/02/05

爆笑問題のカーボーイ(Podcast)


TBSラジオの深夜枠「JUNK」の火曜レギュラー番組として「爆笑問題のカーボーイ」というのがある。そのポッドキャスト版は、短い番組ながらもかなり笑えるものが揃っていて、朝の眠たい状態でそれを聞いていると、口元が勝手にニヤニヤと緩んでしまうから恐ろしい。冬ならマスクをしていれば隠せるのだが、夏になったらマスクなんてしないので、恥ずかしさ満点で聞いていることになるのだろうと、いまから心配している。

さて、その番組の内容としては、大きく2つのテーマについて聞ける。1つは、稲川淳二の語り口を使ってはいるが、まったく怖い話ではなく、単に目の前の事象を勘違いして理解しているひとの話を紹介した「妙に変だな~」のコーナーと、めちゃくちゃな名前の大臣名を出して、それに該当する有名人の名前を総理大臣からの指名のようにアナウンスする「担当大臣」のコーナーというのがある。

「妙に変だなぁ~」のコーナーは、稲川淳二が「妙に」とか「変だなぁ~」は語り口のなかではつかったことがあると思うが「妙に変だな~」というフレーズを使ったことは一度もない。だが、さも一度使ったことがあるかのように、言葉だけが独り歩きしている気がするが、それはご愛嬌。勘違いした人の、おもいっきり勘違いしたときの言葉のフレーズとして、「あれぇ~?みょ~にへんだな~」という稲川風の語り口になるのは面白い。虫取りにいったら草っぱらの中にアンジェラ・アキを発見して、こんな草のなかで作曲活動をしているのかと思ったり、なぜか背中に羽根が生えていることに驚き、たくさんのアンジェラ・アキが羽ばたいているのを観て、クローンか兄弟がたくさんいるのか!?と思ったりと、他人から観たら、「それはどう考えても『とんぼ』だろう!」とツッコミを入れたくなるような内容が満載だ。視聴者からのお便りの投稿を読む形になっているので、それを太田が読むのだが、横で聞いている田中が、絶妙なツッコミを随時入れているのもすばらしい。そして、あの独特の笑い声で、釣られ笑いをしてしまうのも、リスナーとして情けないと思いつつ、彼の技術なんだろうということを理解する。たいていの投稿として、「だっておかしいじゃない」「そしたらアタシ、気づいちゃったの」というのはお決まりのフレーズとして入っている。

「担当大臣」のコーナーは、もうめちゃくちゃだ。だいたいそんな肩書きの大臣なんて、実際にはないぞーっというのを作るところから始まる。たとえば、「えくぼ大臣・名倉潤君」というのとか、特定の特命担当大臣役職を与えるならどんな人かというのが趣旨のコーナーだ。こちらは、大臣名と該当する有名人をかけばいいので、作品数がとても多く紹介される。あーっ、なるほどーというものから、そのまんまじゃねーかー!と言いたくなるようなものまで千差万別だ。

ポッドキャストの番組としては、25分から30分くらいあるので、脳みそ使わずにポカーンと聞くのであれば、とてもおもしろい番組だと思われる。一度聞いたら止められないので、毎週水曜日に新しいものがアップロードされるのが楽しみになる。

爆笑問題カーボーイ(Podcast)
http://www.tbs.co.jp/radio/format/bakusho.html

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