2012/09/27

またしてもオランダへ

毎年9月に取得している夏休みで、今回どこに行こうかと迷っていたが、勢いでオランダを選んでしまった。つい5ヶ月前にもオランダに行ったのに、またなんでオランダなのか?ということをよく聞かれたが、それは単純に、前回はオランダに行ったといっても、アムステルダムしか行っておらず、その他の地域に全くと言っていいほど行っていないからだ。キューケンホフ公園には行っているので、ずっとアムステルダムばっかりというわけじゃないのだが、それでも街中といえば、アムステルダムしかないので、その他の煽らんだの地域に行った後に、「もうオランダはお腹が一杯だ」といいたかったからである。

これが表向きの理由であるが、実はもう1つ理由がある。前回のオランダ旅行のときに、オランダ各地の美術館や博物館を無料で入館することができるミュージアムカードを買ったのだが、その有効期間が1年間あるので、その有効期間にもう1度オランダに行ってみて、片っ端から美術館や博物館に行ってみるのもいいなとおもったからである。カードがあるから、関係する建物にはいるための入場券を全く買う必要が無いため、その分お金を持っていかなくても良いことになるからである。

しかしアムステルダム以外のところに行こうとした場合には、オランダのどこに行くかは考えなくてはいけないところだ。オランダの国際的な玄関口はアムステルダムなので、アムステルダムを絶対通らないといけないというのはあるが、それはあくまでも空路でオランダに入るときのこと。それ以外なら鉄道でオランダに入る場合には、ベルギーやドイツからも入ることができるので、それでも良いとおもう。しかし、オランダはそんなに大きな国では無いので、アムステルダムから入らないという手段は、時間の無駄にしか無いと思う。ということになると、前回と同じようにシンガポール航空でシンガポール経由でアムステルダムまで行き、そこからオランダの行きたい場所に電車で移動するというのが良いだろうと考えた。

オランダの都市として面白そうなのは実は南部に集中している。オランダ第2の都市であり、世界的な大貿易港であるのがロッテルダム。ここは絶対外せない。さらに焼き物の街のデルフトや、現女王が住んでいる城下町のデン・ハーグ、そして学園町のユトレヒトとある。これらの街はロッテルダムを中心にして動けば、どこも1時間以内に行ける場所になっているので、今回はこういう利便性を考えたときに、ロッテルダムを活動の基点にしようとすぐに思いついたのだ。

となると、ロッテルダムのホテルはどこにしようかと考えるわけなのだが、実はいつも使っているスターウッドのホテルチェーンも近くには無いので、もうそういうポイント制のところは気にしないでロッテルダムでは場所がよくて、まぁまぁ良いホテルに使用かと思っていた。調べてみると、アムステルダムよりも同レベルのランクは断然安くなっているので、これなら多少ランクが上のところでも平気だなーというのは分かっていた。それで調べてみると、駅から歩いて2分くらいのところにホテルがあるのを発見。マンハッタンホテル・ロッテルダム(Manhattan Hotel Rotterdam)が今回は選んだところだった。

でも、ロッテルダムにはアムステルダム経由で行くことにしたのだが、アムステルダムに到着したらそのままロッテルダムに移動するということも考えた。だが、アムステルダムではまだ行ったことが無いところもあるので、そこも制覇してから移動したいと思っていた。だから、結局は、アムステルダムに1泊し、そのあとにロッテルダムに移動。最終的にはロッテルダムからスキポール空港に移動するということにしようとしたわけである。

しかし、アムステルダムからロッテルダムまでどのくらいでいけるのだろうか?オランダ鉄道のサイトを見てみると、各駅停車の列車で移動すると、1時間10分くらいかかるのだが、これがオランダの急行列車であるフィーラ(Fyra)に乗れば40分で到着することが分かった。ということは急いでアムステルダムからロッテルダムに移動しなくてもいいということがわかったし、頻繁に両拠点を移動するのはもってこいの移動手段なのだろう。たぶん、東京と大阪間の移動のように両拠点は違う顔を持っている。アムステルダムは首都であり、客寄せできるところ。ロッテルダムは商業都市であり、アムステルダムとは全く異なるわいせつ感が無いところなのだから。

行きたい都市はロッテルダムから移動するにも30分以内でいけることが分かったので、これはとても便利。各都市でイヤになったら、そのまますぐにでもロッテルダムにでも戻れば良いわけである。しかし、それはほとんどそんな必要がないことがあとから実際に行ってみてわかった。

今回のオランダ旅行は全般的にいろいろな都市をみることができたのだが、やっぱり南部に行けば行くほど人間味が溢れるような気がした。アムステルダムは猥雑で刺激的なところだと思う。セックスと麻薬のためなら良い場所だろう。それは単なる観光の1つのテイストでしか考えておらず、もっと純粋に観光を楽しみたいという人であれば、今回のような南部の方を攻めてみるのが一番楽しいだろうと思った。本当にアムステルダムとは全く違う顔である。そして、日本の地方都市と同じように、なぜか垢抜けない感じがするのと、それでも町全体が可愛らしい感じがするところだと改めて知ることができた。そして、観光客もそれほどウジャウジャいないのが良い。たぶん、ベルギーに近いのでベルギーのフランドル地方の要素が強くなってきたからなのだろうと思う。だから、ベルギーのフランドルのほうが好きな人はオランダの南部に行くほうをオススメしたい。

オランダに対して、つまらない、御飯が不味い、何も無いと3ない国家で、観光にはとてもつまらない場所だと思われているが、いやいやそうでもない。オランダもいろいろな顔を持っており、その良さがまだまだ日本に伝わっていないだけなのだろう。もっとたくさんの人がオランダに行き、それもアムステルダムだけじゃない場所にどんどんいって、そのよさを伝えたら良いとおもう。またオランダ側も日本に対して観光や商業での活発な出入りができるように宣伝が必要な気がするが、それほど日本人に対してはあまり良い思いを実のところはオランダはしていないのかもしれない。なぜならオランダはナチスに占領され、そしてナチスと日本は同盟国だからというのもある。オランダがナチスにめちゃくはされたのは歴史が証明されているからだ。

さて、今回の旅行記についてはいろいろ記載したいとおもうので、そちらをご覧ください。

Manhattan Hotel Rottedam
URL : http://www.manhattanhotelrotterdam.com/

オランダ国鉄
URL : http://www.ns.nl/

フィーラ(Fyra)
URL : http://www.fyra.com/

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