夜になって長崎の平和公園方面に行っていないことに気付いたので、行ってみることにした。平和公園辺りでは長居するようなところはないとおもっていたし、時間に気にせず見ることが出来ると思っていたから、後回しにしていた。
豚まんの桃太呂の店からは、春雨通り沿いにある「観光通駅」から路面電車に乗っていけば、1本で平和公園のほうにいくことができる。まずは浦上天主堂に行こうと思ったので、電車で松山町まで行く。長崎駅前を過ぎると、電車はほとんど路面電車ではなく、専用路線になるため、電車のスピードがめちゃくちゃ早くなる。だいたい長崎駅から10分くらいで松山町駅に到着した。
松山町駅から浦上天主堂にいくためには、線路と垂直に山側のほうに歩いていくとよい。夜に行ったために、ほとんど人通りがなく寂しい感じがしたが、天主堂へ行く道はそれほど細い道ではないため、道沿いにいけば簡単に行くことができる。
浦上天主堂は、長崎市内の大浦天主堂に負けまいと後で作られた天主堂であり、原爆投下の際には、その標的にされてしまった皮肉な天主堂である。高台の上に立っている天主堂にいくためには、車通りからは極端な坂道になっているので、結構登るのが大変だ。ただ、ここからの見晴らしはすばらしい・・・と思う。なぜなら夜に行ったから回りの景色は全く見えなかったからだ。まず最初に眼についたのは、小さい子供のキリストを抱いたマリア像である。ここに建てられた詳しい経緯は知らないが、この真っ白なマリア像は、キリスト教世界にすっと入っていくためには良い門に匹敵すると思う。夜なのであいにく中に入ることができなかったが、入り口のところには、1981年に来日した際、この浦上天主堂にもきたことを記念として、ヨハネパウロ2世の銅像が建っている。少し離れたところにキリストとマリア(だとおもう)の石像が立っているのが眼につく。ところが、キリスト像の左がわに立っている銅像の首がない。調べてみると、これは聖セシリア像なのだそうだ。音楽の神様である。そして、この3つの石像は原爆が投下されたときに傷ついたまま、現在までいたっているようである。
もう1つ不思議な光景を目にした。
それはこの3つの石像のほかに足元に、なぜか狛犬がいるのである。キリスト教と中華世界の融合?と思った。この組み合わせはとても面白い。昼間だったらもっと面白い写真として写っていただろうと残念に思うが、なぜここに狛犬が居るのか長崎の人に教えてもらいたい。
浦上天主堂
http://www1.odn.ne.jp/uracathe/
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