ランディス台北ホテルは、占いで有名な行天宮のそばに位置する。旅行者にとっては、今のところ、行天宮に行くには、タクシーかバスで行くしかなく、MRTで行くには、民権西路か中山国中のどちらかから15分以上も歩いていかねばならず、ちょっと不便なところにある。そのうち、この行天宮のある通りにもMRTは開通する予定なので、それができれば、大変便利なところになるだろう。だから、今のところは、何につけてもタクシーで移動するのが良い。慣れればバスで移動するのも良いだろうが、どこをどうやって通るのかわからない交通手段を使うのは不安になるだろう。今回はこのホテルへ空港からタクシーで移動した。値段は大体1100元。円高になっていたし、一人で移動しているわけではないので、みんなで割ればそんなに高い値段ではないため、タクシーの移動は楽が出来た。ランディスホテルは、台湾全土にあるホテルチェーンであり、以前、陽明山にあるホテルに泊まったときにも、ランディスの系列で泊まったのだが、これがいわゆるデザイナーホテルの形式だったので、とても洗練された雰囲気があったことを覚えていた。また、前回の台湾で台中に泊まったときも、ランディスホテルの系列で泊まったこともあり、その2つの印象があったため、是非台北でも泊まってみたいという思いはあった。一人で泊まるのであれば、ちょっと躊躇してしまいそうな値段だったが、ホテルの公式サイトに掲載されている値段を見ると、なんと、エグゼクティブスイートの部屋でも、1泊6980元(当時のレートは、1元=2.8円)であったため、1人あたりで割ると1万円以内であったため、贅沢大好きに最近の傾向はなっていた自分にとっては、即この部屋に決めた。
フロントは、黒を基調とした雰囲気になっており、既にネットで予約をしているため、登録情報をフロントに言えば、あとは自動的にチェックインが行われる。通された部屋は最上階の12階にある1216号室。そのフロアの中では2番目に大きなフロアになっている。一番広い部屋は、コーナースイートと呼ばれる部屋で、通常の部屋の3倍以上はあるのだろうと思うが、今回のエグゼクティブスイートにしても、その広さにはかなりびっくりしてしまった。一瞬「あれ?アップグレードされたか?」と勘違いしたほどである。まず、リビングに関わる部屋がめちゃくちゃ広い。ソファと5chスピーカを備えたAV機器があり、他にごちゃごちゃしたものがない部屋だ。それから、寝室のための部屋が別にある。ここには、ベッドとビジネス用のデスクが存在し、デスクは、ネットワーク接続はもちろんのこと、プリンタ設備も存在しているためドライバさえインストールすれば、自由に使うことが可能だ。この部屋にも壁掛けのテレビが存在する。そして、最後にバスルームなのだが、ここは洗面台が2つあり、2人同時に使っても余裕に使える広さがある。バスタブとシャワーは別になっており、バスタブのある側には、テレビも備えられているため、お風呂に入りながらテレビも見ることが可能だ。こんなことをしていると本当に長湯になってしまうのが目に見えてくる。シャワーも、蛇口が2種類あり、ひとつは可動式のシャワーで、もう1つは天井に括り付けられている大きな口のシャワーだ。どちらを利用しても良いと思う。アメニティについても、もちろん、バス関係のものはすべて揃っているし、寝具についてもローブとスリッパがあるので問題なし。そういえば、シャンプー類のアメニティは、台中のHotel Oneに宿泊したときと同じものが用意されていた。ウェルカムフルーツが用意されているのだが、これは全く食べる気にならなかったが、エグゼクティブルームのウェルカムフルーツは、毎日替えられていることに気づく。それから、日本語の新聞も毎日配達される。台湾だとよくあるのが、どこかの会社が印刷した10ページくらいの記事ダイジェスト版を配られるというのが一般的だが、このホテルでは違う。ちゃんと衛星版の朝日新聞が配られていた。だが、文句を言うとすれば、新聞の配達が朝ではなく、夕方なのが気に食わない。ほぼ1日過ぎたあとの新聞であるので新鮮さがまったくないのである。部屋の付属品として用意されているものとして、空気洗浄機があるのは嬉しい。特に今回の台湾は、黄沙の影響がめちゃくちゃあったため、外から帰ってくるときに、必然的に服に黄沙が付いているから、それを払ってくれるという意味で大助かりだった。ポット類も用意されているのはうれしいし、なんといっても、そんなに使わないだろうというくらいグラスが用意されているのも笑える。他の部屋に泊まった客を招待するためにグラスだけはたくさんあるのだろうか?あとは、ミネラルウォータが1人2本ずつ用意されているので、あえてコンビニでペットボトルの水やお茶を買わなくても良いようになっている。毎日これは2本ずつくれるので、これは便利だ。ペットボトルの水をそのままポットのお湯に使ってしまうという贅沢な使い方にも適用できるほどの量になるのはうれしい。
朝ごはんは6時から10時までで1階奥の部屋で採ることになる。ここのレストランは、アメリカンスタイルのカウンターバー風になっているため、一瞬ここがどこなのか疑ってしまいそうになるのだが、全部が全部カウンターになっているわけではない。あくまでも「風」なのだ。あと女性店員の服装が、いまどき珍しい、ミニスカートの給仕スタイルになっているのが可愛い。本人たちも大満足の中で仕事をしているのだろうと思う。それに動きが特に良い。担当しているテーブルかエリアが決まっているのだろうと思うが、皿に空きが見えたら、すぐに飛んできて下げてくれるし、コーヒーについても継ぎ足しをしてくれるのがうれしい。ご飯の種類も申し分がない。種類は多いほうではないのだが、必要なものは全部あると思って良い。ないのは麺類くらいだろうか。客層を見ると、ビジネスマンが多いように思えた。場所が変なところにあるため、一般観光客にとってはなかなか面倒くさいところにあるからなのかもしれない。しかし、そうはいっても、ランディスグループのホテルがお気に入りになっている人たちも多いようで、カップルや家族連れの人たちも居たことは追記しておきたい。他のホテルと違って、デザイナーズホテルの位置づけにあるために、ちょっと気取った気分で泊まるというのであれば、このホテルは良いと思う。
台北亞都麗緻大飯店(Landis Taipei Hotel)
URL : http://taipei.landishotelsresorts.com/chinese-trad/
住所:台北市民権東路二段41號
電話:代表:(02)2597-1234
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