2006/09/30

Fiji 1st and 2nd day

19時出発のエアーパシフィックに通常乗り込むのであれば2時間前に到着していれば問題ないと思うが、今回は空港で航空券を受け取らなければならないし、もしかしたら勝手にチェックインされている状態かもしれないので、窓際の席を絶対ゲットしたいこちらとしては、空港での作業をできるだけ先に済ませておきたいと考えていた。だから、いつもよりも更に1時間前の3時間前に到着し、HISの引渡しカウンターへ向かう。成田空港第2ビルの団体航空券引渡し場所は絶対込んでいると思っていたのに、案外変な時間だからかもしれないが空いていた。航空券を受け取ったあとは、すぐにチェックインカウンターに向かうのであるが、HISでは事前チェックインをしていなかったのでラッキーである。これで好き勝手な席にチェックインができることが分かった。さらに、もらった航空券の予約クラスをみると、アメリカン航空のFFPでも溜まることが出来るクラスだということがわかったので、これでマイルについての整理も安心。あとはチェックインカウンターが開き、乗るまでの準備が全部できればいいと思う。

チェックインカウンターが開く頃には、エアーパシフィックでチェックインしたい客がずらーっと並んでいた。自分達が並んでいたときには前に数人しかいなかったのに、これ全員がフィジーに行くのか?と考えるとなんだか笑える。客層も新婚カップルばかり仮名と思ったら、そうでもなさそうで、もしかしたら、フィジー経由でどこかに行く人たちも入っているのだろうかと考えさせられてしまう。さて、チェックインだが、早い段階でのチェックインだったので、前のほうの窓側をゲットできる。いちおうリクエストで「前に席が無い座席は空いてますか?」と質問してみたのだが、残念ながら子連れの客が今回はいるらしいので、そういう人たちに優先される席だから無いとのこと。まぁ、それなら仕方が無い。さらにカウンターではマイルの登録をしてもらう。搭乗券に自分のFFP番号が入っていれば、登録完了の証拠である。荷物も、大きなトランクケースを持っていったわけじゃないので、本当ならば機内持込にしても全然平気だと思われるのだが、空港内で荷物を持ってウロウロしても仕方ないし、フィジーに到着しても、他のツアー客を待たなくてはいけないだろうから、預けてもいいんじゃないの?と思い、今回はトランクを預けることにした。

続いて現地通貨への換金ではあるが、これは迷った。現地で換金したほうが良い場合もあるし、日本で換金したほうが便利な場合もある。今回は、Travelexでフィジーのフィジードルも換金可能であることを知ったので、ここを利用してみることにした。手数料はTravelexで行えば無料であるが、現地で換金した場合、1回の手数料で5フィジードルも取る事を知っていたので、多少多く換金してもまた戻せばいいかと思ったので、日本で全ての換金をしてしまうことにした。現地フィジーは、比較的カード文化が浸透しているので、あまり現金は使うことが無いだろうとは思っていたのだが、それでも現地で何をするのか決めていなかったので、困らないように2人で6万円分だけ換金することにした。レートは、当日1フィジードル78円。これが高いか安いかはかなりの賭けだ。まぁ、計算上は現地では1フィジードル80円と考えれば問題ないだろうと考えるようになる。ところが、このフィジードルを換金したとき、日本では最高額の50フィジードル札が存在していなかった。最高でも10ドルフィジードル札しかなかったため、約750フィジードルに換金されたお金を持っていくときに、10フィジードル札の束×5セットと、日本円へ変換したばかりの使い古しの50フィジードルを4枚入れてもらうような怪しい組み合わせになった。枚数で言うとかなりの数である。

換金もしたしやる事無いなーと思い、早速出国手続きをする。ゴールデンウィークでも夏休み期間でもないので、あまり出国手続きは混んでいなかった。ゲート向こうの免税店はいつも思うのだが、なんだか狭いし、似たような店が並んでいるし、もう少しどうにかならないものかといつも思う。シンガポールのチャンギ空港のようなものを良く見ているから、目が肥えてしまっているのかもしれない。意外に日本の免税店は物が少ない。エアーパシフィックの搭乗ゲートは、一番外れにある88番ゲートだった。遠すぎ。やはり弱小航空会社なので、便利な場所を確保することができないのだろうかと勘ぐってしまう。待合席で待っていると、これから南国でバカンスしたいとおもっている新婚カップルが多くやってくる。服装ももう既に南国用の薄着をしているひとが結構多い。乗る前からわくわくしているのだろう。ところが、数人スーツを着ている人もいて、周りの客とは違う雰囲気を醸し出していたので直ぐ変だなーと分かってしまう。あとで分かったことだが、どうやら外務省関係の職員だったようである。飛行機に乗り込んだら、近くの席になっていて、彼らの会話を聞いていると「こんなときにスーツを着ているのは我々役人くらいでしょうねー」と言っていたからだ。

