2006/09/29

Instant Messenger

Microsoftの Windows Live Messenger と Yahoo!の Yahoo Messenger with Voice がこのほど、相互乗り入れテストを終了し、最新版のメッセンジャーソフトで互いにメッセージをやりとりすることができるようになったらしい。これまでは別々のソフトを使って、それぞれのソフトで登録した人たちと会話をしなければならなかったために、ユーザ登録の管理や、互いに重くなってきてしまったソフトを両方立ち上げなくてはいけないというPCにはあまり面白くない状態が続いていたのだが、これでようやく悩まされなくて済む。

かつては、ICQが一世風靡をし、ICQ の登場後、インスタントメッセンジャーの簡易性ば爆発的にネットワーク上でそのユーザ数を増やしていったのだが、ICQの最新版をダウンロードする際のICQサイトの混雑したトップサイトには嫌気がさしていたし、メッセージソフトとしてしか用がなかったためにその拡張性には、プラグインソフトが沢山必要だったために、いつのまにかYahoo Messenger や MSN Messenger にその首位を日本では奪われた感がする。双方は無料であり、メールとリンケージされているのが一番のメリットなのだろう。それによりICQよりも増えていったと思われる。しかし、未だにアメリカではICQのほうが根強い人気があるというから、所変わればソフトも変わるようである。

複数のソフト間でも相互にメッセージのやり取りができるサードパーティのソフトは実は前から存在していた。「Gaim」というようなソフトも実は有効ではあったのだが、純粋ソフトでの相互のやり取り可能のほうが嬉しい。なにぶん、サードパーティの場合、そのソフトの作り方がどうなっているのかが疑問であるが、パスワードの漏洩と言う意味では、ユーザの見えないところでスパイウェアの一種になりかねない役割を担ってしまうからだ。

 例えばYahoo! Messenger with Voice 8.0からWindows Live Messengerユーザーとやり取りする場合、Yahoo! Messengerの「友だちを追加」アイコンをクリックして、追加したい相手の電子メールアドレスかWindows Live Messenger IDを入力する。「Network」プルダウンメニューから「Windows Live」を選択すると、そのユーザーがYahoo! Messengerの友だちリストに追加される。

 双方ともが最新版のIMソフトを使っていることが条件となる。Windows Live Messengerチームのブログではほとんどの国で対応済みとしているが、日本ではまだYahoo! Messenger 8がリリースされておらず、未対応のようだ。

 これで、Yahoo Messenger と MSN Messenger の双方を使う必要も無くなり、PCにも優しいソフトになったと言えよう。

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