2009/02/22
ランタン祭り(長崎)
長崎のランタン祭りは、旧正月の時期にあわせて15日間行われる。今年は1月26日から2月9日まで行われた。この期間中は、長崎が中国色に全面的に染まる。中華街のところはもちろんだが、町一番の繁華街である浜市商店街や観光通のアーケードもそうだし、観光客が集まりそうな場所や通りには、提灯がずらっと下がっているのである。
メイン会場になる湊公園には、毎年干支にちなんだオブジェが置かれるようで、今年は牛年なので「金牛」。中国の諺である「力爭上游 扭(牛)轉乾坤」(高い目標をに向かって力を出しきって進めば、天と地だってひっくり返すことができる)にちなんだようだ。この諺の背景は、官僚になるための試験である科挙に関係しており、科挙という登竜門を潜ると、そのあとには権力と富を得られるからであり、そのため鯉と牛がモチーフになっているのである。うまいことをかんがえたものだ。それが巨大な8メートルのランタンになっているので、どこから見ても良く目立つ。その他にもたくさんの飾り物になるランタンがあるのだが、どれも漫画っぽくみえるのが笑える。そこが中国っぽい。中国系の寺院に行くと、仏像も道教の偉いひとたちも、みんな可愛らしい顔になっているので、あれはどうにかならないものかとおもうのだが、ここ長崎にしても同じで、日本人なのに中国の血が流れているような気がしてならない。メイン会場の湊公園には、ランタンのほかに商売の神様である関羽が飾られているのはいいにしても、その前に、豚のお供えがあるのにはびっくりした。これもやっぱり中国式なのか?!詳しい人は教えて欲しい。ランタン祭りの開催中には,その他にイベントがたくさん行われているのだが、注目なのは龍踊りと皇帝パレードと媽祖行列だ。これはランタン祭りの後半に行われており、今回の旅行の際には、まさにこのために行ったようなものに思われるくらい、ドンぴしゃりの日程だった。おかげで、日程を決めた後にホテルの予約をしても、全然ホテルが取れなかったわけだ。湊公園ではそういうイベントが最終的に行われる場所であるために、広い場所になっており、そこにはたくさんの客があつまりイベントを盛り上げている。ずっと立ち見で見ることになるので、いい場所を取るのも大変だし、背が低い人は見るのが大変だ。
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