搭乗時間になり飛行機に乗り込む。機内にはフィジー人かインド人のクルーが「ブラ~!」と挨拶してくる。気分はもうフィジー満喫である。今回の飛行機はビジネスクラスでも3列しかないくらいの飛行機なので、意外に小さい。その前のほうだったので、降りるのは楽だ。夜出発の飛行機なので、ご飯のサービスが出た後は寝れれば良いと思っていた。ちなみにご飯は下記の通りのメニュ。夜ご飯はチキンか白身魚かどちらかを選択できる。

機内のアメニティとして、エコノミーでもシンガポール航空なみに、歯ブラシ、目隠し、靴下が入った袋をくれるので、これを有効に活用するのも良いだろうとおもう。

到着前の朝に提供されるメニュは、簡単なパンケーキを基本とした下記のようなメニュである。 フィジー到着は現地時間で朝の6時半。予定より少し早い時間に到着。ナンディ国際空港には到着したのだが、大きな飛行機が全然停まっていないことに気付く。あら?ここは田舎の空港か!?と疑ってしまうくらいである。本当にこじんまりしている。到着したときに、違う滑走路からプロペラ機が飛び立ったのが見えた。なんだかほのぼのしているなーと感慨深くなる。

荷物を受け取り入国審査を受けたあとは、HISの係員が待っているところに行く。やはりHISのツアーを使っている人は多いみたいで、他の客がくるまで待ってくださいと空港内の待合室で待たされる。日本出発時に多少の厚着をしてきたので、この時点で、トランクに長袖類を全部片付けて、南国の服装にチェンジ。朝の7時ごろだというのに、既に青空が眩しいし、日差しが熱そうなのは良く分かった。予想通りのバカンスを楽しめる場所にきたというわけである。HISの係員が「いきますよー」と呼びにきた。既に時計は8時を廻っていたし、待ちくたびれたこともあるのだが、それでも外のバカンス気分を弾けさせてくれる天候に大満足である。HISが用意したバスでホテルへ移動するが、道中、ちょっと気になっていたナンディの町の真ん中を走っていく。想像はしていたが、大都会というわけでもないので、見るところもなにもない。あとで歩いてでも行って見ようかと少し渡航前に期待していたのだが、実際の街中の様子をみたら、やめようとおもった。いずれにしても、今日が日曜日だったので、マーケットも開いていなかったのが原因だとは思うが、それでもそれほど賑わっていそうじゃなかったので、滞在中街中には行かないことにした。

デラナウ島はナンディから小さい橋を渡ればいける。その橋を渡ってすぐのところにあるのがソフィテルホテルである。だから、ツアー客の中では最初に降りることになった。ホテル到着後は、やはり現地係員の多少の説明があり、チェックインも夕方になるのかなと思っていたのだが、朝から部屋に入ることができた。
部屋に入るとやっぱりバカンスに相応しい部屋の作りになっていて、大満足。L'occitaneのシャンプー・リンスセットが用意されていたのも嬉しい。ところが到着してすぐに遊びに行こうと思ったのに、なぜか部屋に入ることが出来た途端、眠くなってしまった。飛行機の中ではあまり熟睡ができなかったらしい。だから、昼まで寝てしまった。せっかく天気が良いので、すぐにホテルのプールで遊ぼうとは思っていたのだが、元気が無かった。ようやく目が覚めたところで、まずはホテルの中を探索する。脳天が溶けそうなくらいの暑さと真っ青な空にうっとりする。しかしながら、ホテルが面している海はお世辞にも綺麗じゃない。砂浜は強引に白い砂をどこからか持ってきているので、なんとでも修飾できるのだろうが、肝心の海が江ノ島辺りの海の色と変わらないのを見ると、幻滅する。それもワカメのような海藻が海に打ちあがっているのをみたら、リゾート地の海岸とはとてもじゃないけど思えない。海さえ見なければホテルの雰囲気と光景はとても素晴らしいと思う。そういえば、HISの人もホテルに行くバスの中で「デラナウ島の海岸は綺麗じゃ有りません」と言っていたのを思い出した。ホテルのプライベートビーチで楽しむ人はいても、海に入っている人は居ない。これからフィジーに行く人もホテルの海では泳がないほうが良いだろうとおもう。
ホテル内には3箇所のレストランがあることが分かった。1つは朝食にも利用されるバイキング形式、1つはプールサイド沿いにあるオープンテラスのレストラン。もう1つはドレスアップが必要な少し高級の感じのレストランである。早速お腹が空いたので何か食べようと思い、天気もいい事だし、ここはオープンテラスのレストランで昼ご飯を食べることにした。そういえばフィジーのご飯って何だろう?と思うのだが、意外に大した料理はないことを先に述べておく。ここでは、タンドリチキンのケバブ(Tandoori Kebab)と辛めのカレーである Jungley Bheda を注文。飲み物はフィジーのビールであるFiji Bitter を注文。
チェックアウト時に清算できるよう、ここでは部屋番号だけ言えばいいとおもっていたが、後で清算するのも嫌だったので、毎回毎回ニコニコ現金払いをすることにした。お釣りを貰ったときに、初めて50セント硬貨をこのときに見る。フィジーの50セント硬貨は、なんと12角形の形をしている珍しいコインだ。コインマニアが居たら絶対涎がでてくるだろうとおもった。それも意外に大きい。その他紙幣に関しては、すべて元イギリス統治下の領土を象徴するようにエリザベス女王の肖像画が入っている。
これだけ天気がよければ明日も天気が良いだろうと勝手に想像し、ホテルのコンシェルジェを兼ねているツアーデスクに行き、離島へのオプショナルツアーを申し込もうとした。事前にHISからもいろいろなオプショナルツアーが紹介されていたのだが、条件も値段も実は現地で申し込むのも事前予約だったのも同じであることにここで気付く。しかしながら、事前に予約していたほうがメンバー数が限定されるようなツアーでも参加できるので便利だと思う。しかし、現地の天候はどうなるのか分からないので、現地に行って考えるのもいいことだろう。今回はそういう意味で現地で申し込みをした。まず明日は、無人島のSouth Sea Islandへのツアーに参加することにした。1日コースと半日コースの2種類があったのだが、最初から飛ばすのも疲れると思ったので、半日コースを申し込む。1人の値段は79フィジードル。現地での昼ご飯代、滞在中の飲み物は自由に取り放題、軽食もあるらしくそれもフリー。そして、シュノーケリングの無料貸し出しがあるのは魅力的だった。この時に見逃していて現地に行って分かったのだが、セミサブマリン乗船(船の水深部に乗り、海の中の魚や珊瑚礁を見ることが出来る。船自体が全部潜水するわけじゃない。)も企画されており、それもフリーで乗れる。至れりつくせりで比較的安い値段なので、これだーとまずは申し込む。どうせなら、他にもついでにツアーの申し込みをしようかと思って欲張って、1日置いた3日後にも参加するツアーに申し込んだ。これは場所を変えて、Treasure Island への半日ツアーである。こちらは89フィジードル。昼ご飯と滞在中のシュノーケリングは勿論フリー。ただ、Treasure Island は無人島ではなく、リゾートコテージが存在する場所である。滞在型で行く人が多い場所でもあるらしい。いずれにしても、ホテルのあるデラナウ島から船で1時間以内の近い場所なので、半日もあれば十分遊べるだろうと、ここでは申し込んでしまう。後者のツアーの申し込みは後に分かるが外れであった。このときのツアー代金も部屋につけることができたが、あとで分からなくなると思ったので、カード支払いにする。

