2009/03/06
ゲイ能人勝手にカミングアウト
噂をどこまで信じるかは、その人の情報と行動範囲と目利きによるところが大きいだろう。特に芸能人のゴシップについては、誰もが注目し、興味をもつ分野だとおもう。
最近は、日本の芸能人も自らゲイであることをカミングアウトしちゃっているのもたくさん出てきたのだが、そういう芸能人は、どちらかというとまだまだエレファントマン的な眼で一般人は見ていることだろう。言い換えれば、芸能界でも真面目に振舞っている人はゲイであってもゲイであることをカミングアウトをする雰囲気になれないという。たぶん、これはどこの国でも同じなのだろうと思う。
ネットの世界では、嘘か誠か、あの人はゲイ、あの人は隠れゲイとか、そういう情報が腐るほど載っている。ただ、火のないところに煙はたたないのであって、だいたい噂になる芸能人は、本当にゲイである場合が多い。ゲイであることをいうと、それまでのファンが逃げてしまうことを警戒してカミングアウトをしない人が多いのも事実だ。
この本は、巷に広まっている噂のゲイの芸能人・知名人を広い範囲で紹介している。tだ、人によってその詳細さについてはまちまちなのが、あくまでも噂の範囲から逸脱してないという悲しさなのだろう。有名なゲイの芸能人・知名人については、逸話や事実やニュースになったことなどを網羅しているのであるが、本当かどうか不明なのだがゲイであるという噂になっているのは、誰が言ったかわからないような内容が掲載されている。ほとんどがネットで掲載されているものなので、ネットを見ているひとは新しい情報なんか全く載っていないので面白くも何ともない。ただ、頭の整理をするための本であるという範囲であれば十分読めることだろう。
ただ、今読んでみると、新しめの芸能人が掲載されていないので、消化不良になる。成宮は載っていても、もこみちは載っていないし。売り専あがりの芸能人は載っていても、2丁目でぶいぶい言わせていたような芸能人のことは載っていないし。なんか中途半端である。新刊を探してまで買うものではないが、ブックオフで100円で売られているのを見つけたら買ってみるのも良いだろう。だが、なぜか本の中に出てくる芸能人は、実名を揚げているのではなく、一部の名前を伏せて書かれているのが何故だかわからない。そんなことをせずに、ずばっと書けばいいのに。意気地なしな本である。
ゲイ能人 勝手にカミングアウト―ゲイの有名人総ざらえ (単行本)
ゲゲゲのゲイ太郎 (著)
出版社: 鹿砦社
発売日: 2007/07
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