2010/07/05
ATMの長蛇の列(Singapore)
リトルインディアに居ると、どこに行っても人がたくさんの人がいるということは、さっき記載した。一番顕著だったのは、銀行関係の施設への長蛇の列だろう。特に顕著だったのは、銀行のATMの前だ。他にもATMはシンガポールなら腐るほどたくさん街中にあるはずなのに、なぜかリトルインディアにいるインド系の人たちは、この狭いエリアから出ず、近くにあるATMへ長蛇になっても並んで自分の番を待っている光景だ。
ATMなので、自分の銀行口座から金を下ろすために並んでいるというのは分かる。でも、こんなに並ぶのであれば、もっと前もって金を下ろせばいいのになとは素直に思う。が、これは日本でも実は同じで、給料日あたりになると、ATMに並んでいる人たちが結構いるのと似ていなくも無い。このリトルインディアで、ATMに長蛇の列ができているのは、金の引き落としだけではなく、実は稼いだ金の送金をしているという人が多いからなのだそうだ。
出稼ぎ労働者として、スリランカやバングラディッシュあたりからやって来た人たちが本国の人たちに送金をしているための長蛇の列である。ちゃっちゃかATMでの振り込み処理ができるわけも無く、一人当たりのATMを占めている時間がめちゃくちゃ長いので、必然的に長蛇の列ができるのだ。毎日でもATMに行き、振込み処理をしているのであれば、慣れているから早いのだろうが、たまにしかしないような場合だと、たまにしかビデオ予約をしないばあさんが、あたふたしながら予約しているのと同じように時間がかかるのである。
何時になったらATMが使えなくなるとか、ATMの手数料が変わるというのはないので、のんびりしたインド系の人たちは、入金・出金・送金の手続きを長時間かかってでも並んで行うのだろうと思う。
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