2009/10/26

また出雲へ

前から出雲大社には家族全員で行くということは計画していたのだが、それは単に全日空の株主優待券が毎年あまってしまうということから始まった企画だった。ところが早めに航空券の予約をすると、優待券を使うより断然安くいけることが出来るので、もう行く日程を決めているのであれば、優待券を使わないで行くことにした。明日いきなり行こう!という場合にはお得な券だとは思うが、またしてもここで使わないという事態に陥ってしまった。

さて、そんな早く予約をした飛行機だが、現地に1泊しかしないつもりでいたため、早く行って遅く帰ってこようという貧乏根性丸出しの予定を組むことになった。そうなると飛行機の手配もそれに合わせることになり、結局選んだフライトは下記の通りにした。

10/24 NH 811 東京 07:10 米子 08:30
10/25 NH 820 米子 20:00 東京 21:20

米子空港からは松江駅まで直行バスが運行しているのだが、一人で前回行ったこともあるので要領はわかっていた。まず、松山・出雲地域で移動する際にはバスと電車を利用することがとても多くなるのだが、乗車の都度、料金を払うようなことをした場合にはとても面倒くさい。そこで強い味方となるのが「縁結びパーフェクトチケット」と呼ばれるものだ。これは1人3,000円で、空港との往復バス、一畑電鉄、松江と出雲のバス路線全部を利用できるし、博物館などの観光ポイントにおいても割引の恩恵を受けることができるというスーパー券なのである。これは、米子空港との往復と、一畑電鉄の松江=出雲大社間を往復するだけで元が取れる。バスも一律料金ではないところが多いので、遠くへいくとそれだけ得をするというものだ。それも3日間も乗り放題ということだから、滞在日数3日間の人は是非おめだし、2日間でも、先述の通り空港との往復と鉄道の往復をするだけで元が取れるから持っていても損はない。

前回、米子空港に到着したあと、すぐにこの券を購入しようとしたのだが、なかなか窓口の対応が悪くて、危うく空港から駅にいくバスに乗り遅れそうになった経験があった。そんなことが今回も起こるのは面倒くさいので、事前に自分が合のいいときに、三越前にある一畑トラベル東京営業所に出向いて、チケットだけを購入しておいた。この営業所は、三越本館の前に建つ島根の出店館という中に入っている。ここにくれば、島根観光を行う際に、役立つ情報が結構揃っている。もちろん、実際に島根に行って買い忘れたお土産があるのであれば、ここに来て買うというのが一番いいだろう。結構店の中は平日の昼間から人がたくさん出向いていたことにまずはびっくりした。

その島根の出店で見つけたのが、佐太神社で行われる能イベントだ。事前予約制になっており、それも100名だけ。あんまりネットで検索をかけても出てこなかったし、佐太神社は前にも行った事があるとしても、こういう能イベントは夜行われるということが書かれていたので、なおさら神秘的に思えて、これを夜に見ることを中心にスケジュールを組むことにしようとした。

10/24(土曜日)
羽田空港→米子空港→松江駅→松江しんじ湖温泉→出雲大社駅→出雲大社→日御
碕神社→昼ごはん→古代出雲歴史博物館→出雲大社駅→松江しんじ湖温泉→島根県立美術館
→松江駅→夕ご飯→佐太神社→ホテル(泊)

10/25(日曜日)
ホテル→松江しんじ湖温泉→一畑口→一畑薬師→一畑口→松江しんじ湖温泉→松
江城→昼ごはん→松江駅→八重垣神社→神魂神社→松江駅→米子空港→羽田空港

しかしながら、結局は初日の県立美術館で宍道湖の夕陽をみるということはスケジュール的な問題もそうだったのだが、天候が悪かったために見るに値しないということになり省略した。おかげで、佐太神社に行く前に、一度ホテルにチェックインをすることができたし、佐太神社からホテルに戻ってくるときには、既にバスは終了しているためにタクシーを拾わないと覚悟していたところ、事前にタクシーの予約をすることがホテルでやってくれたのでありがたかったし、夕ご飯を何時食べたらいいのか迷っていたこともあり、佐太神社に行く前に少し余裕ができたことは結果的に良かった。あとはほぼスケジュールどおりに行けたが、出雲大社から日御碕神社に行く際に、出雲大社にいく駐車場の列のために、幹線道路が大渋滞になってしまい、帰りのバスが1時間遅いものにならないと乗れなかったというのが時間のロスだった。駐車場の問題はどこでもそうなのだが、ここ出雲大社でも同じ悩みだったようである。どうせなら、歴史博物館に停めてしまばいいのにとおもうのだが、歩きたくない人たちが多いからか、そんな車はひとつもなかった。

一人でうろうろするのであれば、移動しながら適当に次の予定を考えればいいのだが、今回は自分が引導して他人を連れて行くため、事前にある程度予定を組んで、さらにコンティジェンシープランも考えておかないといけないということも頭にあった。結構出発前にスケジュールについて考察する時間があったのが結果的にうまくいったことにつながったのだろうと思う。

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