2013/09/26

ウェストミンスター寺院(ロンドン)

館内の写真撮影は一切禁止であるが、歴代の国王が即位する戴冠式が行われるのがウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)である。1066年にウィリアム征服王(William II)が即位するときに初めてこの教会で戴冠式が行われて以来、ずっと続いている王家とはきっても切れない関係にある教会である。ただ、この教会は戴冠式で使われる教会というわけだけじゃなく、政治家や有名人の埋葬される場所としても使われているところである。現在の場所に寺院がやってきたのは、1245年のこと。ヘンリー3世の時代である。

内部の説明はオーディオガイドを持って歩くのが一番いい。このオーディオガイドは中身の濃い説明をしてくれるので、是非使ったほうが良いだろう。最初は分からなかったのだが、このオーディオガイドの元となるソフトは、実はiPhoneアプリとして無料でiTunesからダウンロードできるので、事前にiPhoneでもiPadにでも入れていって、予習をすることも可能である。寺院で借りれるオーディオガイドと全く同じものだからだ。

さてはて、ここの寺院は本当に荘厳であり、自ら静かにしたくなる雰囲気を持っているところである。寺院の西側から入る形で入館するのだが、そこはちょうど中間地点の場所。まずは入って右側に行き、無名戦士の墓が床に眠っているあたりまでいくことから始めたら良い。そこから順番に北上するような行きかたをすれば全体が観られると思う。

ここでは各種王家の墓がねむっているので、それをみるのがいいかもしれないが、歴代のイングランド王とスコットランド王のことを知らないと、それ、だれ?ということに鳴るので事前に歴代の王くらいは知っておいたほうが良いだろう。その国王・女王が居たときの時代背景と一緒に覚えておくと、歴史がとても楽しくなる。ここでの興味は、イングランドのエリザベス1世女王と、スコットランドのメアリー女王が一緒に埋葬されていること。その墓碑の違いについては顕著なまでに違うので、是非違いを見て欲しいと思う。

奥のほうに行くと、庭園がある。そちらに廻って外から寺院の建物を見るのも良いだろう。回廊風になっている庭園だが、特に面白みがあるとは思えない。
 
 

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)
URL : http://www.westminster-abbey.org/visit-us/language/japanese/welcome-to-westminster-abbey
Admission Fare : £18.00
Open : 9:30 - 16:00]
Audio Guide : iTunesのガイドはこちら

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