ドブロブニク滞在中には、一度は絶対聞くだろうというのが、スポンザ宮殿隣りで、レストラン・アーセナルの間にある時計台の時報だろう。毎時になるとその時間だけ鐘がなるため、地元の人たちの時計代わりになっている。教会の鐘は、中途半端な時間になるのがほぼ常識になっていたりするのだが、ここの時計台の鐘は毎時0分になるので、時計の時間を合わせるのにもつかえるものだ。そして、毎時の時間に合わせてなる鐘の数が異なるという意味では、一般的な鳩時計と同じと言えよう。
別にこの時計台の鐘は、なにか特別なものがあるというわけじゃないのだが、鐘のなるところをよーく眼を凝らしてみていると、実は鐘に対して両脇から鐘を叩く人形がいることに気づくだろう。その人形の存在を知るには。総督邸(Knezev Dvor)の中にある展示物を見ないとぜんぜんわからないと思う。総督邸には、前に時計台の鐘を打つ人形として使われていたものが展示されているので、等身大の人形を見ることができる。人形は青銅でできたものであり、名前もちゃんと2体には付いている。名前は「Maro」と「Baro」。どちらがどれなのかちっともわからないが、確か説明書きが総督邸のところに記載されていたとおもうので、興味がある人はそちらを確認したほうがいい。
1回の鐘を突く度に、両側の人形のうち、片方の人形が動くという趣向で、その動きはあまり大きな動きをしないため、眼を凝らしてみていないと全く動いているのかどうかが確認できない程度である。双眼鏡を持っていって見たほうがいい。特に、12時のときには12回も鐘を打つので、そのときのほうが打っている様子を確認でき安いだろうと思う。
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