2006/09/30

Fiji 4th day

今日は朝から変な天気である。昨日あんなにも天候が良かったのに、フィジーも雨が降るのだろうかと残念に思う。今日は別に何処に行くつもりもないので、ホテルの中や傍のホテルに遊びに行ってみようと思った。天気も悪いし、昨日離島に行って遊びつかれたこともあるし、ホテルのプールで泳ごうと思っても、天気が悪いのであれば、バカンス気分にもならないとおもうからだ。しかし、ホテルがある海岸沿いを歩いても面白くない。なぜなら、前のblogでも書いたとおりに、デラナウ島の海岸はお世辞にも綺麗とはいえないからである。ほとんど湘南の海と同じである。幸いにも、隣にあるシェラトンホテルには、海岸沿いを歩けば簡単に行けることが分かった。ホテルとホテルの境には何もフェンスもないからである。しかし、この日は特に隣のホテルまで遊びにいこうという元気が無かった。

ホテルの今日のイベント情報を見ると、今日は夕方からホテルの敷地内でメケショーとフィジーの郷土料理であるロボ料理を作るところが見られるらしい。ロボ料理とは、南太平洋一体で食べられる料理で、地面に穴を掘り、焼けた石を中におき、そこへ鶏肉、豚肉、魚、タロイモ、タピオカ、野菜などを入れ、バナナの葉を被せて3~4時間蒸し焼きにする方法で調理をする。これはそのロボ料理を作るための準備をしているところ。

フィジーには新婚カップルが多いことは前にも書いたが、ホテルの敷地内には、現地で結婚式を行うための施設として、だいたいのホテルにはチャペルがあるのも面白い。滞在中は残念ながら、ここで結婚式を行う人は居なかった。

一通りホテル内を散策したら、昼ご飯を食べるのを忘れていたので、ホテル内のレストランで軽く食べる。このときの昼ご飯は、ピザとデザートとしてプリンをチョイス。
そうこうしているうちに、今まで曇っていただけだったのが、本格的に雨が降って来るようになった。せっかくのバカンスなのにこれじゃフィジーにいる気分が損なわれてしまう。プールのほうを見たら、まだ夕方になっていないのに、ほとんど人が居ない。みんな部屋の中でぼーっとしているのだとおもう。多分、滞在中は雨が降るだろうということは考えていたので、部屋で遊べる道具はいろいろ持ってきた。2冊の本と Nintendo DS Lite とmp3ウォークマンである。部屋のなかにあるテレビは、つまらないテレビ番組しかなかったので、そういえば、最初の日以外全然テレビをつけなかった。だから、世の中の動きからまったく隔離されてしまった感じがする。部屋の中にいると、それだけでもバカンス気分になるのだが、本を読んでたまにゲームをしてという生活を部屋の中でやっていると、なんだか時間を忘れてしまい、とても贅沢なことをしている気がする。フィジー時間にあわせて、「日が昇ったら起きて、日が落ちたら寝ればいい」という究極の「おきらくごくらく人生」が送れてしまうのはいい体験が出来たと思う。

ずっと部屋にいるのもつまらないもので、メケショーが始まりそうだから、少しホテル内をうろうろしてみることにした。ちょうど昼間にロボ料理の準備をしていた辺りに人が集まっていて、何をしているのかなーと遠目でみていると、蒸し焼きにした料理を取り出そうとしているところだったようだ。雨が土砂降りだったので、近くまで行って見ることはしなかったが、この雨の中でご苦労なことだとおもう。
メケショーはホテルの案内では17時半からと書いてあったが、だいたいどこでそれが開催されるんだろう?
うろうろしていると、それらしい衣装を着た人たちが何処からとも無くレセプション近くに集まってきた。この人たちがもしかしたらメケショーをする人たちかもしれない。付いていけば良いだろうと安直に思っていたら、そのとおりだった。本来ならばプールサイドで行われるところ、今日は雨が降っているので残念ながら建物の中で行われるとのこと。メケショーとは、フィジー伝統芸能でストーリー性があり、男子踊りは戦いの前に勇気を奮い起こす為であり、女性の踊りは客人をもてなす意味をもったものである。素朴な踊りなのだが、男子は踊りのときに木の槍を用い戦いを再現したりするので、とても迫力がある。一方女性のほうは和みの雰囲気を醸し出すような踊りで、見ていて心地よい。さて、この日のメケショーは、踊りの披露の前に、フィジーの伝統の衣装の紹介から始まった。未婚の女性の衣装、既婚の女性の衣装、男性の衣装の紹介が始まったあとに、踊りがスタートした。

服装として、これは若い女性の服装

これは既婚の女性の服装
これは男性の服装

メケショーの一部の様子。メケショー自体は動画で録画したので、ここでは写真撮影は無し。
メケショーのあとは、朝食を食べるところでロボ料理を振舞うバイキングが開催されていたので、それを食べに行ってみることにした。
しかし、これのどこがロボ料理なのかと思うものがたくさんある。確かにバナナの風味がある肉や、パイナップルを上げたフライなどのような変わった料理もあったことはあった。
明日は晴れるのだろうか?

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