2012/06/09

15年ぶりのバンコクへ

毎年恒例になっている両親との旅行も、これまではアジア各国ばっかりだったので、本当ならここらでヨーロッパでもと頑張ってマイルを貯めたりしていたのだが、どう頑張っても両親2人のマイルを貯めるのは難しく、JALがマイル使用の特権還元使用でもいけるかなーとおもっていたのだが、どうしてもマイル失効になる期間内に2人分を貯められなかった。結局アジア内であればビジネスクラスで2人分は乗れるという分は貯まったので、それでアジアではどうかとおもったのだが、意外に、結構JAL就航のアジア地域で行ったことが無い国というのは少なくなった。大抵は中国人が多く住んでいるエリアばっかりだったので、帰国後の感想や時間が経過したあとの感想を聞くと、香港も台湾も中国もごちゃごちゃになっている印象を持っているようだったので、これだったら、ちょっと全然趣向が違う場所にいったほうが彼らの記憶の中にも残るだろうと考えた。

そこで考えたのが、ベトナム・タイ・インドネシア・インドなのだが、この中で「水が悪いところはイヤだ」という条件が加わったので、まずインドとインドネシアは却下だ。タイもこの中で実は却下になるはずだったのだが、いろいろな人に聞いてみると、最近はタイの水事情はよくなっているみたいだということ。さらにベトナムは自分が渡航したときの経験があるので、水に対しての条件は知っているから渡航条件には入っているなとは思っていたので、ベトナムかタイかと決めかねていた。どちらも中国系の文化とはちょっと異なっているので刺激的なこと請け合いだろう。そして、可能であれば、どちらからもカンボジアのアンコールワットには行けるので、それぞれの国でのスケジュールを考えた上で、アンコールワットに行くか行かないかは決めたいと思った。

場所決めをいよいよしようとしたときに、ちょうどBSテレビでタイ特集を放映していたからなのか、両親から「タイにしよう」とあっさり決定。しかし、15年くらい前の悪夢を思い出した。

実は15年位前にタイに初めて行ったことがあり、そのときはまだ全然旅慣れていないということもあり、友達とパッケージツアーで出かけた。エアー・インディアという、クソボロの航空会社で行く激安ツアーだったこともあるのだが、バンコクに到着すると、静岡からやってきたという2人組の女性と自分たちだけというすごい小グループでの旅行になった。それはそれで、ツアーの行程を全部無視して、ガイドの人に「あそこにいけ、ここにいけ」とほとんど好き勝手にやらせてもらったのは楽しかったのだが、到着初日に食べたご飯がいけなかったのか、途中で立ち寄りした屋台がいけなかったのか、その夜からすごい下痢になって、毎日毎日トイレと友達状態が続いた。他のツアー客は全く同じようなものを食べていたのに平気で、なんで自分だけ下痢になるんだろうと恨んだが、なってしまったのは仕方ない。結局帰国後もしばらくは下痢は治らず、うさぎみたいに小さい糞が大量に出てくるという意味不明な状態だったのだ。あの苦しみといったらほかに無い。なにしろ、長距離の移動時でも、トイレに行きたくて仕方なくなるのだ。帰国便の飛行機も通路側に座ったし、トイレとほぼ30分毎に行っていた気がする。そんな下痢の被害を知っているので、またタイに行ってそんな状態になったらイヤだなーというのがタイにいくのを躊躇っている理由である。なにしろ、それ以降、タイとは縁が無いからだ。

バンコクも自分が行ってからだいぶ時間が経過しているところだし、だいたいそのときはツアーだから、あんまり街の様子を覚えているようなものではなかったので、ほとんど今回が初めてと同様の状態であることは確かだ。名所旧跡なんかも1度は観ていると思うが、全然記憶が無い。だから、どこに泊まってもすべて新鮮なのである。場所柄、どこに行くにも便利なところであればそれはそれでいいとおもっていた。あんな暑い場所で、徒歩で出歩かないといけないなんていうのはご免被りたい。最近出来たスカイトレインが使えれば、結構フットワークが軽くなるというものだ。なにしろ、バンコクは世界的にも有名な大渋滞の街だからである。バンコクの一番の繁華街スクンヴィット通り沿いであれば、便利だろうということと、これまで使ったホテルチェーンを組み合わせて、結果的にはアソーク駅(Asok)から歩いて1分のところにあるウェスティン・グランで・スクンビット(The Westin Grande Sukhnmvit)にすることにした。このあたりはホテルがたくさんあるので、カオサン通りのようなバックパッカーが好んで使うような宿じゃないところであれば、結構実は存在する。

