2014/05/10

救済病院(セビリア)


セルビアを本格的に散策しはじめた日で一番最初に訪れたのは、ホテルから歩いていける範囲から攻めてみることにした。とはいっても、セルビアの街は小さいのでどこにいくのも歩いていける範囲だ。最初からセルビアのメイン建物を訪問するのも良かったが、取りこぼしそうなところからまずは攻めてみた。

そこで最初に向かったのは、セルビアを縦断するグアダルキビル川(Rio Guadalquivir)の傍にある救済病院(Hospital de la Santa Caridad)に行ってみた。名前から見ればいまでも病院として機能があるわけではなく、いまはどちらかというと、宗教施設跡という感じがするところだ。決して教会という機能ではないし、現代医療のような病院でもないというのはたぶん敷地に入るとよくわかると思う。

建物は地中海らしく、敷地内にやしの木が結構立っていて南国情緒が感じられる。建物自体が表通りに面しているわけじゃないので、地味に見えるようにも思えるのだが、実はそうでもない。中の広さが結構あるわけだ。表からみたときには、白を基調としてすっきりした感じではある。

びっくりするのは建物の中に入ってからだと思う。チケットを買って中に入ると、いきなり中庭に出くわす。その景色が、どこか小さな街の中心地に存在する広場みたいな様子だったからだ。黄色と白のコントラストが可愛い壁に囲まれた中庭であり、スペインからポルトガルにかけて広がっている陶器のタイルもここには綺麗に残っており、そのタイルがかなり綺麗であり、デルフトみたいな青白カラーのタイルだからシンプルだ。
 
 
この病院らしきものはもともと、スペイン貴族が貧しい人たちや身寄りのないひとたちを救済するために創立されたもの。そして併設として教会が存在する。そしてこの教会というのがたぶん他の教会と比べても全然引けをとらないというものだから凄い。主祭壇から側面の壁、そして地下礼拝堂があるというところも、他の教会にひけをとらないつくりだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たまたま団体客と一緒になってしまったので、普段なら静かなところだとはおもうが、このときはかなり賑やかだった。

救済病院(Hospital de la Santa Caridad)
URL : http://www.santa-caridad.es/
Address : Temprado 3, Sevilla
Open : 9:00 - 13:30 / 16:00 - 20:00
Admission Fare : 5.00EUR

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