2009/02/22

崇福寺(長崎)

寺町通りを南下していき、さらに車通りがある祟福寺通りに出くわし、それを山側に上っていくと、目の前に祟福寺の門が見えてくる。ここは中国のお寺そのものである。全く日本風の風格を感じない場所であり、門から境内そして本堂においてすべてが中国なのだ。だから日本に居るのに、台湾や香港にいるような感覚になってしまうところである。

まずは門構えからして中国の寺のようだ。入館料を払ったあと階段があり、それを上っていくと国宝に指定されている第一峰門に出くわす。ここの門の文様はまるで日光東照宮の装飾にそっくりだ。境内にくると道教でおなじみの神様が観音菩薩と一緒に祀られていた。
また、ここは中国の寺と同じなので、お供えにされる蝋燭は白ではなく、真っ赤であるおめでたい色を意味する赤の蝋燭を使い、檀家じゃなくても誰でも奉納することができる。参拝した日は旧暦の1月15日であったため、一番のお祭りの時期だったため、朝から良い場所に蝋燭をたてようとしているひとが、好きなところに蝋燭を立てて商売繁盛を祈願していた。ランタン祭りにちなんだ提灯がぶら下がっているのを見ていると、さらにここは本当に日本なのか?と思ってしまう。

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