さて、あとはバンコクで何をするかなのだが、あれやこれやと調べていくと、結構バンコクだけでも見るところはたくさんある。バンコクはもっと小さい町かと思っていたのだが、見所がたくさんあるために、ある狭い地域だけで実は1日が終わってしまうようだった。さらに、バンコクは蒸し暑いところだから、1日ずっと外に出歩いていたら、きっとのぼせてしまうんじゃないだろうかと思う。だいたい年寄り2人が若い人と同じように1日あの炎天下を歩けるとは思えなかったので、そう考えるとスケジュール的にのんびり取ったほうがいいだろうということになる。結果的にはタイ滞在中はずっとバンコクしかおらず、アユタヤにも行かないし、北部のチェンマイにも行かないし、ましてやカンボジアのアンコールワットにも行かないという結果になった。でも、それは正解だった選択だったと思う。短期間であちこち動き、それに炎天下に長時間もいるようなことを毎日繰り返していたらグロッキーになるのは目に見えているからだ。したがって、バンコク滞在中にはホテルのラウンジを好きな時間に好きに使ってもいいという特権があるプランにしたのは言うまでもない。一番暑い時間帯にはホテルに戻って、そこで昼ごはん代わりにラウンジのご飯を食べても言いし、食べる気が無いならお茶とお菓子を食べに太陽を避けてラウンジに行くのも良いとおもったからだ。値段から考えると、こういうラウンジを使ったほうが実は得だったりするのである。

さて、航空券だが、本当なら特典航空券を予約する際に、羽田発着便にしたいと思っていた。そのほうが行くのも帰るのも楽だからである。しかし、予約の時には行きのバンコク便がなぜか予約不可になっていた。仕方が無いので、行きだけは成田からにして、帰りは羽田着にするようにした。成田までいくのが面倒くさいということはあるが、まぁこればかりは仕方ない。しかし、帰りが羽田着にしたことによって、帰国便のバンコク発が21時台なるため、実は帰国日はほとんど1日全部使えるというスケジュールになった。しかし、日本到着の時には早朝になるため、夜間飛行に慣れていない両親は耐えられるのかという問題はあったが、それでも良いというので、それで決めた。

ところで、帰国日はバンコク市内の渋滞を考えた場合でも出発3時間前にはホテルを出発したいと思っていた。空港まで車でどの程度掛かるのかわからないが、そう考えたときにホテルはできれば18時ごろまで使えたら良いとおもっていた。その日は表を歩いていて、帰国前にシャワーを浴びて、着替えて、それで帰国というのが一番良いからである。汗かきのまま飛行機乗るのだけは勘弁したいというところだった。しかし、普通に考えたら18時までホテルが使えるかというのは、現地のホテルへチェックインのときに、レイトチェックアウトが可能かどうかを聞かないといけないし、運悪く「あとのお客さんがいるので無理です」と言われる場合もある。しかし、今回ホテルを予約するときに、幸いにも「2泊したら1泊無料」というプランがあることに気づいた。これを使うと、無料の1泊分をさも泊まったことと同義のように使ってしまえば、実は追加料金も払わず18時まで利用できるんじゃないかと思ったのである。良いプランを用意してくれて、ウェスティンよ、ありがとう!と言いたかった。

これで大体の予定が決まった。ホテルもフライトも決まった。あとは現地でどこをいつ回るかということであるが、これは結局出発当日までああだこうだといろいろ自分の中で議論したし、滞在中に予定を考えて決めた。それもこれも、バンコク滞在中はずっと同じところに停泊したからというのが一番の強みだろう。これで下手に遠出をするために国内線などを押さえていたら、そのスケジュールに振り回されていたに違いない。現地のツアーを申し込むということもあったが、これも同じである。

帰国後の感想としては、やっぱりタイに行ってよかったと思った。タイは人気の観光地であるのは間違いないし、常に躍動的であるところだし、物価が安いのもいい。探せば美味いものはたくさんある。しかし、蒸し暑い。中華系に飽きたら、こういうタイ文化に行くのも良いだろう。ただ、タイ文字は全く読めないので、なにがなんだか分からないというのが残念だが、意外とバンコクは英語が通じるところでもある。もちろん、観光地では騙そうとするやつらもいることは確かだが、それも余興だと思ってしまえば楽しい。実際にひっかかるようなことはしてはいけないし、すぐにそれくらいは見抜かないとダメなのは常識。いずれにしても、生きているという感じを体験できるのがバンコクだった。そして、なんといっても街は汚くても寺だけは綺麗というこのアンバランスもすごい。なにからなにまで刺激的であったのは言うまでも無いのだが、残念ながら夜の世界は全く今回は体験していないので、タイ旅行を期待しているほとんどの旅行者にとっては、全くお役立てすることができない結果だったのは仕方ないと思っている。

さて、またバンコクに行きたいか?と聞かれると、もうしばらく良いかなというのが正直な感想。同じタイにいくなら、今度は北部の古都チェンマイに行ってみたいとは思う。バックパッカーではないので、それほどバンコク大好き!ということは無いのだが、バンコクの魅力はよくわかったと思う。他の地域がイヤになったときには、バンコクを選択の1つに入れるというのはOKかもしれない。

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