2010/03/27

大学口胡椒餅(台北)

MRTが走っている羅斯福路三段から、書店街に入る本当に入り口に胡椒餅の店がある。店といっても、ちゃんとした店舗があるわけではなく、建物の隙間に勝手に屋台風の構えを作ってしまったような店だ。言葉が悪いが、まるで寄生虫のような店である。

この胡椒餅の店は実は結構有名な店で、萬華にある胡椒餅の元祖の店で働いていた人が独立して作った店なのである。ここまでなら、単なる胡椒餅の店として終わってしまうのだが、実はこの店はちょっと変わった特徴がある。それは、通常、具として使う肉は豚肉を使うところなのだが、この店は、豚肉の定番の胡椒餅だけではなく、牛肉や羊肉を使った胡椒餅も作っているところだろう。

あまり考えずに注文してしまったので、定番の豚肉の胡椒餅を頼んでしまったのだが、あとで考えれば変わった胡椒餅を選べばよかったと思った。たとえば、カレーキチンの胡椒餅なんかもあったのだが、それを食べてみたかった。

このようないろいろな種類のある胡椒餅というのをはじめてみたのだが、ぜひほかの店も導入してほしいと思う。が、それだけ焼く窯を用意しなければならないので、なかなか難しいのだろうな。

それと気になったことがもうひとつある。それは、この店は1976年に設立されたはずなのに、なぜか壁に書かれているのは「創立西元1951年」と書いてあることだ。なんでも「元祖」とか「正祖」とか誇大宣伝を使いたがる台湾の屋台なのだが、ここでもそれに似たような宣伝として使っているのだろうか。確かにこの店を作ったオッサンは、元祖の店で働いていた事実はある。そして、その元祖の店は結構古い。それをそのままオッサンが作った店に勝手使うのはおかしいとおもう。まぁ、台湾人にとっては、そんな設立年なんかどうでもよくて、質で勝負というのがわかっているから、こういうのには大マケして見ているのだろう。

大學口胡椒餅
住所:台北市羅斯福路3段335號1-1
電話番号:02-2363-2181
営業時間:10:30-23:30

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