クロアチアに到着したのはいいが、そういえば、クロアチアの通貨を持っていないことに気づく。そこで空港で両替をしてみた。よくブログで日本円からクロアチアクーナへの両替ができないという記事を見ていたのだが、ドブロブニクの空港でも両替はできる。これもあとで記載したいが、最低限のお金だけここでは両替しておいたほうが良いと思う。ここ空港でのレートは1ユーロ=7クロアチアクーナで固定されていた。これをベースに各国のレートが決まっていたのだ。
さて、市内への移動はここはバスを使うのが便利だろう。だいたいの場合、クロアチア航空の到着に合わせてバスが運行するようになっているからだ。多少、荷物を受け取るのにもたもたしていたり、両替しなくちゃということでもたもたしていても、まずは問題ないだろう。かなりバスはまってくれているからだ。それでもバスに乗れなかった場合にはタクシーで移動するしかない。
バスは到着ロビー前から1人35クロアチアクーナで市内までいける。支払いは、乗り込む前に支払うのではない。なぜか少しバスが走ったあとに、切符売り専門のおっさんが乗り込んできて、そこで一人一人に手売りするのである。切符スタンドでも置いておけばいいのにとおもうのは、先進国からの旅行者の考え方なのだろう。あと、バスは右側のドアから入るのだが、なぜかトランクは左側のところに入れる場所があり、最初トランクをどこに入れればいいのかわからず、バスの運転手が指でぐるぐるしているので、「トランクを車内に持ち込むのか」とおもっていたが、「へいへいへいー」というおっさんの言い分でそれが間違いだと気づく。運良く、なぜかバスの一番前のそれも運転席の真後ろに座ることができた。ほとんど最後に乗り込んで、バスは満員だったのにも関わらずである。そう。このバスでは乗り場所がとても大事だということがあとでわかるのである。それはこのバス、空港からの単なるリムジンバスというだけでは終わらず、最高の景色を駆け抜ける素晴らしいバスだということがわかる。
空港の位置はドブロブニク市内ではなく、ドブロブニクから15km南にあるツァヴタト(Cavtat)という街に属している。そしてドブロブニクに向かう道路が、断崖絶壁のような道をひたすら走り、それが単なる山の中ならつまらないが、左にアドリア海が丸見え状態になっており、それをワインディングロードが目の前に広がっているという風景をバスは走行していく。そんな場面であれば、もう運転席の真後ろで、それも左側に座るというのは一番ベストポイントであるのは間違いない。その座席が最後の最後まで空いていたというのがとても不思議だった。バスは最終的にはドブロブニクのバスターミナルに到着するのだが、そのバスターミナルは、旧市街からかなり離れた場所に存在する。そんなところまで行って、旧市街に戻ってくるのは面倒くさい。しかし、バスはバスターミナルに到着する前に、旧市街の一番のメインゲートであるピレ門の目の前にあるバス乗り広場に一度停車する。だから、旧市街もしくは近所に泊まっている人はこのバス停で下りるのがいいだろう。おっさんが「ぴれー!!!」と叫ぶので、そこがピレ門であることがわかる。バスはこのピレ門に到着する前までも、うねうねとした山道を通ってくるので、旧市街に近づいてきても最後までワクワク感は終わらない。時間にしてみるとたった30分ではあるのだが、快適で最高の景色を見ながらのんびり行ってみるのも良いだろう。
ただ、時間帯によっては、ピレ門近くになると、大渋滞になってなかなか目的地に到着できないということもある。なぜならピレ門に行こうとする歩行者の波が途切れないために、そこを通る車が立ち往生してしまい、なかなか進まないからである。そして帰りはピレ門からは乗れない。バスのルートは同じところを通らず、もっと山沿いの高速道路のほうを通っていくからだ。だから乗る場合にはバスターミナルまで一度行かないといけない。
バスターミナルに行くには、ピレ門前の広場から路線バス1番に乗っていけばいい。ただしこのバス大混雑なので注意だ。さらに、空港まで行くバスは、毎日バスの運行時間が変わる。曜日によって決まっているということもない。基本的にはクロアチア航空の出発に合わせてバスが運行されるので、飛行機が飛ばない時間帯になると、バスは走らないし、飛行機が欠航した場合にはいきなりバスが動かなくなる。だから、毎日その日に旅行案内所に行って出発時間を聞くべきである。今回も自分がドブロブニクから移動する際にバスに乗ろうと思ってバスターミナルに行ってみたら、目的の16時半のバスがいきなり運休案内になっていた。前日旅行案内所に見に行ったときには、16時半のバスは存在していたのにである。これだけは注意だろう。
そして、バスではなくタクシーで移動する場合には結構掛かる。ドブロブニクのバスターミナルから空港に向かう際には32ユーロだった。最初タクシーに乗る際に、メーターが付いていたのにも関わらずぜんぜんメータを使わないので、いったいいくらなのか?と聞いてみたところ、ユーロで運転手は答えた。しかし、こちらはユーロを持っていないので、クロアチナクーナだといくら?と聞いてみると、220クロアチアクーナだと言っていた。別にこのレートは特にボッタくりの値段ではなく、ほぼ正規レートと同じである。もしかしたら、タクシーの公料金は決まっているのかもしれない。ただ、ベンツタクシーだったのですごい楽だった。いや、ドブロブニクのタクシーは全部ベンツだったといったほうが良いかもしれない。
1 件のコメント:
今度初めてドブロブニクに行くので、勉強になります
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