2014/05/09

ホテル・イングラテラ(セビリア)

セビリア滞在中のホテルは、ヌエバ広場に面しているホテルである「ホテル・イングラテラ(Hotel Inglaterra)」というところにした。このホテルを選択したのは、便利そうな場所だったからということ。ヌエバ広場からは路面電車が走っているので、それを使えばセビリア市内を移動するのが便利だろうからという地図で検討しただけのことからだったが、実際にはセビリア市内の観光拠点は徒歩で歩き回れる範囲にほぼ全部ある。そして、路面電車なんかまず使わないし、この電車自体が子供電車か?というくらい距離が短い路線しか走っていないので、一体誰が利用するのだろうか?と感じてしまう。
ホテルのチェックイン時に早速ホテルの人が「今日は闘牛が18時からあるんだけど、見たいか?見たかったら予約しとくよ」と宣伝される。そういえば、闘牛場が行われる場所からホテルはとても近く、歩いていける範囲に闘牛場はある。なので観にいけば観にいきたかったのだが、一緒に今回旅行をしているやつが、これまた「動物が殺されるのを見るのがイヤ」という理由から断固拒否。アンダルシア地方に来た意味が全く無いじゃないか!アンダルシアの魅力はイスラム建築と、闘牛と、フラメンコの3つ。それ以外にこの地方は特徴的なものがないのに。無理にでも1人でも闘牛を観にいけばよかったと本当に後悔をしている。セルビアは絶対闘牛とフラメンコを見るべき場所だ。

ホテルの部屋は隅っこの部屋だったのだが、広場に面したところになっていた。しかし、広場には高い木が生えているので、せっかく広場に面していても、あんまり景色が正直いいとは言えない。
部屋は広くて、大きなベッドが2つ並んでいるツイン部屋だった。しかし、1つのベッドがダブルベッド並みに大きいのだ。その他に部屋にある家具は、長椅子タイプのソファとテーブルである。
 
 
浴槽とシャワーが兼用になっているバスムールには、アメニティとして洗面関連は存在していた。ヨーロッパのホテルにはあまり存在しない歯ブラシはここには存在した。そういえば、アメニティとして、部屋にポット類が全く存在しない。これではコーヒーもお茶も部屋の中では飲むことができないのだ。しかし、随分前に自前で買ったポットを持ってきていたので、ポットの心配はしなかったのだが、カップを1個しか持ってこなかったので、これは大失敗だと思った。
その肝心のお風呂は浴槽とシャワーがセットになっているところ。ところが、シャワーを使うときには洗面台にかかるようになってしまうため、周りに水が跳ね返ってしまうのがいやだ。あと、他の部屋でお湯を使っている場合、いくら最高の熱さにしたとしてもほとんどお湯が出ないという場合がある。どうやらタンクにお湯がなくなってしまった状態になっているのと同じなんだろうとおもう。そこだけは欠点だ。
 
部屋は無線LANが利用できる。しかし、2つのモードがあり、無料で利用はできるが、Webアプリケーション以外は使えないというものと、フルモードで利用できるが、有料というものがある。ツイッターやらFacebook程度のものを使う程度であれば、特に無料版で十分だろう。フリーメールもブラウザ経由なら送受信可能だろうが、アプリを利用してフリーメールを利用するのは不可能。なぜならアプリが使っているプロトコルはブラウザが使うプロトコルとは異なるからだ。ちなみに無料版の利用は、2日に1度はパスワード変更されるので、繋がらなくなったら随時フロントに聞きにいくしかない。

隣の部屋の音は全く気になら無い。ところが、傍に大聖堂があるので、それが毎時鐘を鳴らす。鐘がある街の風景は本当に楽しいと思うが、その鐘の音が鬱陶しいと思って寝られない人にとっては悲惨この上ないだろう。

朝ごはんはフロントの1つ上の階にあるところで食べられる。7時から10時までの間はできるのだが、だいたいの場合、このホテルに外国の観光客が団体で泊まっていることが多いため、そのひとたちとバッティングしちゃうと、席が全く無いということになる。いちおう簡単なホットミールもあるし、パンの種類と果物の種類は多い。卵を特殊に作ってくれるというキッチンは存在しない。飲み物はまぁまぁ普通にあるのだが、ウェイターがコーヒーか紅茶かを聞いてくるようなことはない。全部自分でやれである。
 
 
 
 
滞在中、50歳くらいの日本人夫婦と2泊くらい同じだったのだが、いつも自分たちがいくときには、先にご飯を食べている状態だったし、レストランから昼ご飯用として自前でサンドイッチを作って、それを持って帰るような姿を観てしまっていたので、ひもじく貧乏くさいなぁと思ってみていた。ウェイトレスたちも目の前のテーブルを片付けることに夢中になっている。また、別の日には、乳母車の子連れ日本人夫婦がいたのだが、なんでそんなチビっ子がいるにも関わらず旅行なんかしているんだろうと本気でイヤになった。

そういえば、ここのホテルの1階部分と、屋上に設けられているオープンカフェは絶対見てみる価値はある。1階部分の奥のほうは、ラウンジになっているのだが、ここはセンスの良い上級貴族の部屋のような調度品が並んでいるので目の包容になる。
 
 
 
また屋上のオープンカフェは、昼間だと日差しでしんでしまいそうになるが、夜景が見られる風景が本当に綺麗。これは飲み物を注文しなくても平気。見ているだけでいいとおもう。
 
 
 
フロントの人は友達になっているととても心強い。特に交通が不便そうなところだと、どこで何を乗れば良いかということまで細かく教えてくれるからだ。グラナダやコルトバに行くための切符を事前に買いたかったため、中央駅まで行こうと思って、フロントに駅へいくバスや行きかたを聞いたところ、「面倒くさいよー」と一言。それより「近くにチケットオフィスがあるから、そこで買えば?」と教えてくれた。わざわざ駅まで買いに行かなくてラッキーだったと思った。こういう情報を教えてくれたりするから、フロントの人とは仲良くしておいたほうが良い。

ホテル・イングラテラ (Hotel Iglaterra)
URL : http://www.hotelinglaterra.es/es/index.html
Address : Plaza Nueva, 7.
 41001 Sevilla, España
Photo : 954 22 49 70

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