2010/03/27

また極品軒(台北)

また、この店に来てしまった。どうしても角煮を食べたいと思ってしまうと、台北ではこの店に来てしまうのである。角煮だけというのであれば、他にも台北市内には店がたくさんあるので、そこにいけばいいのだが、長崎の角煮バーガーみたいな食べ方をするのは、いまのところ知っている限りにおいては、この店しか知らない。もし、他にも台北市内にあるところをご存知の人がいたら教えてほしい。それに、この店の角煮は味と柔らかさをとっても、いままで食べている角煮の中で一番旨いと思っている。だから、何度行ってもこの店は飽きないし、店も綺麗で、ちょっと高級風に見えるところが落ち着くのである。さらに量が少しのように見えて、結構ある。それもまた満足するところの1つだろう。西門町から少し二二八公園のほうに衡山路を進んでいくと、その店は右手に見えてくる。何度もここの店には行っているし、以前にもブログで記載したこともある場所だが、性懲りも無く、今年もまたここに来てしまった。台北市内には腐るほどたくさんレストランがあるのに、なぜ何度もこの店に来てしまうのだろうか。味とサービスの両面からまた来たくなる要素が備わっているからだろうと思う。

店内に入ったとき、席はスカスカだったのだが、入り口付近に待っている人がいて、マネージメントが出来ない店になってしまったのか?と思っていたら、その待っている人たちは、もう引き上げるところで、単に支払いをしている人の処理を待っているだけだったのに後で気づいた。珍しく一番奥の席を通されて、メニュを持ってきてもらったのだが、だいたい食べたいものは既に決まっていたので、その料理が掲載されている場所をさあ駕していたというほうが正しいようなメニュの見方をしていた。

今回、食べた料理の一覧は下記の通り。

・烤方(小)
・鱔糊麺
・砂鍋豆腐雞(小)

いつもながら角煮饅頭(烤方)は美味い。本当に美味い。肉の柔らかさもそうだし、ソースの甘さも抜群だ。ただ、基本的にパンをはさんで食べるものなので、あまり漠々たべていると、ほかの料理がまったく食べられなくなってしまうので注意が必要である。ドジョウと竹の子を甘酢で絡めて煮た料理と麺の組み合わせである「鱔糊麺」はなかなかおもしろい料理だと思った。ところが、メニュの日本語には「うなぎ」と書かれていたので、本当かな?と思っていたところ、やっぱり違っていて、出てきたのはどうみても駒形どぜうにでも行ったかのようなドジョウをベースにしたものだった。ちょっと塩気のあるドジョウと竹の子の組み合わせもおもしろいが、それを麺の上に乗せてしまうという発想が台湾らしいところであると思う。これも美味い。少し寒かったからということもあるので、鍋でも突付こうと思って注文したのが「砂鍋豆腐雞」だ。鶏肉と豆腐を味噌ベースのスープの中でぐつぐつ煮たものがこれである。中に入っている具は、鶏肉と豆腐のほかに椎茸やねぎのような味と風味が強いものが使われており、それぞれが個性が強いはずなのだが、これが集まるとおもしろいハーモニーに成ると思った。最後はサービスのデザートが提供。タピオカに暖かいココナッツミルクがかかっている甘さが濃いデザートだ。これは結構台湾ではありふれたデザートだとおもうのだが、あまり日本では見かけないと思う。今回もバカ食いをしてしまった気がする。食べ終わった後に、かなりお腹が重く感じ、このあと、夜市にでも行こうと思っていたが、とてもそんな気分にはなれなかった。どちらかというと、歩くと遠いのは解っているが、このままホテルまで歩いて帰ってお腹の調子を整えてしまおうと思ったくらいである。しかし、あまりにも遠いので、少し帰りに賑わっている西門町を散歩してみることにした。

0 件のコメント: