2013/09/26

ロンドンで見つけたもの


どの街もそうなのだが、街の中をふらふら歩いていると、いろいろなものに目が付き、是はなんなんだろう?というものを発見する。そういうものを発見すると、かつて雑誌VOW!に投稿されていたようなものを発見したような感覚に陥る。

今回ロンドンの町で見つけたものは、まずは、真っ赤な公衆電話。イギリスの公衆電話ボックスは基本的に赤色。このハコを見つけたら、公衆電話だと思ったらいい。しかし、日本と同様、イギリスも携帯電話の普及によってこの公衆電話を探すのが大変。ほとんど見かけないからである。とはいっても、公衆電話の溜まり場みたいなところはまだ残っている。それはオペラ座の傍。おそらく、オペラをみた帰りに携帯電話でタクシーや車を呼ぶときに電波が繋がりにくい場合には、こういう公衆電話から連絡するということをするのかもしれない。

しかし、公衆電話は1種類しかないとおもったら大間違い。日本ではもうすっかり廃れてしまった、インターネット公衆電話というのがここには存在する。青色のボックスになっているものなのだが、見た目は一般的な公衆電話と全く同じなので特に利用するときに迷うことはないだろう。
それと、イギリスといったら、なんといってもタクシー。タクシーは1種類しか車のタイプがないし、どれもこれも全部黒。日本のタクシーのようにカラフルな色では全然ないため、統一的な色だからバカでも分かる。そして、日本のタクシーのように普通の乗用車をそのままタクシーにしているというのではなく、車内の構造がちょっと違う。なんといっても、にほんの 乗用車のように、後ろに大なり小なりのトランクルームが存在するということがまずない。無駄なスペースなのである。運転手とエンジンルーム以外は全部乗客が使うスペースとして作られている空間があるのがここのタクシーの特徴。だから、後ろの席に座って、運転手と近い距離感で話をするということがあの車の中ではない。外から見ると車内は狭いように見えるのだが、実は車内が広く見えるという不思議。そして、トランクのような荷物があった場合には、どのように荷物を運ぶのかというと、乗客が座っている空間にトランクも入れてしまうというもの。これならトランクルームとしての空間もとても広いので、結構モノが入るというもの。なんで、日本のタクシーもこのタイプにしないのか不思議だ。絶対便利だと思う。もちろん、ロンドンのタクシーはメーター制である
歩いていると、一体どうなっているのかわかんない状態のものに出くわした。自転車が街灯に括りつけられているのだが、その繋がり方が、空中に浮いた形になっているので、、嫌がらせでやっているのであれば、これほどいやなものは無いだろうし、持ち主本人が大真面目に誰にも取られないように駐輪しているだけというのであれば、こんなに面倒くさいことは無いだろうと思う。
自転車といえば、最近ヨーロッパの大都市ではどこでも存在するのだが、自転車のレンタルバイクを提供しているところがある。料金体系や借り方についてはどういうことになっているのか詳しいことは分からないのだが、もしかしたら乗り捨てタイプで、借りた場所に戻さないといけないというのではなく、目的地に近い違う場所でも返せるというタイプのようだ。だいたいが大手金融系の会社がスポンサーになっており、そのスポンサーとしては単なる金儲けの会社ではなくボランティア精神に溢れている会社だというアピールでしかないような気がする。
それから、なんと事故現場に出くわしてしまった。街路樹が清掃用トラックに倒れてくる状態になっているところだ。なんでこうなったのかというと、どうやら街路樹があったあたりの道路舗装工事をしていたところ、誤って街路樹の根元を支える部分を根こそぎ掘り起こしてしまったのが原因らしい。その場面にたまたまトラックがやってきて、運転台と荷台の間にちょうど挟まったというオチの場面だ。その事故現場に出くわすのはめったにないのだろうか、街を歩く人たちも自分たちの持っていたスマホなんかで写真を撮り、それをツイッターやフェイスブックに上げているようだった。
 
 
かつてシンガポールの街中を歩いていると、なぜか歩道の白線がジグザグになっているところがあり、なんでそんなわけのわからない形になっているのだろうか?と疑問に思ったことがある。シンガポールの旧宗主国であるイギリスにも同じようにジグザグになっている場所が存在した。あれは単に眠気防止のために視覚的訴えなのかなという気もした。が、もう1つシンガポールで見つけて、ここにもあったとおもったものがある。それは、シンガポールのブギス交差点傍にある歩道用の横断歩道なのだが、対面の歩道に真っ直ぐにあるけず、一度中央分離帯のところで止まらせるために存在しているというもの。これを発表したイギリス人は一体だれなんだ?と本当に怒り心頭だ。
 
そういえば、イギリスのポストは日本と同じ赤色のもの。しかし、ポストをよーくみると、その設置時期によって形もマークも実は違うのである。現国王はご存知女王・エリザベス2世。それぞれの国王によって紋章というのが決まっているため、その紋章を知っていれば、これはどの時代のものかというのを知ることができるのである。郵便制度はかなり古い時代から出来た仕組みなので、それにあわせて古いポストを探すというのもありかもしれない。大体の場合は、ポストの横の位置に、王の紋章が見えるので、それを確認すれば良いだろう。
それとオシャレだなと思ったのが、電子広告付きのゴミ箱。これ、結構街中に存在していて、よくぶっ壊されないなと不思議に思ったものの1つ。デジタルサイネージが街中に溢れるというのは、平常時にも広告として便利なツールだと思うし、イベント時には、そのイベントを盛り上げるための装飾としても利用できるし、非常時においては、避難場所の表示などに利用できるから、こういうのをどんどん設けるのも良いだろう。ただし、一般道路に面しているところに置かれているので、車が衝突してこないのか?とハラハラする。あんなものをぶっ壊したら、きっと数百万円の弁償になるからだ。
金融街のシティあたりを歩いていると、駐車場への進入を防止するためのポールがオシャレなのに気づく。イギリス国王のお墨付きということでも言いたげなマークが入ったポールが立っている。これはロンドン全体で見られるというわけじゃなく、特別な地域にしか見られることはない。
最後に紹介したいのは、ロンドン市内の街の通りの名前。別にたいしたことは無いのだが、印象深い名前の通りを発見したので記録に残しておく。なんと「Love Lane」という名前の路地。名前としてはなかなかシャレているのだが、どうして「Love」なのか?!

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