ここで1つ思い出したことがある。フィジーのコンセントは220ボルトなので、変圧器が必要なのはわかるが、ソケットの部分が実は日本のように、2本の差込が丸や平行にはなってない。どういう形かというと、穴がカタカナの「ハ」の字になっているのである。これでは、持ってきた変圧器は使い物にならない。変圧器が使い物にならないとどうなるかというと、

1.デジカメを毎晩充電できない。滞在中たくさん写真をとろうと思ったのに、充電量をきにしなくてはいけなくなる

2.空港で借りた海外専用の携帯電話の充電ができない。何かのために海外でも電話をとることができるよう、念のために持ってきたのに全く意味が無くなる。

3.ポータブルゲーム(Nintendo DS Lite)の充電ができなくなる。いちおう電源は満タンにしてもってきているのであるが、どこでその充電量が経るかわからない。

4.mp3ウォークマンの充電ができない。リゾート地でボーっとしていたので、プールや海沿いで、音楽を聴きながら本でも読んでいようかと思って居たのに、これが出来なくなる可能性がある。

そこで、急遽町に行って「ハ」の字タイプのコンセントを平行タイプに変換するソケットを買いに行こうと思ったのだが、そもそも今日が日曜日であることに気付く。ホテル内にコンビニがあるのは分かったので、そこにある仮名と思ったのだが、見つからなかった。充電ができないといろいろ不便だと気にしたところ、ホテルまで送ってくれたHISの人が偶然にもホテルエントランスに居るのを見つける。この人を捕まえて、電源の事情を説明すると、「そんなのフィジーには売ってないと思いますよ」と切ない答え。だけど、この人は偉かった。我々がコンビニで探しても見つからなかった変換コネクタを、なんと同じ店で見つけたのである。あんたは神様だー!ツアーを申し込んでツアコンのありがたさを知ったのはこのときが初めてだと思う。もし、今回HISのツアーではなく単純旅行だった場合には、なんとかしたかもしれないが、ここまで人を使ってコネクタを探せたかどうか疑問である。バッテリーを気にして、十分旅行を楽しめないかもしれないのだ。フィジーに行く人は、「ハ」の字コネクタを変換するものを持ってきたほうが良いです。


夜はバイキング形式のほうでコンチネンタル風バイキングと書いていたので、なんだろうと試しに行ってみる。食べ放題とフルーツジュースは飲み放題のバイキング形式にいってみるのだが、これが大失敗。どこがコンチネンタル風のご飯なの?と思う。食べものが貧相な国においては、やはりご飯は期待できないのが良く分かった。もう二度とここのレストランは夜は行かないでおこう。

夜のホテルの中は、至る所にガスを使った松明風のライトが雰囲気をさらに盛り上げてくれるし、それだけではなく、プールを中心にライトアップもいい雰囲気だった。

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